~親を頼れない若者たちを見守るB4S PORT(相談・居場所事業)~

ブリッジフォースマイル(B4S)は、「児童養護施設や里親家庭の元で暮らす子どもたち」と「企業」を繋ぐ架け橋となり、子どもたちが多種多様な仕事についての理解を深めるジョブプラクティスセミナーを開催しています。この体験を通して、子どもたちは働くことに対する視野を広げ、自分の興味関心・得意不得意に気づき、働く人と接しながら仕事のイメージを早い段階から描くことができます。
このセミナーは、親を頼れない子どもたちが児童養護施設などから巣立った後にたった一人で生活を安定させなければならず、その際特に生活の基盤として重要な「就労」におけるミスマッチを防ぐことを目的としています。
今回は株式会社ZOZO様の物流拠点の1つである千葉県習志野市のZOZOBASEに、子どもたちをご招待いただきました。
建物の中に入るとおしゃれなエントランスが広がっており、子どもたちは少し緊張しながらもワクワクした高揚感に溢れているようでした。
まずは、海が一望できる会議室で株式会社ZOZOの仕組みやZOZOBASEについて学びます。企業が大切にしている「楽しく働く」を実現するためにどうすればいいのか、子どもたちは社員のみなさんと一緒に「働くこと」について真剣に考えました。
つぎは、子どもたちが興味津々だったZOZOの広大な物流拠点に移動し、お仕事体験をさせていただきました。
※写真資料引用元:株式会社ZOZO公式YouTube「【ZOZOBASE SMILE TOUR 】ZOZOの物流拠点の内部をご紹介」
まずは、商品のバーコードを読み取り、管理シールを張り付け、自動仕分けロボットに商品を乗せるお仕事を体験しました。バーコードの読み取り作業にはコツが必要で、どうやったらうまく読み込めるか考えながら仕事をする子どもたちの姿がとても印象的でした。
※写真資料引用元:株式会社ZOZO公式YouTube「【ZOZOBASE SMILE TOUR 】ZOZOの物流拠点の内部をご紹介」
つぎに、仕分けされた商品を保管するエリアにやってきました。ここでお客様に送る商品をピックアップする人たちは1日19kmも倉庫内を歩くそうで、子どもたちも驚きを隠せないようすでした。
その後はランチタイム。子どもたちは見た目も鮮やかで美味しいお弁当を社員のみなさんと一緒に食べながら、アニメやスポーツなど、さまざまなお話で盛り上がり、和やかな時間を過ごしました。
午後からは、採寸から商品の撮影、商品を片し梱包するまでの一連の流れを体験しました。ZOZO独自の採寸方法に沿って正確に採寸することや、お客様に買ってもらうためにはどのように撮影するのが良いのかなど、チーム毎に意見を出し合って楽しく取り組んでいました。
お仕事体験後は、社員さんへの質問コーナーをおこないました。「なぜZOZOに入社したのか」という質問に対して、社員のみなさんは働くことに対する考えやZOZOへの想いを熱く語ってくださいました。
セミナー終了後には嬉しいサプライズ!素敵なエントランスで撮影した集合写真と、オリジナル筆記用具セットのプレゼントに、子どもたちの笑顔が溢れました。
今回参加した子どもたちに行った事後アンケートでは、「仕事の楽しさを知れて良かったです」「ZOZOに興味を持つことができた」など、子どもたちが「働くこと」について真剣に向き合ったことを感じさせるような感想を多くいただきました。
ZOZOの橋本様からは「私たちはブリッジフォースマイル様とご一緒することで1人でも多くの子どもたちにZOZOが大切にしている『楽しく働く』と言うことを伝えたいと思っています。多くの子どもたちの人生が豊かになるようこれからも活動を続けてまいります。」とのご感想をいただきました。
ZOZOのみなさま、素晴らしい機会をご提供いただき誠にありがとうございました。
B4Sでは、子どもを対象にしたジョブプラクティス(職業体験)にご協力いただける企業を募集しています。
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