ニュース・活動報告
たくさんの方々に支えられていることを実感したクラウドファンディングでしたが、あれから早3カ月ほど。皆さまの応援に後押しされて、この秋、ブリッジフォースマイル(B4S)では新たな活動の準備が着々と進んでいます。
1. 緊急ショートステイの拡充
現在ブリッジフォースマイルが運営している「緊急ショートステイ先」の需要を鑑みて、今年の冬より3カ所目となる新たなショートステイ先の運営が始まる運びとなりました。ありがたいことに、ご支援者さまのおかげでリフォーム代を確保することができましたが、引き続き各部屋のカーテン等の備品、家電などの生活必需品を整えるお金が必要です。
すでに運営中のショートステイ利用者からは、
「住居の提供以外にも、次の住まい探しや児童相談所等の機関との連携、バイト先とのやり取り補助など、さまざまな面でサポートしてもらって感謝しています」
「夜寝られるようになった」「不安で落ち込み食事が喉を通らないこともありましたが、B4Sのスタッフと体調確認をしながら、徐々に食事がとれるようになりました」
「一人暮らしをしたことがなかったので、短期間ではあったが今後の生活のイメージを持つことができた」
「定期的に訪問や面談があるため、予定に合わせて自発的に生活リズムを整えることができた」といったお声をいただいています。
- 目的: 家庭の事情や経済的な困難により、住む場所を失った若者に対して、一時的に滞在できる場所を提供します。
- 特徴: B4Sが運営する居場所拠点からも近く、見守りや相談支援も行うことで、安心して過ごせる環境を提供します。
- 意義: 緊急時に頼れる場所を確保することで若者たちの不安を軽減し、次のステップを考える時間の余裕を作ります。
2. 伴走支援の拡大
5月から始まった「相談・支援窓口」は、4カ月で90人ほどの方からさまざまなSOSが届きました。「ただ悩みを聞いてほしい」というご相談もあれば、専門機関への訪問同伴、家事支援など、幅広い伴走支援を行っています。施設出身の方からは、「知人が生活に困っているので、B4Sの支援窓口を紹介しようと思う」と言っていただくこともあります。
- 目的: 若者一人ひとりに寄り添い、専門機関への訪問同伴や自立に必要なスキルや知識を習得できるようサポートをするなど、それぞれのニーズに合った支援につなげます。
- 特徴: 月1回の面談や、家計管理、家事支援など、若者の生活に寄り添ったサポートを提供します。
- 意義: 孤立を防ぎ、若者たちが自信を持って社会に参加できるよう支援します。
3. アフターケアの支援基準整備と政策提言
私たちとしては、今後ますますの支援体制強化や支援地域の拡大が必要だと思っております。そのためには、スタッフを増員し、今共に働くスタッフが疲弊しないようにしていくことも、大切な取り組みです。
- 目的: 現在の支援の質を高め、より効果的な支援を提供するための基盤を築きます。
- 特徴: 支援の成果やコストを可視化し、政策提言を行うことで、制度の改善に繋げます。
- 意義: 支援の質を向上させ、より多くの若者に必要な支援が届くようにします。
これらの取り組みの背景と重要性
- 若者のSOS: 経済的な困難、DV、孤独など、様々な問題を抱える若者からの相談が増えています。
- 支援の格差: 児童養護施設出身者など、親を頼れない若者に対する支援は、自治体によって大きく異なります。
- 支援の抜け漏れ: 児童相談所に繋がらず、支援からこぼれてしまう若者が多く存在します。
ブリッジフォースマイルは、これらの課題に対して、以下のような取り組みを行ってきました。
- 全国的なネットワーク: 全国に拠点を設け、広範囲に支援を提供しています。
- 多様な協力者: 企業やボランティアなど、様々な人々と連携して活動しています。
- データに基づいた支援: 支援の成果を数値化し、より効果的な支援を目指しています。
今後の展望
ブリッジフォースマイルは、より多くの若者に対して「安心して暮らせる社会を実現するための支援」を提供していくことを目指しています。また今後は政策提言も行うことで、日本の児童福祉の改善に貢献してまいります。
ご寄付のお願い
これからも活動を力強く推進していくために、みなさまからの継続的なご支援が必要です。より多くの方々に関心を持っていただき、支援の輪が広がっていくことで、より良い社会の実現に繋がっていくと信じています。これからの若者のため、未来を切り拓く活動に、是非ご一緒ください。
※認定NPO法人ブリッジフォースマイルへのご寄付は、税制優遇の対象になります。
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