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ザ・リッツ・カールトン東京「ホテルのお仕事をオンラインで体験」【ジョブプラクティス】
画像:ジョブプラクティス:ザ・リッツ・カールトン東京2021年6月開催

日時:2021年6月26日(土)

 

子どもの参加人数:13人

 

体験内容:
・ホテルのお仕事紹介

・New normal:新しい時代のおもてなし

・レストランプロトコル

・ハウスキーピング紹介/タオルアートチャレンジ

 

ザ・リッツ・カールトン東京は六本木・東京ミッドタウン内にあるラグジュアリーホテルです。毎年、ジョブプラクティスを開催していただいています。

新型コロナウイルスの影響で、今回は施設とザ・リッツ・カールトン東京のみなさまとをつなぐオンライン開催となりました。

 

■オープニング

まだ緊張した面持ちの子どもたちに、社員の方からクイズが出題されました。

1問目はザ・リッツ・カールトンのマスコットについて。うさぎ、蛇などの選択肢もありましたが、正解はライオン!

2問目は、イタリア出身の社員さんから。イタリア語の意味を当てるクイズです。

Buongiorno(おはよう)やGrazie(ありがとう)など聞いたことのある単語から、Per favore(ください)、a piacere(はじめまして!)など馴染みのないものまで出題されました。聞きなれない言葉の意味を考えながら、子どもたちの緊張も徐々に和らいでいきました。

 

■ホテルのお仕事紹介

次にフロントのお仕事を担当する社員さんから、ホテルではどんな方々がどのようにお客様をおもてなしされているかご紹介いただきました。

地上約200mの45階ロビーではフロントの方がお出迎えします。ホテルの顔として丁寧な受け答えを心がけ、海外のお客様にはもちろん英語で応対します。日本文化を象徴する着物でお迎えすることもあるようで、トレーニングによって自分自身で着られるようになるようです!

 

お客様が最も長い時間を過ごされるお部屋では、ハウスキーパーの方がお部屋全体から電話の受話器に至るまでくまなく掃除します。

もうすぐ赤ちゃんが生まれるお客様には、コンシェルジュの人と協力して、色とりどりのかわいい風船でお部屋をデコレーションするといったサービスもあります。

 

レストランでは、シェフやサーバー、レセプションの方々が協力してお客様に最高のサービスを提供します。子どもたちも興味津々で、レストランでどんな食事が楽しめるのかなどたくさん質問が出ました。

 

チェックインからチェックアウトまで、一組のお客様に対してたくさんの方々がさまざまなサービスを提供していることが分かりました。ぜひ子どもたちには、このなかから興味あるお仕事を見つけてもらえたらと思います。

 

■New normal:新しい時代のおもてなし

2020年3月から感染が拡がり続けた新型コロナウイルスは多くの被害をもたらしました。

ザ・リッツ・カールトン東京では感染症からお客様を守りながら、快適に過ごしていただくため徹底した感染症対策を実施しています。検温、手洗い、消毒、ソーシャルディスタンシングなどが厳密に定められ、たとえば手洗いはお湯で石鹸をつけて30秒、これを1時間に3回、さらに作業が変わればその都度行うそうです。

 

子どもたちは、普段どれくらい手を洗うか聞かれ、その回数の違いに驚いていました。また、今までと変わらないサービスを心がけ、 “おもてなし”の心がマスクを着けていても伝わるよう、目の表情を工夫して、お客様が安心できるように笑顔を届けているそうです。

 

■レストランプロトコル

次はレストラン部門の社員さんから、レストランプロトコル(相手への尊敬を伝える振る舞い)を教えていただきました。

各国の方々が行き交う時代、食事も大切なコミュニケーションの場です。相手に不快な思いをさせないように、レストランの到着時から、着席、そして食事の始まりから終わりまで、細かなルールが定められています。

食事中にトイレに行ってないでしょうか?

パンにスープや料理のソースを付けていないでしょうか?

国際舞台ではレディーファーストも常識です。上座は女性に勧める、女性の椅子を引くなどスタッフは徹底した心配りが身についていますが、女性自身もサービスを受けるマナーを心得ていることが大切だそうです。

 

「なぜこんなにあるの?」という子どもからの質問に、「一緒にいる人に心配りしながら、おいしく食べることが大切です」という回答がとても印象的でした。

 

■ハウスキーピング紹介/タオルアートチャレンジ

最後にハウスキーパーのお仕事をご紹介いただきました。

お客様が快適に過ごすため、ハウスキーパーさんたちはお部屋を隅々まで掃除したり、ベッドメイキングしたりとくつろぎの空間を作ります。さらに、お部屋を整えたあとは東京のお勧めスポットなどを書いた手紙を置くそうです。

手書きだからこそ、お客様に気持ちが伝わり、特別感も演出できるため、手紙はみなさまが大切にしているお仕事のひとつだそうです。

 

そんな心配りのひとつとして普段社員さんが実践している「タオルアート」にもチャレンジしました。社員さんの説明に沿って、タオルを丸め、折り畳み、端を輪ゴムで止めていき、最後リボンを結ぶと、かわいいクマちゃんが完成しました!

子どもたちは次々にうれしそうに、画面ごしに完成した作品を見せてくれました!

 

■終わりに

あっという間に2時間が経ち、今回もジョブプラクティスが無事終了しました。

たくさんの社員のみなさまが、お客様を迎えるお仕事の大切さを子どもたちに伝えていただきました。どの社員さんも子どもたちの質問に丁寧に分かりやすく答えていただいたのが印象的でした。

お客様に誠実に向き合う姿勢を、子どもたちに学んでほしいと思います。

ザ・リッツ・カールトン東京のみなさまありがとうございました!

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