
ニュース・活動報告

認定NPO法人ブリッジフォースマイル(B4S)は、虐待や貧困などで親を頼ることができず児童養護施設や里親家庭などで暮らしている子どもたちが、高校卒業を機にたったひとりで社会へ巣立っていかなければならない際に直面する課題を乗り越えるために、さまざまなプログラムで支援しています。
「インケア(入所中から行う支援)」と、退所後も寄り添う「アフターケア(退所後に行う支援支援)」について、日本であまり注目されてこなかった2004年に設立してから、約20年にわたって子どもたちへ「安心の格差」と「希望の格差」を乗り越え、未来へ向かう勇気を持てるような支援を届けてきました。
「児童養護施設や里親家庭で暮らす子どもたち」に、物品寄付を行っています
そんなB4Sでは、高校生と寄付者をマッチングさせる寄付仲介サイト「トドクン」を運営しています。トドクンは、高校卒業と同時に社会へ巣立つ高校3年生を、生活必需品などのプレゼントを通して応援するシステムです。
トドクンは、「寄付者が登録した寄付品」や「寄付者からいただいたご寄付で購入した新品の寄付品」の中から、高校生が欲しいものを自ら選べるのが最大の特徴です。
また、高校生からの申し込み発生後、物品の寄付の場合は寄付者から寄付品を発送するシステムのため、「寄付」というよりも「プレゼント感覚」とおっしゃっていただくことが多いです。
子どもたちは、入所中にB4Sが提供する一人暮らし準備セミナーや職業体験、さまざまな自立にまつわるセミナーなどに参加することで付与される「B4S独自のポイント」を使用して、寄付品と交換します。
「ただ与えられているのではなく、自分が頑張ったことで得たポイントで、欲しいものと交換する」この体験は、子どもたちの成功体験づくりや有用な支援への参加促進に繋がります。
子どもたちが求める寄付品とは?
団体創立の翌年、2005年から「トドクン」を通して児童養護施設や里親家庭などで暮らしている子どもたちに対して物品寄付を行ってきたB4Sですが、一人暮らしをひかえた子どもたちが求める寄付品は、世の中の流れにあわせて徐々に変化していると感じます。例えば、電化製品ひとつとっても、求められるスペックやデザイン、機能は変化しています。
大変な境遇の子どもたちへ寄付をしたくても、「子どもたちから、何が求められているのか分からない」というお声をいただくこともあるため、こちらでは“たったひとりで社会へ巣立つ子どもたち”が、特に喜ぶ寄付品をご紹介します。
【学業・仕事】
1.パソコン(ノートPC)
大学や専門学校、就職先などでの使用率が高いため中古・新品共に需要があり、すぐに子どもたちから申し込みが入ります。いただいた貴重なご寄付金で購入寄付をするにも、高額なため多くの子どもたちには寄付しにくい点や、PL法によって民間企業からご寄付がいただきにくい点もあり、少ない品数に対して、子どもたちの人気が集中しやすいです。
※PL法(製造物責任法)とは、製品の欠陥によって消費者の生命、身体、財産に損害が生じた場合、製造業者等が過失の有無にかかわらず損害賠償責任を負うことを定めた法律です。
2.タブレット端末
学業や仕事で使用するだけではなく、娯楽にも使用できるので需要が高いです。はじめての一人暮らしで心細い時も、趣味や娯楽の時間を確保することで、前向きになれるケースもあります。
3.ワイヤレスイヤフォン
同年代のお子さんの所持率が高く、通学・通勤の際も活躍します。
4.スーツ一式
入学式や就職活動、入社式や仕事着として使用する子どもたちが多く、需要があります。
5.ビジネスバッグ / フォーマルバッグ
中古品であっても、使用感が少なければ子どもたちからの申し込みが入ります。スーツ一式のように、フォーマルな服装が求められるシーンで子どもたちを支えます。
【生活基盤(住まい・家電・家具)】
1.電子レンジ
今まで施設職員や里親が担っていた調理をひとりでこなさなければならない子どもたちにとって、調理を簡単にする家電は大変需要が高いです。機能が多すぎず、小型のものが人気です。
2.冷蔵庫(小型)
学校や職場の寮に備え付けられているケースもありますが、無い環境へ移り住む子どもたちもいるため、需要が高いです。
3.炊飯器
大型ではなく、3合炊き程度の小さめなサイズが求められます。
4.調理器具セット(鍋・フライパンなど)
購入先を選べば安価に揃えられる食器やカトラリーとは違い、ある程度価格が高い調理器具は、特に新品に対して需要があります。
5.掃除機(スティック型やハンディ型)
ワンルームタイプの環境で一人暮らしをスタートさせる子どもたちにとって、コンパクトかつシンプルなデザインの掃除機は使い勝手が良く人気が高いです。
6.洗濯機(小型)
一人暮らしの物件では、洗濯機置き場が小さい傾向があるため、小さめの縦型洗濯機が好まれます。
7.ドライヤー・ストレートヘアアイロン
身だしなみを整える家電は、需要があります。今まで児童養護施設や里親家庭で共用だったドライヤーやヘアアイロンが、自分専用になります。
8.寝具一式(敷布団・掛布団・枕・シーツなど)
揃える品数が多いため、高額になりやすい寝具は、寄付申し込みが入りやすいです。
9.カーテン
特に遮光タイプのカーテンと、レースカーテンのセットが求められます。また、一人暮らしをはじめる家に到着してからすぐに設置したいという声も多いです。
10.デスク・椅子・ローテーブル(折りたたみ式)など
勉強や仕事をする小型のデスクや椅子、食事もできるローテーブルなど、省スペース化できる家具は需要があります。
11.収納ボックスやラック
児童養護施設や里親家庭から運び出した自分の荷物や洋服を、収納するボックスやラックは需要が高いです。ワンルームタイプの部屋に備え付けられたクローゼットは小型のものもあり、生活空間に設置できるラックは使い勝手も良く重宝されます。
トドクンを通して、子どもたちに「巣立ちのプレゼント」をしてみませんか?
2024年度までに、トドクンを通して2,436人の子どもたちへプレゼントを贈ることができました。また、2025年9月時点で児童養護施設や里親家庭で暮らす子どもたち3,141人が、トドクンのアカウントを所持しています。
引き続き、B4Sでは巣立ちをひかえた子どもたちに寄付品をお届けしてまいります。
トドクンを運営する中で、みなさまからいただいた声をご紹介します。
【児童養護施設・子どもたちの声】
・セミナーでは自立への意識付けと、生活必需品のプレゼントもあるため、施設を出るときにとても助かります。(職員Kさん/K施設)
・セミナーは皆勤で、食器セット・炊飯器・掃除機・電気ケトル・ローテーブルをもらえました。セミナーも楽しかったし、後輩にも参加したほうがいいと勧めました。(Yさん)
・自分には、たくさんの大人の人が応援してくれてるんだなって思いました。ありがとうございました。(Mさん)
・いつもご支援ありがとうございます!私も支援頂き大変助かったところが多いです!
優しい心や手を差し伸べてくれることでたくさんの人の力になってると思うのでお世話になることがあればまたお願いいたします!(Tさん)
・いつもたくさんのご寄付ありがとうございます!寄付者の方々のおかげで日々の生活が潤います。とても助かっています。(Oさん)
【寄付者様の声】
・小さな応援しかできませんが、社会人になる子どもたちの不安がなくなることを願っております。(ご寄付品:寝具)
・ホームページを見て連絡することとしました。以前そちらでボランティア活動をしたこともあり、みなさまの活動を心より応援しています。(ご寄付品:テレビ)
ご寄付のかたちは2つございます。

みなさまからのご寄付品のお申込みや、寄付品を購入するためのご寄付を、心よりお待ちしております。
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