ニュース・活動報告

「キャリア支援プロジェクト」は、大学・専門学校でIT系分野を専門に学び、将来、IT系の企業で働きたいと考えている児童養護施設出身の若者を対象としています。

2021年度も昨年に引き続き、就職サポート面談（オンライン）と奨学金で応援する形となりました。4名の若者が参加しています。

今回は「リ」の自己紹介をお届けします。

◆当たり前に利用しているネットワークについてもっと学びたくて進学先を選択

私は現在ネットワークセキュリティについて学んでいます。

ITにもともと興味があり、高校3年生のとき、進学先を決めるためさまざまな専門学校の体験授業を受けに行きました。そのなかでふと、「ネットワークセキュリティ科」の文字が私の興味をそそりました。

体験授業を受け、私たちが普段当たり前に利用しているネットワークについてもっと学びたいなと思い、今の勉強をしています。将来はインフラエンジニアになりたいと考えています。

今の学校を選んだ理由は２つあります。

1つ目は学べる環境が整っていることです。設備はもちろんですが、教員が親身になって教えてくれそうだなと、オープンキャンパスに数回通うことで実感したからです。２つ目は就職活動を徹底的にサポートしてくれそうだと思ったからです。

学費は有り難いことにすべて奨学金で支払っています。

◆コロナが終わったら、旅行に行きたい

平日は学校に行き、勉強しています。学校のあとは大体アルバイトをしています。アルバイトがない日は、帰宅し家事をするか、課題をしています。

2年次になり昨年より課題の量が増えたので、比較的課題に取り組むことが多いです。休日はのんびり過ごしたり、友達と会ったり、アルバイトをしたりしています。家はアパートなのですが、割と都心に住んでいるためワンルームですが家賃が結構高めです。

アルバイトはスーパーの清掃をしています。仕事内容は洗い物や品出し、床掃除などです。アルバイト先の環境がとてもよく、楽しく仕事に取り組むことができています。アルバイトでいただいた給与は、８割生活費に使い、あとの２割は貯金に回しています。

コロナの影響は友だちと気軽にどこにでも遊びに行けないことです。一人暮らしをしてからある程度自由になれたけれど、コロナのせいで高校の友だちと前から計画していた旅行がなかなか行けず、悲しいです。また、最近ハマったタイの俳優の影響で、タイにも旅行に行きたいのですが、このコロナ禍なので行けずにいます。早く収束して旅行に行きたいです。

◆奨学金は、将来に備えた貯金にしたい

このプロジェクトは昨年も参加させていただきました。私は現在ITの勉強をしているため良い機会だと思い、今年も応募させていただきました。

私は将来に備えて、貯金をしています。アルバイトで頑張って貯めていますが、生活費もあるのでなかなか思うように貯金するのが難しいです。そのため、いただく奨学金の一部は貯金したいです。

また、これまで学業とアルバイトの両立を、日々頑張ってきました。１年次は学業が疎かになったときもありましたが、２年生になってからは特に、学業もアルバイトも自分なりに精いっぱい取り組んできました。そのため、日々頑張ってきたご褒美として、自分への投資になるものを買いたいとも思っています。

◆夏休みは就活に専念

この夏休みは就職活動に専念したいです。私はまだ内定を得ていないため、これから本腰を入れて取り組みたいです。10月までには何としてでも内定を貰いたいので、一生懸命就活に励みます。

あとは学校の課題に取り組むのと、夏休みなのでアルバイトをたくさんして、お金を稼げたら良いなと思います。

私は今、学校に毎日しっかり通い、授業をしっかり受け、知識を身に着けることを頑張っています。これは一見当たり前のように見えますが、昨年の私はこれができませんでした。昨年の学年末は進級するために大量のレポートを書きました。この痛い思いをもう味わいたくないので、昨年の反省を生かし日々頑張っています。

◆「リ」のお気に入り

私が今一番人にお勧めしたいのはタイドラマの「2gether」です。男の子同士のラブストーリーを描いたドラマです。

私は今まで恋人がほしいと思わなかったのですが、このドラマを見て初めて恋人がほしいと思いました。あまりにもピュアすぎて胸が苦しくなるほどです。そしてどれほど愛が尊いものなのかを教えてくれたドラマです。このドラマは映画化し、日本でも上映されました。写真はその映画のチケットの写真です。

※本プロジェクトは、日本オラクル株式会社とブリッジフォースマイルの協働プログラムです。