ニュース・活動報告
開催日時:2020年8月21日(金) 10:00~12:00/13:00~15:00
場所:東京サレジオ学園
子ども参加人数:11人
【内容】
・プログラミング教材「GreenFoot」
・午前の部
・午後の部
・おわりに
日本オラクル株式会社は、米国企業オラクル・コーポレーションが1985年に設立した日本法人です。国内の企業や団体の情報システムを構築するためのクラウドサービス、ソフトウエア・ハードウエア製品、コンサルティング、サポートサービス、教育などの事業を展開している世界的な企業です。
今年は新型コロナウイルスの影響で、ブリッジフォースマイルが施設に出向き、施設と日本オラクルの社員さんとをつなぐ、初のオンラインジョブプラクティスを開催しました。ビデオ会議システム「Zoom」を通して社員さんと交流しながら、午前は小5・6年生が、午後は小6・中学生がゲームプログラミングの世界を堪能しました。
■プログラミング教材「GreenFoot」
GreenFootは、2Dゲームやシミュレーションを通じてプログラミングを学べる教材です。今回子どもたちが体験するのは、GreenFootのしくみを使った餌のオブジェクトを目指して、蛇を操作するBobbySnakeというゲーム。蛇が壁や自分の体に当たるとゲームオーバー。餌を食べるたび、蛇は体が大きくなり、動くスピードも変わってだんだん難しくなります。
オンライン開催の今回は、パソコンでGreenFootを起動し、iPadでZoomを立ち上げて、リアルタイムで社員さんにフォローしてもらいながら、プログラミングを進める流れです。
■午前の部
午前10時、子どもたちが席についてプログラムがスタートしました。冒頭はオラクル社員さんの自己紹介。子どもたちは画面に映る社員さんに笑ったり話しかけたり、双方向で会話をするビデオ会議のしくみにとても興味津々でした。自己紹介が終わると、BobbySnakeの簡単な説明を挟んで、まずはこのゲームを皆で楽しみました。午前の部は小学5・6年生の構成でしたが、日常的にパソコンなどを使っているためか、子どもたちはゲームの蛇を上手に操り、上達の早い子だとかなり長い蛇に成長させていました。
しばらくの間ゲームに熱中したあとはいよいよゲーム開発にチャレンジ。蛇の速度、餌の数、ステージの環境…プログラムの入力によって自在にゲームを作ることを通じて、プログラミングの面白さを味わうのが今回の目的です。Zoomのブレイクアウトセッションという機能を利用して、子どもたちは一対一で社員さんから手ほどきを受けながら、ゲームの裏側を理解していきます。蛇が食べるリンゴの位置や数を変える、背景を自分の好きな模様にするなどなど、うまくいって画面が新しくなると「おー!出てきた!」と大はしゃぎ。なかには「セミコロン」、「スラッシュ」などのパソコン用語が分からず、悪戦苦闘する子もいましたが、ブリッジフォースマイルのスタッフや職員がサポートに回り、最後まで前向きに取り組んでいました。正味一時間ちょっと、またたく間に子どもたちは技術をものにし、最初の設定とは全く違う、オリジナリティーあふれるゲーム世界を作り上げていました。
■午後の部
お昼を挟み、午後は小学6年生と中学生の部です。やはり上級生が中心の今回のグループでは、説明を受けたあとはすぐにコツをつかんで、子どもたちはそれぞれゲームを楽しんでいました。プログラミングが始まると、ある子は最初から最後まで集中して取り組み、ある子は社員さんにいろいろと質問をしながら、またある子はかなりアレンジを加えて楽しんでいたりと、進め方にも独自の色が表れていたのも特徴でした。途中、Zoomが切れてしまってiPadからは復旧できず、代替としてパソコンで対応するなどオンラインならでは一幕もありましたが、最後は午前同様、世界に一つだけの作品に仕上がりました。
■おわりに
今回はコロナの影響で、企業のオフィスに出向いて体験することはかないませんでしたが、社員さんの入念な準備とマンツーマンのフォローのおかげで、子どもたちは普段の生活空間にいながらにして、楽しみながらプログラミング技術を体感することができました。
まだ外出が制限される厳しい状況ですが、子どもたちには今回の体験を通して、プログラミングのお仕事や自分自身の興味・関心を知るきっかけにしてもらえたらと思います。
オラクルの社員さん、本当にありがとうございました!
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