
ニュース・活動報告

日本の社会制度や価値観は、「実の親による子育てが当たり前」という考えのもと、かたちづくられています。
しかし実際は、
・親からの虐待により命を落としてしまう子は、毎年約50人
・児童相談所に保護された子のうち、そのまま家に帰される子は約6割
・親から逃れて夜の街をさまよい悪い大人に利用されてしまう子
・十代で望まない妊娠をし誰にも相談できないまま出産してしまう子
・法を犯して刑を受ける子
など、親を頼れず、社会からも守られずにいる子どもたちがたくさんいます。
親を頼れない子どもたちの存在を、見過ごさないために。
誰もが、生まれ育った環境に縛られることなく、未来を切り開けるように。
そんな想いをもって、3回目となる「Coyell(コエール)」をオンラインにて開催します。
コエール(Coyell)は、
① 親を頼れなかった経験をもつ子どもたち(=イルミネーター)の声を聞く
② 子どもたちを支える活動をしている大人(=アクティビスト)の話を聞く
③ 今から、自分は何ができるのかを考え、具体的な社会活動(=ソーシャルアクション)を実行する
という3つのステップで構成されています。
①イルミネーターたちは、いま、スピーチの内容を考え、伝わる話し方のレッスンを受け、自分たちの経験をひとりでも多くの方に知ってもらいたいと、奮闘中です。
②アクティビストたちも、活動を後押ししてくれる仲間たちと一緒に、子どもたちが直面している課題をあぶり出し、具体的な解決方法を提言すべく、準備をしているところです。
そして、次のステップの③は、あなたの出番です。
7月3日に開催されるスピーチイベントに参加し、イルミネーターやアクティビストのスピーチを聞き、具体的な行動を起こしてください。
7月3日に開催される「コエール2021」スピーチイベント。
今年スピーチをするイルミネーターは、9名。
・実の親から金銭搾取されていた
・児童養護施設に入れず、精神病院を転々とした
・両親の離婚などが原因で、家族のカタチが6回変わった
・交番に駆け込むも、追いかけてきた母親に引き渡された
・母の恋人からのDVを避け、2年間偽名を使い暮らした
など、ざまざまな経験をしています。
7月3日は、
・あの時、どんなことを感じたのか、
・あの時、周りの大人には、どんな声をかけてほしかったのか
といった、「本人にしかわからないこと」「今だから話せること」を語ってくれます。
イルミネーターたちの話をぜひ、聞いてください。
7月3日、オンラインでお会いしましょう!
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