ニュース・活動報告
「キャリア支援プロジェクト」は、大学・専門学校でIT系分野を専門に学び、将来、IT系の企業で働きたいと考えている児童養護施設出身の若者を対象としています。
2020年度は新型コロナウイルス感染症の拡大をうけ、就職サポート面談(オンライン)と奨学金で応援する形となりました。8名の若者が参加しています。
今回は「ばっは」の自己紹介をお届けします。
◆自分が作ったゲームで笑顔になってもらいたい
プログラミングなど情報系を主に学んでいます。将来ゲームプログラマーになるために必要なスキルを学ぶためです。将来の夢がゲームプログラマーの理由は、元々自分はゲームが好きなので自分でつくったゲームで笑顔になってもらいたいからです。
今の学校を選んだ理由は二つあり、一つ目はオープンキャンパスで行った時にパソコンなどのウィルスのかけ方やその予防などをやっていて、それを見て面白そうと思ったからです。
二つ目は、他のところではあまりやっていレポートの書き方などの基礎知識を、講義で丁寧に教えてくれるところが自分にあっていると思ったからです。
学費は今、一緒に住んでいる祖父が出してくれています。
◆接客が苦手。克服するためにコンビニでバイト
平均的は一日はパソコンで大学の講義を受けて終わったらバイトに行き、バイトがない日は課題をやり、空いた時間はYouTubeなど動画を見ています。
住んでいるところは、祖父の一軒家の部屋を使わせてもらっています。
バイト内容は一ヶ月前からはじめたコンビニです。
高校の時は接客に苦手意識があり、お肉屋さんの清掃やファミレスのキッチンなどの裏方をやっていました。でも、このまま社会に出てはダメだと自分で思い、少しでもコミュニケーション能力を付けるためにコンビニでバイトを始めました。
バイトで貯めたお金はほとんどを食費に使いました。
コロナで影響を受けたのは大学に行けないことです.
zoomなど動画で講義をやっているのですが、パソコンの使い方の説明など画面越しでは伝わりずらいことがあることに困っています。
◆「プログラマーってどんなことをやっているのだろう」を具体的に知りたくて
なりたい職業の人たちが、具体的にどのようなことをしているのかをネットなどで調べるよりも自分自身で見てみたいと思っていた。ちょうどそのころ、出身施設の職員さんに職場を見学できるよ、とのようなこと教えてもらい、このプロジェクトに参加することにしました。
知りたいことは、大きく分けて二つあります。
一つ目は、ゲームプログラマーの一日の主な仕事内容はどのようなことをやっているのかやどのような技術が必要なのかが知りたいです。
二つ目は社会で必要な知識などです。
いただく奨学金でバイクを買いたいと思っています。
家から大学まで約1時間半ぐらいかかるのが、バイクなら30分ぐらいで行けます。時間が短縮ができるし、交通費も抑えられるのがいいなと思っています。
この夏休みは、思い出を作りたいです。
今は具体的なことは思いついていませんが、今年はコロナでたくさんの行事が中止になりました。嫌なことばかりだったので、それを超えるような思い出を自分で作りたいと思いました。
◆「ばっは」のお気に入り
いま、1番気になっているものは第5人格というスマホゲームです。
ゲームはハンター1人とサバイバー4人でハンターはサバイバー2人以上を捕まえたら勝ちで、サバイバーは3人以上逃げ切れたら勝ちというゲームです。
このゲームをすすめる理由は、敵との駆け引きが上手く出来たら気持ちいいところです。
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