ニュース・活動報告

【キャリア支援】「はる」自己紹介

大学・専門学校でIT系分野を専門に学ぶ児童養護施設出身の子どもたちを、ジョブ体験と奨学金で応援する「キャリア支援プロジェクト」です。

このプロジェクトの特徴は、実際に仕事をしてみるインターンとは違い、実際にその仕事をしている人に影のように寄り添い、その仕事内容や職場を観察する「ジョブシャドウイング」を体験できることです。

将来、IT系の企業で働きたいと考えている子どもたちが4名、参加しました。

まずは「はる」をご紹介しましょう。


◆ 経営のことを主軸に、人の生き方や働き方、学び方について学び中。

社会学系の学部で学んでいます。
経営のことを主軸に、人の生き方や働き方、学び方について学んでいます。

 

ゼミでの活動では、最新の技術である「Web」「スマートフォン」「クラウド」「ビッグデータ(AI、IoT、MA、DMP)」の基礎理解をしたうえで、「プライバシー」「セキュリティー」「決済」「物流」などの環境が、今後どのように変化をするのか、その変化が社会生活、消費行動、ビジネスに与える影響を考察しています。

 

これからIT化はますます進んでいくと思います。そんな時代のなかで、自分も無関係ではいられないと思ったことがきっかけで、選びました。

 

◆ 修学旅行で行った沖縄で、就職から、進学に変更。経営について学びたい!

私は商業高校に通っていて、情報処理や簿記といった事務的なこと、実務的なことを学んでいました。はじめは、高校卒業したら、就職しようと考えていましたが、高校2年の時の沖縄修学旅行で、ダイバーの人やガイドの人が楽しみながら働いている姿をみて、「このまま高校を卒業をして働くので良いのか?」と感じ、「もっと視野を広げたい」と大学に進学したくなりました。

 

そして、旅行のサービス、人を楽しませる企画について興味が湧き、もっと深く企業の経営について学びたいと思い進学しました。

 

卒業後のことは、まだ特定の仕事をしたいと決めていませんが、人を喜ばせる、便利だと思ってもらえるサービス、企画を考えることをするか、人一人ひとりが働きやすい環境にしていきたいです。「次の当たり前」を作れたらいいなと思っています。

 

◆ AIやIoTなどの技術が広がるなか、ITを使った新しい働き方を知りたい。

オラクルは、IT企業でもの中でも大手なので、最先端のことを知ることができる機会だと思いました。今現在、ITに関連する企業で働きたいと思っているのですが、IT企業といってもさまざまな仕事や職種があり、どんなところがいいのか迷っています。

 

これから就活するにあたり、どのようなことが大切になってくるのか、AIやIoT、といった技術が広がるなかでどのように働いていくべきなのかなどを知りたいです。また、どのような企業に就職するとしてもITは切っても切り離せないものだと思うので、どのようにITと付き合っていくのか、ITを使った新しい働き方なども知りたいです。

 

また、将来、自分が何をしたいのか、どういった働き方をしたいのか、具体的にイメージできていないところについても、今回の体験で何かつかめるといいなあと思っています。

 

◆ 奨学金のおかげで、就活に専念。有意義な時間を過ごせそう!

今回いただけることになった奨学金については、就職活動では、スーツや交通費など、たくさんのお金を使うことになると聞いたので、就職活動の資金にあてたいです。また、就職活動期間中、自己分析や業界研究など就活に専念するために、アルバイトを減らさないといけなくなるのが心配でした。奨学金をいただけることで、アルバイトのことを気にせず、就活に専念できると思うので、すごく有意義な時間を過ごせると思います。

 

◆ 夏休みは、プログラミングに取り組みたい。

今は、両親と一緒に暮らしています。大学の学費は祖母に借りています。出前のアルバイトとウェブマーケティングの会社でインターンシップもやっています。アルバイトは1年くらい続いています。インターンシップは、はじめて3カ月ほどになります。定期代や教科書代などは、アルバイトで得たお金で払っています。

 

この夏休みは、ジョブ体験のほかにはプログラミングの勉強をしたいです。今まで、いちから、サイト作成、アプリ開発を行ったことがないので、トライしてみたいです。自分でもプログラミングを組めるようになり、エンジニアと共通言語を話ができる総合職を目指して頑張ります。


◆ はるの「ひとコマ」

この写真は立山黒部アルペンルートの雄山の頂上に登った時に食べたカップラーメンです。旅行を計画していた当初は、山には登らない予定だったのですが、せっかくだから登ろうと計画を変更。カバンの中には服や本が入っていて、登山には向かない装備で登ったので、すごく疲れましたが、頂上で売っていたカップラーメンは、いつものよりも5倍くらいおいしかったです。

 


※本プロジェクトは、日本オラクル株式会社とブリッジフォースマイルの協働プログラムです。

はる
4年制大学の社会学系の学部に在籍(3年生)

Bridge for Smile

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