ボランティア活動

様々な事情を抱える“親を頼れない”子どもや若者たちが、「安心の格差」と「希望の格差」を乗り越え、未来へ向かう勇気を持てる──そんな社会を実現するためには、たくさんの大人たちの支援が必要です。ブリッジフォースマイルでは、子どもや若者たちを支える社会人ボランティアのことを「サポーター」と呼び、その意義を示しています。サポーターのみなさんが、高いモチベーションを維持し、適切且つ、安心して活動を継続できるよう、長年の活動でつちかったノウハウを生かした研修の提供や運営体制の整備に力を入れています。

たくさんの子どもたちがあなたの笑顔を待っています。
ボランティア活動
こんな活動をしています
ACTIVITY

私たちは、児童養護施設や里親家庭など、社会的養護下で生活する中高生の巣立ち支援や、社会的養護につながらず苦しむ若者を含む“親を頼れない子ども・若者”たちを対象に、「相談(問題解決)」と「交流」を柱にした支援を、幅広く実施しています。ボランティア活動をする上で特別な資格はいりませんが、子どもたちの背景を理解し安心して活動していただけるよう、プロジェクトごとに指定の研修を設けています。

相談(問題解決)と交流を柱にした支援
子どもや若者たちの自立を支援する

多岐にわたるプログラムを通じて、親を頼れない子どもや若者たちとコミュニケーションをとりながら、「自立」に向けて伴走するボランティアです。

  • 自立支援セミナー

    施設入所中の早い段階から自立後の生活について意識付けすることを目指したテーマ毎のセミナーです。児童養護施設で実施する出張セミナー、複数の施設や里親家庭の子どもたちが1つの会場に集まって実施する集合型セミナーがあります。ボランティアは、それぞれの個性に応じた子どもたちへの関わりを工夫し、一緒にワークに取り組みます。

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  • 巣立ちプロジェクト

    巣立ちを目前に控えた高校3年生を対象とした、月1回の半年間にわたるセミナーです。ボランティアは、巣立ちを前に漠然とした不安を抱えていたり、退所後の生活にイメージを持てていない高校生に対し、一緒にワークに取り組みながら、気付きのサポートをします。自立に向けて前向きな気持ち・目標や基礎的な知識を得られる場を提供します。

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  • 自立ナビゲーション

    巣立ったあとの若者とペアを組み、月に1回会って話をしたり、食事をしたりします。ボランティアは、近況報告や生活、仕事の中で抱える不安や悩みの聞き役になるほか、メールや電話でも定期的なコミュニケーションを取ります。退所後の孤立を防ぎ、トラブルの芽を早期にキャッチします。

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  • アトモプロジェクト

    巣立った後の若者たちが同じ境遇の仲間と集う、イベント(バーベキューやクリスマスパーティ、成人式、スポーツなど)や多彩なテーマを掲げたセミナーなどを実施しています。ボランティアは、事前の企画や準備、当日の運営や雰囲気づくり(若者に目を配りそれぞれが楽しく過ごせるようにケアするなど)を行います。気軽に相談できる大人や、励ましあえる仲間とつながるきっかけにもなります。

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  • 日常生活サポート

    親を頼れない若者等のそれぞれの困りごとに対するサポートプログラムです。ボランティアは、個々の状況に応じて、訪問家事、お金のやりくり、引っ越し、就労、関係機関手続きのサポートなど、多様なサポートを行います。

  • 居場所

    施設に入所している子どもや退所者、親を頼れない若者が気軽に立ち寄れる場所として、2024年7月現在、東京、横浜、佐賀、熊本、北海道で自治体の依頼を受けて運営しています。ボランティアは、利用者と雑談したり、一緒に買い物、料理、食事をしたり、時には相談にのったりします。

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キャリアを活かし、広報や組織運営を支える

広報誌の企画・編集、ホームページやSNSからの情報発信、WEBマーケティング、NPO法人の運営など、キャリアを活かし、活動を支えるボランティアです。

  • コエール

    虐待など親を頼れずにいる子どもたちの存在を、多くの人に知ってもらい、行動する仲間になってもらう活動です。当事者の声から、社会問題の解決を目指します。ボランティアは、当事者に伴走してスピーチ作成や、ワークショップの誘致や運営に携わります。

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  • 調査・データ分析

    施設職員や施設退所者に対する調査結果を元に、親を頼れない子どもや若者たちの実態を把握し、世の中に正しく伝える活動やB4Sの支援活動の評価を行っています。ボランティアは、データの集計や分析、報告書の作成などに主体的に携わります。

  • 広報・ファンドレイジング

    活動を支えてくださる企業や個人を増やすために、親を頼れない子どもや若者を取り巻く社会問題、必要な支援について、広く社会に呼びかけます。ボランティアには、SNSからの情報発信、ブログ記事の執筆・編集、写真撮影など、スキルを活かして活動にご参加いただきます。

VOICE
  • いろんな考え方を持ったボランティア、高校生、退所者と関わることで、違う価値観に触れられます。対話したり、質問されたりする中で、他者との違いに気付き、自分を客観的に見られる機会になっています。単純に役立っているなと思えるのも嬉しい……! 会社で当たり前にやっていることが、意外と喜んでもらえたりするので、これは役立てるスキルなんだと発見できることもモチベーションになっています。

  • もともと、好奇心旺盛で、人の成長が好きなタイプ。この活動を通して、いろんな経験をしている大人との出会いもあり、 視野が広がったと感じます。また、ボランティアの経験が仕事にも活かされていると実感しています。誰かのための支援ではなく、自分も一緒に成長できているのを感じられることが大きい。これからも細く長く、仲間ともつながり続けていたいし、B4Sの活動は、自分にとってなくてはならないもの、になっています。

  • できるところ、興味のあるところから始めればよいと思います。B4Sの活動は間口が広く、長く活動を続けられるボランティアはその中で自分なりの楽しみを見出している方が多いと思います。子どもたちと普通にコミュニケーションができ、何気ない会話を重ねて人間関係を構築していくこと自体が私のモチベーション。何年か前に会えた子どもががんばって生きていることを聞くと嬉しいです!

子どもたちを支えるための人材育成
  • スキルアップ研修
    子どもたちにより良い支援を行うため、また、ボランティアのみなさんに安全・安心に活動に参加してもらうため、さまざまな研修を行っています。その内容は、コミュニケーションスキルのほか、社会的養護のもとにある子どもの背景と課題、子どもの人権、子どもの発達や心理、社会保険などの社会資源など多岐にわたっており、広く児童福祉に関わる人にとって役立つ内容になっています。
  • 施設職員・里親セミナー
    児童養護施設や児童相談所の依頼に応じて、施設職員や里親家庭など、子どもの支援に携わる大人向けのセミナーを行っています。

Bridge for Smile

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私たちは、児童養護施設や里親家庭などで暮らす、親を頼れない子どもたちの巣立ち支援をしているNPOです。
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