ニュース・活動報告

施設退所者などが気軽に立ち寄れる居場所「よこはまPort For」（毎週金・土・日／祝日　開所）。思い思いの時間を過ごしながら、みんなでごはん作りもする“港”のような憩いの場です。2023年度前半に行われたイベントを中心に、日々の様子をお届けします！

■6月　ボランティアさんとの対話会

今、よこはまPortFor（YPF）には、13名のボランティアさんが登録してくれています。居場所は、ブリッジフォースマイル（B4S）のスタッフとボランティアさんがシフトを組んで、活動を運営しています。ついつい日々が忙しく、時間を取ることができていませんでしたが、今回、改めて“対話会”を開催してみました。運営への意見や不満などには真摯に向き合おうと思って臨んだB4Sスタッフでしたが、ボランティアさんから発せられたものは「ちゃんと子どもたちの役に立てているかしら」という、とても謙虚な言葉の数々。お互いを労いながら、そしてお互いを称えながら、結束はより深まった会となりました。10月で12年目を迎えるYPF、これからもみんなで楽しく力を合わせてがんばっていこうね！と、気持ちが一つになった良い時間となりました。

ボランティアのみなさんと居場所スタッフの集合写真（半数以上はボランティアさん！）
ボランティアさんの活躍なくては、YPFははじまりません。

いつも、ありがとうございます。

■8月　サザンビーチちがさき花火大会

6月予定していたイベント「横浜開港記念祭」が、悪天候で中止になってしまったので、今年ははじめて「サザンビーチちがさき花火大会」に行くことになりました。YPFから一緒に出発をし、30分程電車に乗って茅ヶ崎を目指します。浴衣着用の居場所利用者さんもいて、気分があがります。茅ヶ崎の駅に降り立ち、潮の香りを感じながら、会場のビーチへ。強い海風に抵抗しながらお弁当を食べ、今か今かとみんなで待っていると、ドドドドドっと花火が上がりました。１発あがるごとに歓声を発する様子は、部屋の中では見られないような高揚感に包まれていました。とても楽しい1日を過ごし、みんなご機嫌で帰途についたのですが・・・なんと、帰りの電車でアクシデントが！1時間半、電車が事故で止まってしまったのです。しかも、車内は混んでいて、みんなが同じ場所に居られたわけではありません。利用者さんたちをとても心配しましたが、「利用者のみんなは同じ空間にいるよ！」というLINEが来て、ほっとしました。後日談として、一人だけ座れていたそうですが、交代交代で座って難をしのいだということで、そのコミュニケーションに拍手！！

■8月　流しそうめん

暑い！暑い！なんて暑い夏なんだ！！ということで、流しそうめんをやりました。YPFの歴史の中で、はじめての試み。想像以上に準備にバタバタしながらも、３０束のそうめんを流しました。流す側・食べる側、なんだかみんな忙しくて、わんこ蕎麦状態でしたが、とっても楽しかったことは言うまでもありません。楽しさのせいか、いつもよりいっぱい食べてしまった気がします。来年は、もっとうまく流すぞ！と、今から意気込んでいます。

見ると、やるのでは大違い！流しそうめんって、結構大変なんです。笑って、食べて、大盛り上がりでした。

■寄付のこと

YPFでは開所日、いつも夕食の時間があります。その日のメンバーで何を食べたいか話し合い、冷蔵庫の残り食材をチェックし、それから何人かがスーパーへ買い物に行きます。料理が好きな人、片付け専門の人、役割はそれぞれです。そして、この活動を寄付というカタチで長く支えてくださっている方々がいます。毎週、箱いっぱいに野菜を詰めて送ってくださっている宮田農場さんもその一人です。箱には必ず、おまけのお菓子なんかも入っていて、「今回はなんだった？」と楽しみにしている子も多くいます。お野菜は、どれも本当においしく、しかも多種類なので、献立の幅も広がります。さらに、主食であるお米も２か所の支援先から、定期的に届きます。玄米で送ってくださるのに合わせて、精米機まで寄付をしてくださった経緯もあり、ありがたい気持ちでいっぱいです。お米や余った野菜は、子どもたちが家に持ち帰って、日々の自炊に役立てることも。また、食べ物だけでなく、新品の衣類品の寄付などもあります。いろんな方のこうした心遣いも、ボランティアさん同様、YPFの大きな財産です。

何が入っているのか、毎回楽しみな宮田農場からの宅配便。

精米機は、なんと２代目！これらの寄付は、せたエールや、シェアハウスの方へも届いています。

ご寄付に興味のある方は、ぜひ、こちらへお問合せください。