スーツ500着に込めた AOKIの理念
ニュース・活動報告
親を頼れないだけで子どもたちが不条理な思いをしなくていいように「子育ての社会化」を目指した啓発活動「コエール」。
今年7月3日に、親を頼れなかった当事者たち、NPOなどで活動する人たち、そして社会を変えるためのアクションを呼びかける人たちが、それぞれ半年間の準備を経て、オンラインイベントで集結。一緒に子どもたちのために行動してほしいと呼びかけました。
その「声(Co-Yell)」は、当日と後日配信を合わせて688名の方々にお届けすることができました。
この活動では、子どものときの虐待の経験や、大人になった今も困難を抱えて生きる当事者の協力者を「イルミネーター(光を照らす人)」と呼んでいます。今まさに虐待を受けている子どもたちの存在に光を照らす役割を担う人たちだからです。
イルミネーターたちの声は、とても胸に迫るものがあります。子どものときの彼らを想像すると思わず涙があふれます。でも、同情や哀れみが欲しいのではありません。彼らの原動力は、今まさに虐待を受けている子どもたちを救いたい。これ以上苦しい思いをさせたくない。子どものSOSを見過ごしている大人たちに、SOSをキャッチするアンテナを持ってもらいたい、そんな思いです。
時々、当事者が自分の体験を人前で話すことを心配されることがあります。確かに、慎重に取り扱わなければいけないデリケートな内容です。思い出したくない記憶を呼び覚ましてしまうかもしれません。主催者である私も無理をさせていないか、メンタルが不安定にならないかと心配です。
実際、イルミネーター達は当事者が発信することについて、どう思っているのでしょうか。
当事者スピーチの「価値」と「壁」について、コエールが終わった後、ざっくばらんに聞いてみました。他団体の協力のもと、参加費無料で開催したオンラインイベントでしたので、イルミネーターたちもリラックスして話をしてくれました。
こちらの録画をYouTubeで公開しています。イルミネーターたちのスピーチを簡単にまとめたブログ記事とあわせて、ご覧ください。
第1話「子どものとき、自分の家のことを話したときの周りの反応」
第2話「大人になってから自分の境遇を話すタイミング」「コエールで自分のことを話そうと思った理由」
第3話「スピーチを準備したときの気持ち・終えたときの気持ち」
第4話「コエール視聴者の声」「実は支援団体側にも壁がある」
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