最新のお知らせ
巣立ちプロジェクト2019~第4回「しっかりさんの一人暮らし」@東東京ブランチ
参加者数:高校生20人/ボランティア22人
来春、児童養護施設を退所する高校3年生を対象にした「巣立ちセミナー」の第4回目が、11月に東京や神奈川、千葉など各所で行われました。
今回は、東東京ブランチの模様をお伝えします!
会場は、セールスフォース・ドットコムさまにご提供いただきました。ご協力をいただいた皆様、どうもありがとうございました。
◆まずは、改めましての自己紹介♪
ベテラン講師・ぴおにーからの提案で、6~7人のテーブルごとに「実は私〇〇なんです!」という自己紹介からスタート。
面白いことを言おうと張り切る子もいれば、言葉につまるシャイな子も。
共通の趣味を見つけて盛り上がる場面もあり、サポーターや高校生がお互いに興味を持つ良いきっかけになりました。
◆知りたい!みんなのお金の使い方
場が和んだところで、次のお題へ。
「10円あったら何に使う?」という問いかけに、「10円って…」と困惑気味だった高校生たち。ところが「10万円あったら?」の問いには、「家電を買う」「やっぱり貯金する!」と真剣に考えていました。
◆恐怖!10万円の詐欺被害
「10万円があれば、買えるものがたくさんある」と分かったところで、ネタばらし。
実はこの金額は、児童養護施設を退所したみんなの先輩が詐欺被害に遭ってしまった時の被害額だったのです!
「怖いね」「うわぁ、気をつけよう」
そんな声が多く聞こえてきたことで、講師もサポーターたちも一安心。
これから巣立っていくみんながトラブルに巻き込まれないように、学んでほしいことがたくさんあるので、最後まで頑張ってね!
◆退所後の暮らしはどう変わる?
高校生に4月からの生活を聞いてみると、進学をする子と就職をする子は半々くらい。一人暮らしをする子もいれば、自立援助ホームに入所する子、シェアハウスに住む子など、さまざまでした。
4月からの暮らしがどう変わるのかをシミュレーションしてみると、平日は学校やアルバイト、仕事で忙しくなる分、「休日はひたすら眠りたい」という意見も多数出ていました(笑)。
みんな現実的だなぁ。
◆一人暮らしのお値段は?
昼食後はいよいよ本題!物件探しから契約まで、一人暮らしの流れを疑似体験しました。物件情報や契約書はもちろん、サポーターの中には本物の大家さんもいたりして、リアルなやり取りを教えてもらうことができました。
本番さながらのワークに高校生たちも本気で物件探し!
家賃や敷金、礼金、家具・家電にかかる費用を計算し終えた子からは「こんなにお金が掛かるんだ!」という驚きの声も挙がり、それぞれに新しい発見があったようです。
◆サポーターの失敗に学ぶ!?
ワークの合間には、「社会人の話」として、3人のサポーターからの発表もありました。私、れもんは「物件探し」を、とまとんは「一人暮らし」をテーマに赤裸々な体験談を披露。エリザベスは「トラブル事例」について熱く語ってくれました。
3人ともテーマは異なるものの、なぜか失敗の暴露大会のようになるオトナ達。長く生きていれば失敗の1つや2つや3つ…ありますよね!?
特に、空き巣被害や契約トラブルに遭ったエリザベスのドラマチックな体験談には、高校生たちも真剣に耳を傾けていました。
社会人の話を通して、大人だってさまざまな経験をしているのだということや、失敗してもリカバリーできるということ、1人で悩むより誰かに相談した方が早く解決するということを知ってもらえたのではないかと思います。
◆熱演!就職したAくんの失敗事例
児童養護施設を退所した先輩が実際に経験したトラブルを、ドラマ仕立てで振り返るワークでは、意外な才能を発揮する高校生もいました。
迂闊な言動で職場を辞めざるを得なくなったAくん役も、Aくんをそそのかす悪い先輩役も、初見で朗読したとは思えないほどの演技力!
高校生も大人も惜しみなく拍手を送っていました。
2人の熱演のおかげか、「Aくんの行動は何が間違っていたのか」「どうすれば良かったのか」といった議論も活発に行われ、同じような状況に遭遇した際に、どのように行動すべきかをみんなで確認することができました。
◆トラブルに遭ってしまったら
児童養護施設を退所した先輩達や、サポーター達がたくさんの失敗を経験していることからもわかるように、トラブルはいつ、誰が巻き込まれてもおかしくはありません。
日頃から防犯対策を行うことはもちろんですが、何よりも大切なのは「トラブルが起きた時に誰に相談すべきか」だと、ぴおにーは力説していました。
施設で暮らす高校生たちは、責任感が強い子が多く、他人に迷惑を掛けたくないと思ってしまいがち。だからこそ、「困った時は一人で悩まずに、周囲の信頼できる大人や公的機関、B4Sを頼ってください」というメッセージを改めて伝えました。
◆本日の振り返りタイム
振り返りの時間では、「困ったらここに電話すれば良いんだよね?」という確認をしている子や、「セキュリティにも気をつけて物件を選ぶようにする」と言っている子が多くいました。
今日の巣立ちセミナーが、みんなからトラブルを遠ざけることに繋がったら嬉しいな。
巣立ちもいよいよあと2回。第5回はクリスマスシーズンなので、みんなでケーキを食べたいと思っています。
もちろん、高校生たちが巣立つ前に知っておいて損はない情報も満載です!来月も楽しく学びましょう♪
サポーター:れもん

東東京ブランチのサポータのみなさん。お疲れさまでした & ありがとうございました!
里親・施設の職員さんと一緒に、今日も走り続けます![事務局スタッフコラム]
「ブリッジフォースマイルのスタッフって日中どんな仕事をしているんですか?」
ある時、ボランティアさんからこんな質問を受けました。
NPOのスタッフが実際何をしているのかわからない方も多いと思います。
B4Sのスタッフは、プロジェクト運営・退所者への個別支援・支援に関わる大人たちの人材育成など、目的ごとにチームに分かれて活動をおこなっています。そのなかで、私は「施設コミュニケーション」というチームに所属し、児童養護施設や自立援助ホーム等の施設の窓口となり、就活に関するセミナーや退所後の自立に向けた巣立ちセミナーなどのプログラム利用を促進したり、個別対応が必要な支援対象者がいれば専門支援チームに繋ぐ役割を担っています。
しかし、私たちが施設へ情報を提供しても、毎年利用する施設もあれば、様々な事情で利用していない施設もあります。B4Sは設立15年ですが、15年間でプログラムを利用したことのない施設が、じつは1都3県のうち11%あるのです。
15年も活動しているんだから、100%利用してるんじゃないの?と思われるかもしれませんね。
ですが、施設によっては日々の業務に追われ、子どもたちの退所後支援まで見据える余裕がなかったり、人手不足により外部の資源を活用するマンパワーがなかったりする場合もあります。また、B4Sのプログラムを利用するにも業務連絡や引率など職員の負担がかかり、現場ではとにかく人手が必要なのです。
それをどれだけカバーできるのか、 事情を一つ一つ聞き出し解決していくのが、施設コミュニケーションの仕事です。
私は4月に、プログラムをほとんど利用していない児童養護施設の担当となり、職員さんと入所中の高校3年生 Aさんの退所後の自立支援について話す機会が増えました。この施設は八王子から1時間という遠方にあり、アクセスの不便さから都心の会場に子どもたちを簡単に送り出せない事情がありましたが、今年度から八王子で集合型セミナーを開催することになり、職員さんへAさんの参加を打診してみました。
「毎年参加させたいと思っていましたが遠方で諦めていました。八王子なら参加させやすい!」と、就職活動や施設を退所することへの気持ちが向いていないAさんに対して、セミナーへの参加を強く勧めてくださいました。
結果、Aさんは、B6月「真剣☆発見☆Myキャリア」、7月「コミュニケーションセミナー」に参加しました。Aさんの参加したセミナーには私も毎回スタッフとして参加していたので、Aさんとの関係性も生まれ、セミナー終わりに本人から個別に就活の悩みを打ち明けられました。
Aさんの悩みを聞いた私は、それを施設に共有し、職員さんも日々の生活のなかでAさんの悩みに気づいていて、「ぜひ個別支援をお願いしたい」と依頼を受け、B4Sの専門支援チームに共有してつなげました。
専門支援チームとAさんで相談して、キャリアガイダンスツールである職業レディネステスト(VRT)というを実施したところ、就労へのイメージが具体的になり、Aさんは就活に意欲を見せ始めました。そして、9月には「高3就活セミナー」に自主的に参加するまでに!
現在は、全6回の退所後自立準備セミナー「巣立ちプロジェクト」に毎月参加しています。
施設に対して、資源であるB4Sの情報を提供するのが施設コミュニケーションチームの仕事ですが、ただ情報提供する一方的な関係ではなく、職員さんと一緒に協働し子どもたちに向き合っていきたいと考えています。また、今回Aさんへのサポートも、私と職員さんが連絡を取り合い、お互いに違った視点でAさんに働きかけたことで、就労への意識が自然と向いたのだと思います。
子どもたちに必要な情報を届け、利用してもらうまでの道のりは、決して容易なことではありません。未だに11%の施設は、B4Sのプログラムを利用したことがないので、全体を見てもまだまだ施設によって格差が生じているのです。その施設間格差を埋めることも、私たちのミッションの一つです。
子どもたちの生活の場にいる職員さんの想いや考えを知ること、そこから私たちが施設に必要なサポートを継続して提案していくこと。
これからも細く長く、双方にとってより良い支援体制を築いていけたらと思います。
(施設コミュニケーション らっこ)
【事務局スタッフコラム】 バックナンバーはこちら
【 私たちと一緒に子どもたちの自立を支援しませんか? 】
ブリッジフォースマイルでは児童養護施設等から巣立つ子どもたちと社会をつなぎ、彼らの自立に伴走する仲間を募集しています!
◆事務局スタッフ◆
●若者支援スタッフ(常勤)
子どもたちに必要な知識や体験を届け、安心できる仲間や居場所を見つけるための多種多様なプログラム運営をお任せします!
募集の詳細はこちらから
●管理部・事務業務補助スタッフ(パートタイマー)
ブリッジフォースマイルの活動を裏から支える管理業務をお任せします!
募集の詳細はこちらから
◆社会人ボランティア◆
●巣立ちプロジェクト
「巣立ちプロジェクト」は、児童養護施設等から社会へ巣立つ高校3年生向けに、一人暮らし準備セミナーを行っています。
ただいま、2019年度の「巣立ちプロジェクト」を一緒に作りあげていく社会人ボランティアを募集しています。ぜひご参加ください!
2019年巣立ちプロジェクトの詳細はこちらから
◆プロボノワーカー◆
「プロボノ」とは、ご自身が普段お仕事で発揮しているプロのスキルや経験を活かしたボランティア活動で、新しい社会貢献のスタイルです。現在、フォトグラファーとしてご活躍の方で、私たちに力を貸してくださる方を探しています。
フォトグラファー募集についての詳細はこちらから
◆はじめてこのホームページにいらしてくださった方へ◆

こちらは、弊団体の簡単な自己紹介です。
気になったところからお読みいただきましたら幸いです。
◆B4Sの佐賀での活動は、ふるさと納税によって支えられています
■ブリッジフォースマイルって?
私たちは、児童養護施設や里親家庭などから社会に巣立つ子どもたちが、未来への希望を持って生きられるよう支援する活動を、持続的かつ発展的に行っています。
>> 『スキルアップ研修』もご利用ください
社会的養護下にある子どもたちについての理解を深めたい方、これから子どもたちの支援に関わってみたいとお考えの方のご受講をお待ちしています。
■児童養護施設に入る理由のNo.1は、親からの虐待です
児童養護施設は全国に約600施設あり、2歳から18歳の子どもたち約25,000人が生活しています(2018年)。彼ら、彼女らは施設を出ると、仕事をして自ら稼いだお金で、住まいや衣服を整え、食事をして、生活をしていかなければなりません。
施設での集団生活から、いきなり1人暮らしを余儀なくされ、身近に相談できる大人もおらず、孤独感や孤立感を深める子どもも少なくありません。「頼れる親がいない、住む家がない、学歴や資格もない」という状況になりがちです。
親の同意が得られないから、インフル予防接種が受けられない!
>>『親権者の同意に関する調査』報告書はこちら
■子どもたちの未来を支えるために、社会人ボランティアを募集しています
私たちの活動は、多くのボランティアの皆様のサポート無しには成立しません。
ご参加には、特別な資格はいりません(子どもたちの背景を理解し、安心して活動するために、参加プロジェクトにあわせた研修の受講をお願いしています)。
ご参加をご希望の方に、定期的にオリエンテーションを行っています。
次回のオリエンテーションは、1月12日(日)です。
オリエンテーションへのご参加は…
>> こちらのボランティア募集のご案内をお読みのうえ、お申し込みください
>> あなたのスキルを私たちに貸してください【プロボノ:フォトグラファー募集】
■あなたに合ったカタチで、ご参加・ご支援をお待ちしております
「時間はないけれど、寄付ならできる」
「空いた時間で自分ができることをしてみたい」
あなたに合った子どもたちへの支援方法が必ずあります。
賛助会員(月1,000円~の継続寄付)、都度寄付、古本、
ファッションアイテム、生活必需品など
>> 寄付でのご支援は、こちら
「児童養護施設の子どもたちのために何かしたい。
でも、何ができるかわからない」
>> そんなあなたは、こちらもあわせてご覧ください
■退所者支援の現場から
支援に関わるスタッフ、ボランティアによる連載記事です。
14年前から自立支援、退所後支援を行っている団体として、退所後支援の現状、現場の声をお届けしています。
>> 【自立支援にまつわる現場の生の声】こちらからお読みください
■弊団体や弊団体が支援をしている若者がメディアに取り上げていただいています
NHKおはよう日本
>> 放送のダイジェストは、こちらでお読みいただけます (外部サイトに移動します)
>> NHKおはよう日本でご紹介いただいた『東京スター銀行奨学金』の募集要項はこちら
AERA dot. (外部サイトに移動します)
>> バイト代200万と顔も知らなかった父からの援助で…児童養護施設から叶えた大学進学の夢
>> 授業料免除に月10万の奨学金も 児童養護施設出身の学生を支援する大学続々
文春オンライン
社会的養護の「その後」#1 (外部サイトに移動します)
>>「苦しいのはわかるけど……」児童養護施設長刺殺が彼女たちに衝撃を与えた理由とは
社会的養護の「その後」#2 (外部サイトに移動します)
>>「日本の子どもは孤立している」児童養護施設出身者の“クモの糸”を増やすには
■ただいま、人材募集中です
児童養護施設等から巣立つ子どもたちと社会をつなぎ、彼らの自立に伴走する仲間を募集しています!
◆若者支援スタッフ(常勤)
子どもたちに必要な知識や体験を届け、安心できる仲間や居場所を見つけるための多種多様なプログラム運営をお任せします!
>> 詳細はこちらから(外部サイトに移動します)
◆管理部・事務業務補助スタッフ(パートタイマー)
ブリッジフォースマイルの活動を裏から支える管理業務をお任せします!
>> 詳細はこちらから(外部サイトに移動します)
★スタッフインタビュー:フルフレックスなB4Sの働き方をご紹介しています。
>> こちらもあわせてお読みください(外部サイトに移動します)



[説明会開催] コエール 2020 イルミネーターを募集します
当事者の声から社会を変えていく啓発プログラム「コエール」は2020年7月4日に昨年に続き2回目の開催をします。
「親に頼れなかった」自身の経験からスピーチをする若者(イルミネーター)を募集します。
◆コエール(Coyell)とは
「親ありき日本」。日本の社会制度や価値観は、実の親による子育てが当たり前という考えが前提ではないでしょうか。そのため、親を頼れず、社会からも守られずにいる子どもたちがいます。例えば、親からの虐待で命を落とす・・親から逃れて社会的養護に救われても、親ありきの社会制度に悩まされる・・。そんな「親ありき日本」を変えたいと考える人たちが、いまとみらいの子どもたちに向けて共同の(Co)応援(Yell)を発する場が、コエールです。
第1回目の「コエール2019」は2019年7月に実施しました。
詳細は、こちらのページをご覧ください。
◆イルミネーターとは
親を頼れない子どもたちの「不公平」を解消するために、自身の経験を基に、ステージに立ってスピーチする若者です。
※「不公平」の課題例
- 親から虐待を受けた経験、または十分な養育を受けられなかった経験がある。
- 児童相談所に保護されたが、その後の仕組みが不十分だと感じた。
- 親を頼れなかったために、周りにとって当たり前の経験が出来なかった。進路の選択に制約があった。
- 経済的、時間的、精神的に余裕のない親が追い詰められる姿を見ていた。
◆募集説明会(どちらの日程も同じ内容です)
- 日時: 12月8日(日)13:00-15:00(最長)
12月17日(火)19:00~20:30(最長) - 場所:千代田区大手町2-6-2 株式会社パソナ内 6階 6A会議室
- 事前に「お名前」「参加日時」を coyell@b4s.jp 宛にご連絡ください。
※応募したいけど説明会に参加できない場合は個別に下記担当にご相談ください。
————-
お問い合わせ
NPO 法人ブリッジフォースマイル コエール2020運営事務局 ジャーニー / てらみ
03-6742-6766 coyell@b4s.jp
◆応募条件、本番までのスケジュール等
詳細はこちらの募集要項をご確認ください。
現状を変えたい、社会に訴えたいという方、ご応募をお待ちしています。
【ご応募の締め切り 1/10(⾦)】
巣立ちプロジェクト2019~第3回「知って役立つコミュニケーション&性教育」@小田原ブランチ
開催日時・場所:2019/10/26 小田原ブランチ
参加者数:高校生11人/ボランティア15人
講師:ありぽん(前半)、ぴーこ(後半)
児童養護施設を来年の春に退所予定の高校3年生、4年生を対象にした『巣立ちセミナー』第3回が開催されました!
この日は朝から天気に恵まれて、国府津駅のホームからキレイに富士山が見えました!
さて今回は前半のコミュニケーションと後半の性教育で講師が変わる形になり、前半の講師は前回と同じくありぽんに担当いただきました!
そして後半の性教育は、講師初デビューの事務局スタッフぴーこです!
◆アイスブレイク
まずは簡単なゲームで頭と体をリラックス♪
あなたは5種類の動物(ウシ、ネコ、タヌキ、ウマ、オオカミ)を連れて旅に出ますが、残念なことに順番にお別れすることになりました。
さて、あなたがお別れする順番は?
えーと、なんだろー?
みんなそれぞれに悩みつつ選んでみましたが、講師ありぽんからの解説では、動物にはそれぞれ意味があり、一番最後まで残ったものはあなたが大切にしているもの、ということでした。
人によっては、仕事だったり、恋人だったり、お金だったりとグループの中でもみんなバラバラです。大切なものはみんな違うし、共通点もあったりとさまざま。
だからコミュニケーションって難しい。
そうです、今日のテーマはコミュニケーションということで、いかに相手を安心させられるかというありぽんのメッセージとともにセミナー開始です。
◆コミュニケーションのケーススタディ
【お題 ①】
初デートに相手が2時間遅れて、とぼとぼと歩いてきた。
待ってる間にチケットを買っていた映画も始まり、電話もメールも何も来ない。
そんな状態でずーっと待たされたあなたはイライラ・・・そんな時どうする?
こんなお題に高校生のみんなはから出る意見は、
「とりあえず理由聞かなきゃわかんないよね」
「怪我がないか確認しなきゃ」
「まずはお茶しておちつこう」
という感じでした。
このお題は、自分の気持ちもあるけれど、まずは相手に何が起きたのか想像してみよう、考えてみよう、という内容でしたが、小田原ブランチの高校生は答えになったように相手を責めることもなく、みんな優しい気持ちを持っているなーって、なんだかほっこりしました。
【お題 ②】
店長に予定外のバイトを頼まれたが断りたい。
明日はテストだからバイトしないで勉強したい。
そんなときなんて言って断る?
ここでも優しい高校生たちは「無理は無理だけど、次頑張ります」という意見が大半でした。
ただ、「何時までなら大丈夫?」とか、「1時間だけお願い」など、具体的な打診になったら断れないかも・・・みたいな意見もありました。
そうですね、人間関係は難しいものです。
けど、無理なものは無理といえる気持ちは大事ですね。
◆コミュニケーション診断
そしてここで事前課題をもとに自分のコミュニケーションタイプを診断するワークに入ります。4つのマトリクスで「建設的」「消極的」「無関心」「攻撃的」それぞれが描かれています。
巣立ちプロジェクトの合言葉でもある「I’m OK, You’re OK」な建設的コミュニケーションに近づくために必要なキーワードを自分で探して話し合ってみました。
◆ホウレンソウ・シミュレーション
午前の部最後はホウレンソウ(報告・連絡・相談)のシミュレーションワークです。
会社員になったつもりで様々なシチュエーションでの相談や連絡する方法を考えます。
出されたテーマは以下の内容です。
・部署の飲み会が多くて…あまり気乗りしない
・残業が多い。まだ頑張れるがちょっとしんどい…
・上司から毎日、 厳しく怒鳴られている気がする。辛い
・パートナーと結婚することが決まった♪
・残業時間中に上司、先輩も帰宅後にクレームの電話を受けた。電話で平謝りしその場で 対応し、電話を切った
社会人だったら、日常にありそうなことなのですが、高校生たちは「いつ」「どこで」「誰に」「どのように」ホウレンソウするか、一生懸命考えてくれました。
アルバイト経験があったりすると割と答えやすいものですが、結婚の話なんかは難しかったようです。
周りにいないし、そりゃそうだよね、なんて会話しながら社会人サポーターのフィードバックをもらいつつ、お待ちかねのランチタイムです♪
ランチは、前回の健康づくりのところで説明した「ちょい足しメニュー」をサポーターのけっこうさんが考えてくれました。
コンビニで手配した、お弁当・パスタ・サンドイッチ・おにぎり等の主食にサラダを一品選んで、自分の好きな組み合わせで食べるというカタチです。
自分の食べたいものと量を、ある程度調整できるので、高校生に好評でした♪
◆性教育
午後に入り、講師は事務局スタッフのぴーこに交代です。
テーマは「性教育」ですが、セミナーで伝えたいメッセージは「自分の体と心を大切に。そしてパートナーも大切に」ということで、ここからは高校生もサポーターも男女に分かれて座りなおしました。
最初のワークは「恋と愛」について、ということで社会人でも照れてしまいそうなテーマですが、高校生たちも自分の経験を踏まえていろんな意見を出してくれました。
「恋は短い、愛って長いイメージ」
「恋は異性とだけど、愛は兄弟とかいろんな人、動物、ペットとか幅広い感じかな」
「恋はドキドキする。愛はその先にある感じ?」
などなど、みんなのイメージは様々ですが、男子チームはなんとなく照れくささを醸し出し、女子チームは恋バナで盛り上がっているようです。
恋にも愛にもいろんな形があって、相手を思いやる気持ちが大事ということをみんな理解してくれていたらと思います。
そしてここからはもう少し真剣モードなテーマに入っていきます。
◆デートDV
結婚してない男女間でおきるDVのことを「デートDV」といいますが、10代女性では40%も被害の経験があるそうです。
「相手とずっと一緒にいたい」とか「ほかの人と仲良くしてほしくない」という感情が行き過ぎた結果のようですが、大事なのは相手の気持ちも尊重することですね。
女性だけでなく男性でも暴力を受けたというケースもあり、高校生も意外と多いということにちょっと驚きのようです。
◆将来結婚したい?子どもはいつほしい?
これはみんな意見がさまざまで、結構盛り上がりましたね。
なかには「一生結婚しない」という男子がいて、理由を聞くと「小学6年の時に告白してフラれて、それから一生一人で生きていくと決めた」んだそうです。
なるほど、そんなに彼女のことが好きだったんだね~と話を聞きながら、でもまだこれからいろんな出会いもあるんじゃないかな~という意見もありました。
他には「早く結婚して家庭を持ちたいんです」という意見も。
自分があまりいい家庭環境じゃなかったから、あったかい家庭を作りたいという気持ちなのだとか。
本当にみんな、自分の経験をもとにいろいろ考えているんだなぁと感心いたしました。
◆妊娠・出産
体も心も成長すれば、相手と触れ合いたい、セックスをしたいと思うのは当たり前のことです。でも、正しい知識がないと望まない妊娠につながることにもなります。
妊娠ということで、女性の体、月経・整理の仕組みを丁寧に学びながらグループワークを進めていきます。
「もし彼女に生理が来ないと相談されたらどうする?」という男子への質問と、女子には「生理が来ない、どうしよう?」でそれぞれ話し合ってもらいました。
男子は比較的「相手の望むことをかなえる」という意見が多かったですね。
女子は「相手もだけど、周りの大人や先生にまず相談する」という声も多かったようです。
一言に出産といってもお金もかかるし、人ひとりを育てる責任もあり、とても大事な決断を迫られることになります。
完璧な正解はありませんが、やはり信頼できる先輩や大人、施設の先生に相談してみようという声でまとまりました。
◆避妊・中絶
望まない妊娠を避けるためにも避妊はとても大切です。
出産して子どもを育てることがまだできない環境なら、しっかりと避妊をすることが必要です。
高校生のみんなに考えてもらいたかったのは、ここでもパートナーの気持ちを尊重することが大切だということです。
避妊をしてくれない相手は、本当にあなたのことを考えてくれているのか。
そして、中絶のこともどれだけのリスクがあるのか、普段はなかなかちゃんと考える機会が少ないと思いますが、自分事として、社会人サポーターも真剣に話し合いました。
◆性感染症:STD
コンドームに代表される避妊具は、性感染症(STD)の予防にも大きく効果があります。
カラフルコミュニケーションを通じて、性感染症がどのように広がっていくのかをみんなで体感しました。
カラフルコミュニケーションとは、一人1枚折り紙をもって、誰かとそのお折り紙を重ね合わせて半分に破っていきます。
4人繰り返すと、元の自分の折り紙のほかにたくさんの色が混ざり合っているかたちになります。
要するに、いろんな人と性交渉を繰り返うちに、ぜんぜん知らない人の病原菌に自分も感染する可能性がある、ってことになります。
ここまで休憩もはさみながらセミナーを続けてきましたが、高校生もだいぶ神経を使ったようで、ちょっと疲れがみえていました。
◆先輩社会人の話
ここで講師 ぴーこ の体験談をみんなで聞く時間になりました。
ぴーこは、結婚と出産を通して、自分の心と身体を大切にすることを学んだ、という話をしてくれました。
社会人の話を聞いて、いろいろな価値観を持った大人がいることや、さまざまな体験をしている大人がいるんだな、と高校生に知ってもらえたらと思います。
全体を通じていえることは、信頼できる人に相談できる関係性を築くことと、自分のことも相手のことも大切に考えること、そしてそれは安心感を生むコミュニケーションの上に成り立つ、ということですね。
最後に次回の案内とサンキューカードの交換をしておしまいです。
3回も行っていると、だいぶコミュニケーションが取れてきて、高校生もサポーターも会話が弾み、良い雰囲気になってきました。
残り3回、また一緒に楽しく学べることを楽しみにしています。
そして帰りもきれいな夕景の富士山に見送られて国府津を後にしました。
サポーター:デイブ
【スキルアップ研修】子どもの発達障害 「理解」(2020年1月12日開催)
日本初の発達障害者たちの憩いの場 Neccoカフェを運営する、一般社団法人 発達・精神サポートネットワークの前理事長 金子 磨矢子様をお招きし、当事者としてのご自身のこれまでのお話や、発達障害への理解を深める交流の場を設けました。
発達障害のある支援対象者と関わっている皆様の活動のヒントに、ぜひ、ご受講ください。
【対象】
■発達障害についてわからない人
■発達障害を抱えている人に、どう関わっていいのかわからない人
■発達障害を持つ人の困難さを知らない人
【内容】
■発達障害とは
■当事者としてのお話
■発達障害への理解を深める(質疑応答)
【ゴールイメージ】
■発達障害を持つ子どもの行動を理解できる
■不安なく支援対象者に添った対応や支援ができる
【受講料】2,000円(お支払いは、当日現金払いでお願いします)
【開催日時】2020年1月12日(日)13:00~15:00
【場所】東京駅近辺の会場を予定しています。お申し込みの方にお知らせします。
【講師】金子 磨矢子様
一般社団法人 発達・精神サポートネットワーク 前理事長
>>『スキルアップ研修』の概要や今後の開催予定などの詳細は、こちらをご覧ください。
【スキルアップ研修】キャリア支援「実践スキル編」(2020年1月12日開催)
◆進学、就職、転職の相談にも適切に対応できる「キャリア支援スキル」が身に付く
子どもと接する活動をしていると、進学、就職、転職など、キャリア支援が求められる場面があります。その際に、自分の体験談やなんとなくの知識しか話すことができず、困った経験はありませんか?
具体的なキャリア支援スキルを身につけておけば、目の前の子どもに適切な支援をすることができるようになります。
このセミナーでは具体的なケースを用いて対応を検討したり、面接練習時のロールプレイを通して具体的なアドバイス方法を学ぶことができます。
幅広く子どもと接する活動をしている方に、ぜひ、受けていただきたい講座です。
※本講座は、キャリア支援講座 基礎編を受講済みの方に向けた実践セミナーです。
【対象】
■面接、履歴書添削をしたことがない人
■自分のアドバイスに自信がない人
■具体的なキャリア支援イメージを持てない人
【内容】
■適正診断ツールについて知る
■就労支援の流れ・方法
■就労情報を知るための社会資源
■面接、履歴書などへの具体的な支援スキル
■求人票の見方
【ゴールイメージ】
■自信を持って、キャリア支援ができる
■面接対策、履歴書添削ができる
【受講料】3,000円(お支払いは、当日現金払いでお願いします)
【開催日時】2020年1月12日(日)13:00~17:00
【場所】東京駅近辺の会場を予定しています。お申し込みの方にお知らせします。
【講師】
矢森 裕章(マイケル)
ブリッジフォースマイル 事務局スタッフ
精神保健福祉士
>>『スキルアップ研修』の概要や今後の開催予定などの詳細は、こちらをご覧ください。
【活動報告】日本オラクル株式会社「プログラミング体験!!~ゲームを作ってみよう!!~」
開催日時:2019年8月16日(金) 11:00~15:15
子ども参加人数:17人
内容:
ガイダンス(コンピューターはどこで動いている?・Greenfootの紹介・簡単な操作説明)、ランチ、キャンディ(犬)とふれあい、プログラミング体験、今日体験したことが社会だとどのように使われているのかの説明、修了証授与、アンケート記入、質疑応答
■日本オラクルとは
日本オラクル株式会社とは米国企業オラクルコーポレーションが1985年に日本で設立した日本法人です。
国内を拠点とした情報システムの構築のためのソフトウェア製品、ハードウェア製品、ソリューション、コンサルティング、サポートサービス、教育の事業を展開している世界的な企業です。
■ガイダンス
はじめにオラクルという会社について、そして普段コンピューターがどこで使われているか学びました。
パソコンやスマホはもちろん、お店のレジや駅の改札、世の中にはたくさんのコンピューターとプログラミングの技術が使われ、皆の生活を支えていることが分かりました。
そして、今回は「Greenfoot」という教材を使って、プログラミングの奥深い世界を体験しました!
■スペイン在住の高橋さんのお話
社員さんのお知り合いで現在スペインに在住している高橋さんから、ご自身の高校から現在までのお話をしてくださいました!
プログラミングの技術を身につけ、海外で活躍される高橋さんが語る、高校生当時の状況や抱いていた思いは、子どもたちにとって良い刺激になったのではないでしょうか。
■ランチタイム
ミーティングルームに移動してお昼ご飯の時間です!
2つのお部屋に分かれて、社員の方々と談笑しながら楽しい時間を過ごしました!
お弁当はお野菜たっぷり!
みんな残さず食べていました。社員の方々からはオフィスの窓からTBSの建物が見えることや社員の方の苦手な食べ物のことなどたくさんのお話を聞くことができました!
■キャンディ(犬)とのふれあい
ランチ後になんとオラクルの社員であるワンちゃんと戯れることができました!!
名前はキャンディーちゃん!毛がフサフサしていて触り心地が良さそう!
子どもたちも楽しそうにたくさんキャンディーちゃんを撫でていました。
■プログラミング体験
今回子どもたちが使う「gleenfoot」は、2Dゲームやシミュレーションを通じてプログラミングを学べる教材です。
今回体験するのは、餌のオブジェクトを目指して、蛇を操作するボビースネークというゲーム。蛇が壁や自分の体に当たるとゲームオーバー。餌を食べるたび、蛇は体が大きくなり、動くスピードも変わってだんだん難しくなります。
ひとしきり子どもたちはゲームを楽しんだあと、いよいよプログラミングがスタート!
プログラミングでこのゲームに新しいルールを追加する作業をしていきます。
難しく感じたり、思うようにいかなくても大丈夫。
社員やボランティアの方が丁寧にサポートしてくれます。
蛇の速度、餌の数、ステージの環境…プログラムの入力によって自在にゲームをつくる楽しさが子どもたちから伝わってきました。
上手くいって画面に新しいキャラが登場すると、「おー!出てきた!」と大はしゃぎ!
試行錯誤したあとの成功はひときわ嬉しいですね。
なかには、自主的にどんどんゲーム画面のデザインを改造している子も!!
のめり込むように作業しています。どの子どもたちも作業すればするほど熱心になっていきます。
もしかして適性があるのでは!?
「もっとやっていたい!」という声が子どもたちからたくさん上がりました。
■今日体験したことが社会だとどのように使われているの?
そして社員の方々から今回体験した内容が実際に仕事ないし社会でどのように使われているのかの説明がありました。
オラクルでは主にデータを守るソフトを作っているということでした。
■修了証授与
最後に、参加した子どもたち全員に本日の修了証が渡されました。
さらになんと豪華なプレゼントが!!
USBメモリが子どもたちに渡されました!
このUSBメモリに今回使用したソフトを保存すると自分のパソコンでもプログラミングができます!
ぜひ帰ってから取り組んでほしいですね!
■質疑応答
子どもたちから社員の方々に沢山の質問が寄せられました。
なかには「ハッキングの仕組みってどうなっているの?」という深い質問も。
また社員の方から「ホワイトハッカーというお仕事もあるよ」と話してくださいました。
プログラミングでも色々なお仕事があるんですね!
■最後に
今回のジョブ・プラクティスで子どもたちはプログラミング楽しさや奥深さを知ることができたと思います。
また社員の方やボランティアスタッフの方とたくさん交流して、良い刺激を受けることが出来たのではないでしょうか。
ぜひ、この経験を活かして夢に繋げていただけたら嬉しいです!!
日本オラクルの皆様、貴重な体験の場を設けていただきありがとうございました!
【活動報告】プリモ・ジャパン株式会社「ブライダルリングの販売&接客体験!」
開催日時:2019年7月26日(金) 12:00~16:30
子ども参加人数:6人
体験内容
社員の方々の自己紹介、会社説明、お昼ご飯、接客の体験、マナー講座、社員との座談会
プリモ・ジャパンはブライダルジュエリー専門店として、国内最大規模の店舗数を展開している会社です。ブライダルジュエリーの専門店「アイプリモ」や、高級ダイヤモンド専門店「ラザールダイヤモンドブティック」を、日本のほか台湾や香港で展開しています。
今回もプリモ・ジャパン株式会社のご協力のもと、ジョブ・プラクティスを行いました。
■自己紹介&プリモ・ジャパン企業紹介
今回のジョブ・プラクティスはお昼の12時からはじまり、まずは社員のみなさんの自己紹介からスタート。続いて、会社説明が行われました。プリモ・ジャパンはブライダルの中で唯一後々形に残る婚約指輪や結婚指輪を販売しているというお話や「顧客志向」を大切にし、常にお客様の立場に立って考えているというお話をしてくださいました。
中高生は緊張しながらも真剣な表情でお話に耳を傾けていました。
そのあとは社員のみなさんと一緒にお昼ご飯。オムライス弁当とハンバーグ弁当の2種類用意されていました!
お弁当を食べながら、いつしか社員さんとも打ち解け、好きなミュージシャンの話などをするようになっていました。
食後は社員の方と歯磨きをしました。接客において口内ケアはとても重要ですね!!
■接客体験
お昼を食べたら、アイプリモの銀座本店へ移動。
お店に入ると本物のダイヤモンドや指輪が沢山!
本物のダイヤモンドや指輪を目の前にして、中高生は「きれい!」「全部の指に付けたい!」と大はしゃぎでした。
まず社員の方が中高生に指輪の説明をしていきます。
「手を振って指輪が第2関節まで落ちなければ大丈夫ですよ」「指輪を外すときはこうやって・・・」などとレクチャーを受けながら中高生の方が実際に指輪を付けていました。
中高生からは「この指輪気に入った!」との声も。みんな指輪にすっかり心を奪われていました。
そして今度はいよいよ中高生が店員役として接客体験をしていきます!
中高生は二人一組で店員役とお客さん役に分かれ、ロールプレイングをします。
「どれがいいですか?」と聞き、実際に白い手袋をつけて指輪をお客さんに付けてあげる姿は本物の店員さんのようでした!
付けてあげた後にお客さんの指を鏡に映してあげながら「きれいですね」と声をかけるなど、様々な工夫をしていました。
■マナー講座
続いては社員の方による「気持ちのよいマナー講座」の時間。
話を聞く際に気を付けること、笑顔の作り方、コミュニケーション力アップの方法、面接で役立つマナー、名刺交換などについて実践を交えながら学びました。
最後にはなんとプリモ・ジャパンの社長と名刺交換しました!
中高生からは「緊張する・・・」との声もありましたが、社員の方のフォローを受けながら上手く名刺交換することができました!
■社員の方々と座談会
最後は社員の方々と中高生が円になって座談会を実施しました。
「やりがいを感じることと大変だったときはなんですか?」
「仕事をするうえで大切にしていることはなんですか?」
「ダイヤモンドはどこから仕入れているんですか?」
「ジュエリーのデザインはどうやって考えているんですか?」
「ジュエリー業界に入るにあたってどんな勉強をしましたか?」
などなど、とても深くて中高生の熱心さが伝わるような質問がたくさん挙がり、社員の方々も質問に対してご自身の経験を踏まえながら熱心に答えてくださいました。
中高生もメモを取りながら社員の方のお話に耳を傾けていました。
最後に社長から「常に笑顔を忘れずに」というお話をしてくださいました。
今回のジョブ・プラクティスでの体験が、自分も笑顔になり相手も笑顔になっていただけるような人生を送るための足掛かりになれば大変嬉しいです。
今年は美しいジュエリーに触れ、憧れの販売員のお仕事を体験するとともに、そこで働く社員さんの生の声をたくさん聞くことができました。
こんな言葉が心に残った、あんな社員さんになりたい、ジュエリー業界や接客業を目指す子どもたちが様々なことを吸収できた、そんなジョブ・プラクティスだったと思います。
プリモ・ジャパンの社員のみなさま、子どもたちのために貴重な場をご用意くださり、本当にありがとうございました!