ニュース・活動報告

NPO法人に入職してみた! 〜新人スタッフコラム〜

今年3月中頃に入職して7カ月ほどが経ち、未だにいろいろなことに悪戦苦闘してる中、
こうして筆を執ることになり、少しでもブリッジフォースマイルの活動内容が伝わるといいなーと思っています。

 

まず私の話をしてみますと、前職ではファッション関係のデザインや生産を担当しており、児童養護関連とは縁遠いものでした。
仕事をしていく中で、ある出来事から福祉に興味を持ち、働きながら福祉の専門学校に通い、同時期に障害者の方々とのアート作成プログラムなどを行うNPO法人でボランティアも始めていきました。
今もこのボランティアは続けています。

 

ブリッジフォースマイル(以下B4S)を選んだ理由は、既存の福祉だけではなく、一般企業の考え方やセンス、一般企業を巻き込む力と福祉の必要性のミックスした新しい福祉の考え方だと感じたこと。ワクワク&ドキドキしながら入職をしたという経緯です。

 

しかし、入職して5日目には「コロナ」の影響での東京都からの自粛要請に伴い、自宅待機にて業務がオンラインのみとなり、そばに人がいない状態になりました。
質問も回答も業務連絡もオンライン上が主になり、孤独と不安の日々…
使ったことの無いシステムを使わなければならず、困ることも多く、足手まといなのではと考える事も多かったです。
そんな中でも先輩職員からの「どう?」「慌てないでゆっくりでいいから」などの言葉で、少しずつでもいいから業務を覚えようと思えるようになりました。

 

ボランティアで関わっているNPOはアナログ感満載の「ゆるり」という表現がぴったりの活動だったのですが、B4Sは全く違い、業務量もスピード感も桁違い。パソコン業務がメインで、kintoneやSalesforce、SNSやMessengerなどあらゆるツールを用いて作業を行っていて、現代社会を感じ得ずにはいられませんでした!!

 

これが新しい福祉の形なんだなーという感想と、「ついていくのに必死」という言葉しか見当たりません(未だに必死です…)

 

今は「施設コミュニケーション」というチームに配属され、児童養護施設や自立援助ホーム等の施設や里親さんの窓口担当です。児童の自立支援を行う金銭管理や進路相談、就活セミナー、退所後の自立に向けたセミナーなどのプログラム利用を案内したり、施設側からの相談で個別対応が必要な児童がいれば別部署の専門支援チームに繋いだりしています。

 

自立支援プログラムとして施設に直接伺って行う「出張セミナー」、各施設の児童に集まってもらい行う「集合型セミナー」などをオンラインやオフラインで毎月行っています。

 

この半年ちょっとの間に私が関わったセミナーだけで出張セミナー11回、集合型セミナー5回、巣立ちセミナー6回。その他にジョブプラやインターンなども行い、延べ200人ほどの児童に関わってきました。
しかし、施設コミュニケーションチームは全部で5人しかいません。
一都三県の施設の数は240以上あります。このすべてがプログラム参加してくれているわけではありませんが、セミナーを運営する裏方の仕事だけでいっぱいいっぱいな時もあります。
運営にはサポーターと呼ばれるボランティアさんのお力が必要となります。
参加する児童にとって、施設外の大人と接し、いろいろな経験をしているサポーターさんから刺激を受ける機会にもなっています。
大人と話すことを楽しみにしてくれている子もいます。サポーターさんの数が増えるほど、子どもたちが多種多様な大人と知り合う機会が必然的に増えると思っています。

 

「私たちと一緒に児童の笑顔を増やしてみませんか?」とこれを読んでくれている方々に直接言いたい気持ちです(笑)

 

それでは、今夜も出張セミナーがあるので、私はこの辺で失礼します。

施設コミュニケーション担当 岸田 浩仁
異業種から参入してみた感想を書いています。
NPOにチャレンジしてみるっていいと思う!

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