ニュース・活動報告
4月に改正児童福祉法が施行され、支援対象枠が、”社会的養護出身者のみ”から “親を頼れず困っている若者全般”に大きく広がりました。必要な支援を届けるために、クラウドファンディングを開始します。
6月3日(月)0時スタート クラウドファンディング
【親を頼れず支援制度も対象外…ひとりで苦しんでいる若者を助けたい】
目標額:1000万円
https://readyfor.jp/projects/b4s2024
▮児童福祉法の改正により広がった支援対象枠に向けた施策開始
児童養護施設や里親家庭から18歳で社会に巣立つ若者たちを、巣立ち前から巣立ち後まで支援する認定NPO法人ブリッジフォースマイル(B4S)は、今年で20周年となります。まだ「児童虐待」をはじめ、「児童養護施設」で暮らす子どもたちがいることや、施設を退所した後も困難な状態に置かれていることなどが、ほとんど知られていない頃に活動を立ち上げ、これまでに子どもや若者6,000人ほどの支援に携わってきました。今では、東京だけでなく、佐賀・熊本・北海道にも拠点があります。そして、20周年というこの節目の年に、大きな出来事がありました。今年の4月に施行された改正児童福祉法です。今まで、児童養護施設等に入所などの”社会的養護出身者”のみだった支援対象枠が、 社会的養護につながることなく大人になった “親を頼れず困っている若者全般”に大きく広がりました。
年間20万件を超える虐待相談件数のうち、施設等に入所するのはわずか2%の約4千人(令和4年3月31日「社会的養育の推進に向けて」厚生労働省子ども家庭局家庭福祉課データからの算出)。その子たちや、施設を退所したケアリーバーと呼ばれる若者たちの支援だけでも、たくさんやるべきことがあります。新たに支援が広がった親を頼れず困っている若者”全般”のその数は未知数で、B4Sとは今まで繋がりがない人がほとんどです。ですが、私たちは自分たちのビジョンとミッションに従い、今、新しい扉を開けて、支援を拡大・拡充していくことにしました。
B4Sはこの春、支援対象枠を広げただけでなく、自活のために本当に必要とされる支援プログラムを整備し、支援の拡充に向かって動き出しました。
私たちの活動をどうか応援してください。
その応援を、今、この瞬間にも困っている“親を頼れずに育った若者”たちへ還元していきます。
▮支援金の使い道
▮クラファン開始記念 オンライン対談
【社会から見えないヤングケアラー】 町亞聖✕林恵子
6月17日(月) 19:30-21:00 参加費無料
詳細はこちら
-
2024.09.26お知らせブリッジフォースマイルの新しい施策
-
2024.09.09お知らせ当事者といっしょに、虐待や貧困を社会問題として考える「コエールワークショップ」を10月20日に開催
-
2024.08.15お知らせたくさんの「ありがとう」と、次の10年に向けて ~ 代表:林恵子