ニュース・活動報告

PwC Japanグループ「未来のしごと」ワークショップ

2024年4月3日水曜日 オンライン形式で実施

参加者13名 (北は北海道、南は佐賀、熊本から!)

PwC参加者ボランティア13名+運営2名

 

「PwCは、さまざまな会社に対して専門的なアドバイスを提供しています。変化が激しく、未来を予測するのが難しいこの世の中に、『正解』はありません。自分たちでちゃんと考える、ということが大事です。10年後、さらにその先の未来の仕事を発想するこのワークショップでテクノロジーの変化について学び、働くことの本質を考えながらこれまでの常識にとらわれずワクワクする仕事を考えていきましょう!」

 

 

プログラム担当のすずきさんのあいさつで本日のジョブプラクティスがスタートしました。

 

まずは事前にヒアリングしていた「気になる仕事」ごとにグループで分かれました。
お仕事の困りごとは今後どんなことが出てきそうか考えていきます。

 

ーーーわからないことは怖いことじゃない

美容師のお仕事の未来を考えているチームのディスカッションをのぞいてみました。

 

「未来のしごと」プログラムのためにオリジナルで描き下ろしたわかりやすいイラストカードを用意

イラストカードはお仕事がわかりやすいように配慮されています

 

 

美容師のお仕事に関係する社会の困りごとは何だろう?

参加者の「美容師さんはその時代のトレンドを知らないといけないので、情報過多とリテラシーが困りごとになるかもしれない」「要求される髪型が多く、情報を集めるのが大変になるかもしれない」といった意見から「情報過多」に関して深堀りした会話が広がっていきました。
ーお客さんとの会話も種類が多くなってしまうかもしれない
ーまた、いろんな国の人が来るようになると、その国のトレンドを知らないといけなくなる!?
ー国による髪質の違いも大変そう!

PwC Japanグループのなかむらさんからは、ご自身の経験に基づくご意見もいただけました!

 

PwC Japanグループの方のファシリテートを拝見していて印象的だったのは
「あと他にはどんなことが考えられるだろう?」
ー「わからない」
「わからなくてもOK! じゃあ、ちょっとカードを見て何か気が付くか見てみよう」
と、どんな回答も答え方も正解で、わからないということは悪いことではなく、考えることを進めるためのいいきっかけとしてワークが進んでいくことでした。

 

回答に行き詰った時はこのカードを見てアイデアを膨らませます

 

わからないことは怖いことじゃない。
このチームに参加していた高校生は無理なく次の意見を出していくことができました。

 

ーーー未来の仕事を考える事には、正解も間違いもない

次のワークでは、新しい「技術」で困りごとが解決されると、その仕事がどう変化していくか。
新しい未来の仕事を考え、その仕事に名前も付けて各グループで考えた「仕事」を発表していきました。

 

 

労働の問題を解決する方法のひとつとして、大変な仕事をロボットやAIで解決するというアイデアや、人ならではの「気持ちに寄りそう」ということが良くわかる発表の数々でした。「正解も間違いもないから、自由に楽しく考えてみようね」と、後押しされてディスカッションに挑んだ子どもたちの意見はどれも一生懸命に考えたことが伝わる素晴らしいものばかりでした。

 

ーーー参加者の声

PwC Japanグループのにしさんは「先生のお仕事を考えたチームでは、困っている人を助けられるようなアイデアや、先生の困りごとがほんとに解決できることなんじゃないかなと驚くようなアイデアが多く、子どもたちから出てくる柔軟な意見に驚かされました」と感想を語ってくださいました。

 

参加した子どもたちからは
・私は自然などが大切にされる楽しい未来が作れる仕事につきたいです
・私は一人一人平等で楽しめるスポーツが実現される未来を作りたいです
・一人一人が笑顔で未来をつくれるスポーツを仕事としたいです
などなど未来の仕事に向けての希望の声をもらいました
 

楽しそうに、またにぎやかにしていた子どもたちでしたが、最後に感想を言う際にはキリっと姿勢を正して自分の意見を述べており、自分の将来像に対して自信を持った気持ちになっているようでした。不安を抱えやすく、自信のない子どもたちが多い現代において、自分の意見をしっかり言わせてもらい、聞いてもらったという経験、そして子どもも大人も関係なく誰もがお互いを尊重し合ってディスカッションを行ったという経験は、大きな自信となります。子どもたちの感想を聞いて、このプログラムの効果の大きさを改めて感じました。

 

最後に今回のワークショップの進行を支えたPwC Japanグループのたなかさんと、アルバ・エデュのあだちさん。
各グループに分かれてのワーク中も進行を支えてくれました! ありがとうございました。

 

 


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