巣立ちニュース

巣立ちプロジェクト2017~第3回 「しっかりさんの健康づくり」@中央東京ブランチ

朝からあいにくの雨でしたが、第3回の巣立ち。
今回は、午前中は調理実習、午後は性教育。楽しみでもあり、大変な回でもありました。

私は買い出し担当だったので、8:15に荻窪駅に集合し、10分ほど歩いて会場近くのスーパーで買い物しました。お肉や野菜は事前にお店に予約していたこともあり、買い物自体はスムーズに終了(ありがとうございました!)。
雨の中の移動は大変でしたが、9時には他のサポーターも待つ会場へ到着です。

すぐさま手分けして準備にかかります。
お米を研いだり、野菜の準備をしたり。会場設営、誘導など。
中央東京はいまのところ毎回場所が違うため、誘導係も大変ですが、みんなで笑顔で高校生を迎えます。

今回の参加者は、高校生16名、サポーター17名でした。

 

◎健康生活に必要な4つの教え
午前中の講師は、はたぼー。
健康に必要な4つの教え、「睡眠、医者、酒・タバコ・クスリ、食」について学びました。

はたぼーは、今回、音楽を開始前・休憩中にかけてくれて、高校生にとても好評でした。いまの流行の曲を流してくれたので、流行にうといサポーター(私ですが…)が高校生に「これって誰の曲?」ときいてみるなど、会話のきっかけにもなりました。

睡眠の話では、みんなの睡眠時間をざっくり質問。
高校生の中には、今日の睡眠時間が4時間未満という子もいましたが、睡眠の大切さについては理解している様子。「本当はもっと睡眠とらなくちゃと思うんだけど、いろいろやってると寝るのが遅くなって・・・」といっている子もいました。まだ若いから大丈夫だけど、年取ってから体にくるから気をつけてねというと、笑ってうなずいていましたが、本当睡眠は大事ですよ~!

クスリについては、まるでクスリに見えないパッケージの写真も具体的にみることができ、高校生も関心をもってきいていました。
(サポーターである私にとってもこんなものが出回っているのかと驚きでした。)

 

◎調理実習
いよいよお待ちかね調理実習です!
エプロンやバンダナを巻き、しっかりと手洗いをしてから、前回希望をとっておいたメニューを各自2名分ずつ作ってもらいました。うちのブランチは、チキンソテー、鳥そぼろ丼、しょうが焼きを作りました。

鳥そぼろ丼の材料が足りないというトラブルもありましたが、あるもので作るという対応の勉強にもなったのでよかったのではないかと思います。

料理が得意な女の子が見本を示し、それを参考にして料理をまったくやったことのない男の子が料理を作る、手が空いてる子はサラダの野菜を準備する、豆腐の切り方がわからない子がやり方を聞いて豆腐をきってみる、など、どのグループも楽しそうに料理を進めていました。

なんとか時間内に完成して、みんなで「いただきます!!」
料理自体はとてもおいしくできたのですが、ご飯が少しかためだったのが残念!炊飯ジャーによって炊き上がりが異なったため、水を多めで炊けばよかったなと反省。
お味噌汁は、豆腐とわかめと出汁入り味噌をお椀に入れてお湯をそそぐだけ、という簡易バージョンだったのですが、とてもおいしくて好評でした。

今回は本当に簡単なレシピで、料理をいままでやったことがなくてもおいしくできることを目標にしていたのですが、まったく料理をやったことがなかった子も、「結構簡単においしく作れるんだね~!これならできるかも!!」と言っていたので、とてもよかったと思います。

 

◎性教育
午後は、性教育のお話。午前とは違うグループわけをして、男性と女性にわかれました。
男性グループだけだと話がなかなか盛り上がらないという配慮から、男性グループには若い女性のサポーターが一名ずつつきました。

講師は、えつぼうでした。
とてもやわらかい雰囲気で、やさしく淡々と進めてくださって、とてもいい雰囲気でみんな話がきけていたと思います。

女の子のほうのグループは結構話がもりあがり、避妊の話なども積極的にグループ内で発言がありました。避妊をしない性行為に対しては「妊娠するなどしてダメージをうけるのは女の子のほうなんだから、自分の体は自分で守らないといけない。絶対にNOって言わないとだめ。女の子を大事にしない男は絶対ダメ」という発言も多数あり、とてもしっかりしていて頼もしかったです。

男性のほうはまだあまり関心がないのか恥ずかしいのか、どういう顔をしてきいていたらいいかわからない様子の子がほとんどのようでしたが、みんなきちんときいてくれていたようです。周りの友人にそういう経験もある子もいるようで、中絶費用が高額なことには驚いたりもしていました。

途中で、折り紙を使ったセッションがありましたが、とても興味深かったです。
各自折り紙を一枚もち、誰でもいいので挨拶をしてお互いの折り紙を重ねて半分にきる、というのを繰り返していくものです。3~4回繰り返すだけで、えつぼうとは挨拶していないにもかかわらず彼女が最初にもっていた折り紙を持っている人が何人もいました。こんな感じで性感染症が広がっていく、ということを目に見えてわかりやすく伝えてくれました。

午後はなかなか難しい話でしたが、終始いい雰囲気で、きちんと最後まで終わらせることができました。

今回は、調理実習は体力的に、性教育は精神的に、サポーターにとっても大変な回でしたが、最後まで楽しく終了できて、本当に良かったです。皆様、お疲れ様でした。

サポーター:けろたん

 

簡単味噌汁。とてもおいしくできました!

 

お料理完成!このあとみんなでおいしくいただきました。

 

折り紙セッション。性感染症の広がりを見える化してくれました。

巣立ちプロジェクト2017~第2回 「コミュニケーションとポジティブシンキング」@西東京ブランチ

巣立ちプロジェクトに参加してるボランティアの「うちか」から、巣立ちセミナー第2回のレポートが届きました。

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台風の影響で開催も危ぶまれたが、特に遅れも無く開始。
天佑である。

参加者は高校生15人。サポーター16人。
サポーターは8:45分に東京都昭島市 東中神駅に集合。

 

会場のある東中神駅のシンボル

駅前から続く商店街

ここでサポーターは待ち合わせ。そしてここで参加者を待ちます

 

会場設営は皆で行う。買出し係は大変だけど、嫌な顔一つせず朝も早くから到着。
私は誘導係。駅まで出かけて立ってます。

とはいえ2回目。道を聞かれる事もない。

今回講師は「AQ」さん。
挨拶は[なぜ自分の名前はAQなのか?]という謎かけ。
3つの[答え]を提示できる所がやはりベテラン。
普通、30人の視線の中でそれはできない。ニクい女だ。
コミュニケーションの大切さを伝えた上で本日のプログラムへと入る。

 

○アイスブレイク/共通点探しゲーム
初対面で仲良くなるなら共通点を探すのも解法の一つ。
適当に高校生同士でペアを作り、共通点を探すワーク。
当然、誰もが初対面の他人と話す事が好きだったり得意だったりするわけでもない。

そんな時はサポーターが横から割って入って、話を広げる事もある。
だけれども大抵は和気あいあい。話が続き過ぎるペアもいる。

[野球をやってる][ギターが弾ける][蒙古タンメン中本は美味しい][桃が好きです]───もし仮に相手のそれに全く共感できなくても、だからこそ興味を持って話し続ける事もある。
それはゲームの本旨とは違うかもしれない。
しかしたぶん、アイスブレイクの目的には適ってるように思った。

 

○グループディスカッション/なぜコミュニケーション力が必要か
人の悩みは大抵[人間関係]。らしい。
話題は職場でのケース、が中心だったように思う。

そもそも何故コミュニケーションなんてものが必要なのか。
それを考える上で、有れば或いは無ければどんな良い事、困った事があるかをディスカッション。

[俺たちより余分に生きてるオマエは一体どんだけコミュケーション力があるんだよ]と突っ込まれたら返答に窮するが、そこは一応オトナのポーカーフェイス。
誰がどう見ても私より彼らの方がコミュニケーション力がありそうなのは間違いないが。

良い事
[物をもらえる/奢ってもらえる/丁寧に接してくれる/友人ができる/嬉しい]

困る事
[解らない事が聞けない/いじめられる/一人ぼっちになる]

仮に満漢全席を振舞ってもらえても会いたくない嫌な奴というのも世の中には結構いるが、やっぱり奢ってもらえるとラッキーと思うだろう。

高校生の提示した回答は非常にシンプルに見える。
が、どれほど年を経ても、結局こういうものなんだと思う。
サポーターも高校生もそこに差なんて無い。
2000年後の人類だってその程度で悲喜交交している筈だ。

私が瞠目したのは続くケースワーク。
やはりほぼ高校生だけで考えてもらう。

 

○こんな時あなたならどうします?
[初デート。映画館で待ち合わせ。チケットは購入済。約束の時間より45分経過。連絡もない。電話を架けても出ない。すると相手がトボトボと歩いてきた。]

高校生より出てきた回答───まず掛ける言葉。

・来てくれてありがとう。
・次の映画の時間まで大丈夫?
・じゃ、いこっか(と言って手を繋ぐ)
・お茶でも飲みに行こうか?

彼ら彼女らに共通するのは[少なくとも怒りはしない]という事。

この高校生達はいつか聖人に叙せられるんじゃねえか?
私なら15分で帰るか落ち込んでワンカップ大関を買いに行く。

続いて遅刻の理由を明かされる。
[ひったくりにあって電話も何も失くなってしまったから]

それを知った上で掛ける言葉は───?

・ゴメンね、気づかなくて。
・ケガはない?

講師より改めて[なぜ相手が遅刻したのか事実確認をしようね]。
だけどきっと高校生達は言われるまでもなくわかっているのだと思う。
私はわかってなかったけど。

 

○昼食
お弁当です。
この間に第3回巣立ちセミナー[調理実習]のメニューを決める。

いくつかのメニューより高校生のリクエストの多い3種に絞る。
・卵とじそぼろ親子丼
・もやしキーマカレー
・豚こましょうが焼き

これを軽く作れたらカッコ良い事間違いない。

 

○インターネットコミュニケーションとリアルコミュニケーション
・インターネットコミュニケーション
[バイト先でのイタズラをTwitterで公開したらエラいことになった]とかのあれですね。

ただ、ネットでのコミュニケーションやリテラシーに関してはどう考えても高校生の方が詳しい。なにせ実体験がある。

おお、そんな地味で目的のよくわからない嫌がらせがこの世にあるのか、という話を高校生に教えてもらう。

私のような上京して都心で働いている人間は、都会のオトナの余裕の無さに辟易する。
やっぱどう考えても若い人の方が礼儀も思いやりもあるよ。
私の方がコミュニケーションの良さを学ばせてもらったセミナーでした。

次回は調理実習。手軽に作れるメニュー3種。
実は調理の才能があった、という高校生も現れるでしょう。

お楽しみに。

サポーター うちか

巣立ちプロジェクト2017~第1回 「面接とコミュニケーション」@東東京ブランチ

日時:2017年8月20日(日)10:00~17:00
参加者数:高校生12人、大人(サポーター&事務局)19人
テーマ:面接とコミュニケーション
講師:オッチョ

 

サポーターも高校生も緊張の初回 「コミュニケーション」のセミナーで一歩近づいた?

来年の春、児童養護施設を退所する子どもたちを対象にしたプログラム「巣立ちプロジェクト」が、今年も始まりました。「巣立ち」では、社会人として必要なコミュニケーションの基本から金銭管理まで、全6回にわたってセミナーを開きます。地域ごとの「ブランチ」に分かれ、同じボランティアと子どもが継続して一緒に活動をすることで、仲間づくりや人間関係を築く目的もあります。

 

■まずはやっぱり「ほう・れん・そう」

そうはいっても、この日はみんな初対面。まずはミニゲームで肩の力を抜きます。6、7人ごとのグループで輪になり、名前を呼んでボール代わりにぬいぐるみをキャッチボールする。それだけの遊びですが、5分もするとグループの人たちの名前は覚えられます。ゲーム後に自己紹介をして、いよいよ本格的なセミナーに入ります。

まずは社会人の基本である「ほう・れん・そう」、仕事での報告・連絡・相談の大切さから。とはいえ、子どもたちには、退所後の準備のためアルバイトをしている子も大勢います。バイト先で連絡がなくて困ったことがない?と尋ねてみると「お客様の忘れ物の引き継ぎがなくて、受け渡しの時にトラブルになりかけた」「次のシフトの人が無断で遅刻してきて、その人が来るまで残るよう急に頼まれた」など、具体的な経験が次々に出てきました。

▲アイスブレイク準備完了

 

■目移りしちゃう!

盛りだくさんの午前のプログラムが終わったら、お楽しみの昼ごはんです。
巣立ちは丸一日かけて行うプログラムのため、お昼もみんなで一緒に食べます。子ども・サポーターがそれぞれ20人近く集まる大所帯の東東京ブランチは、お弁当です。スマホを手放せない子どもたちに、どんなゲームが好きなのか尋ねたり、好きな食べ物の話をしたり。講義やワークショップとは違う子どもたちの表情を垣間見たり、人柄を知る楽しい時間です。

 

■次は、今日一番わくわくするワークのひとつ、NASAゲームです。

これは、月に不時着した宇宙船の宇宙飛行士という想定で、300km離れた母船まで生きてたどり着くために、何を持って行くか。酸素ボンベやFMラジオ、拳銃など15種類の持ち物に優先順位をつける、というものです。まずは一人ずつ自分なりに順位をつけて、それからチームで何を優先して持っていくか話し合います。

そう、このワークの目的はあくまでコミュニケーション。他の人がどんな理由で何を選んだか聞き取り、自分と違う意見の場合には、どのように話し合ってチームとしての意見を導き出すか。違うままでも決断することも重要です。意見をまとめたら、いよいよ採点。NASAのつくった解答とどれくらい違うか、個人で決めた順番と、グループで出した結論の両方で、それぞれ点数を出しました。「壊滅的だなあ……」「えー、これが必要なの?」とどよめきがあちこちで聞こえます。

4班あるうち、3つの班はグループの結論の方が点数が高くなりました。これは、みんなで話し合うことで、ひとりでは分からないことや気づかなかったことも助け合えるという、とてもいいことです。では、個人の方が点数が良かった残り1班は?「なぜ、話し合った方が点数が下がっちゃったんだろう? どう考えたらいいかな」。講師のオッチョが全員に向けて尋ねました。「自分の意見をもっとはっきり言って良かったのかも」と、子どもたちの中から声があがりました。どんな結果にも、良い悪いではなく学べるところがある。そのことに気づくきっかけになりました。

▲NASAゲーム

 

■繰り返すほど良くなる!面接

9月から高校生の就職活動が解禁されるのを前に、この日の巣立ちでは自己分析や面接の練習もしました。推薦入試による進学を希望している高校生によっては、すでに試験が始まっている子どももいます。

昨年までは1対1の面接の練習をしていましたが、今年は子どもにも面接官役をしてもらい、3対1のグループ面接方式に変更しました。1対1の場合、子どもたちは自分の考えを伝えることだけに一生懸命でしたが、グループ面接で他の子どもたちの様子を見ることで、良いところは真似をして、改善するよう指摘されたところは自分にもあてはめて考えることができます。

4つのグループに分かれた会場では、全員でお辞儀の練習をしているグループも。また、ひとり2回ずつ練習をしたことで「1回目よりずっと笑顔が増えたね!」とほめられた高校生もいました。予定の時間を少しオーバーしながら、高校生もボランティアも最後までやりきりました。

▲面接の風景

 

もりだくさんの1日が終わりました。高校生たちにも少し疲れたような表情が見えます。ボランティアの大人にとっては、来月もまた来てくれるかな、ちょっと気になるところ。「また来月ね!」と手を振って帰って行く様子に、ちょっとほっとしました。

 

サポーター(社会人ボランティア):たわしさん

【ボランティア150名大募集!】2017年度巣立ちプロジェクト☆サポーター募集のご案内

 

児童養護施設の子どもたちは、原則18歳になると施設を出て自活をしなければなりません。
ブリッジフォースマイルでは、児童養護施設から社会へ巣立つ高校3年生向けに一人暮らし準備セミナー「巣立ちプロジェクト」を開催しています。社会人の先輩として、これから社会へ巣立っていく高校生たちに寄り添い、「一人暮らしに向けて必要なこと」を一緒に考えたり、ときには悩みを聞いて励ましたりします。

2016年度は、高校3年生132名と、サポーター(社会人ボランティア)152名が活動に参加しました。
今年も、8月から翌年1月までの6か月間、活動に参加いただけるサポーターを150名募集しています!

<巣立ちプロジェクトの詳細はこちら。https://www.b4s.jp/activity/sudachi/

 

<巣立ちサポーター募集要項>

-活動期間

2017年8月~2018年1月

-活動頻度と所要時間

月2回(事前予習会2H、セミナー8H)

*高校生との関係構築のため、できるだけすべて(事前予習会、セミナー)にご参加ください。

-活動日程詳細

セミナーはA日程、B日程のいずれか、固定です。

第1回 事前予習8/6日 セミナーA日程8/20日 セミナーB日程8/26土

第2回 事前予習9/10日 セミナーA日程9/17日 セミナーB日程9/23土

第3回 事前予習10/8日 セミナーA日程10/15日 セミナーB日程10/21土

第4回 事前予習11/12日 セミナーA日程11/19日 セミナーB日程11/25土

第5回 事前予習12/3日 セミナーA日程12/10日 セミナーB日程12/16土

第6回 事前予習1/14日 セミナーA日程1/21日 セミナーB日程1/27土

 

-活動場所

事前予習 神田、大手町

セミナーA日程 東東京(東京駅)、西東京(拝島駅)、横浜、千葉

セミナーB日程 中央東京(荻窪駅)、橋本、小田原、埼玉(大宮駅)、千葉

*サポーターは上記9か所のいずれかのブランチに所属していただきます。

-主な活動内容

1、サポーター:セミナー参加高校生のサポート、当日の運営

2、コッコサポーター:上記サポーターの活動に加えて、セミナー終了後1時間程度、喫茶店等で個別に話をする(要研修受講)

3、セミナー講師:上記サポーターの活動に加えて、講義やファシリテーションを行う(要研修受講)

-参加費用

7080円(セミナー6回分の昼食費、おやつ、お茶代、ハンドブック「巣立ちのための60のヒント」代1080円を含む)

その他、ボランティア登録費として年間2,000円(システム運営費、ボランティア保険料等)

 

 

<説明会のご案内>

ご興味、関心を持たれた方は、ぜひ説明会へお越しください! 詳しくご説明いたします。

<説明会参加申し込みはこちら>

https://f.msgs.jp/webapp/form/16841_txy_27/index.do

 

日程、場所は、以下の通りです。

【千葉】 
日時:7月15日(土)10時ー11時30分 
場所:千葉市生涯学習センター 研修室3

【小田原】
日時:7月22日(土)17時30分ー19時 
場所:小田原市民交流センター UMECO  会議室3

 

場所の詳細は、以下の通りです。
@千葉市生涯学習センター(千葉):千葉県千葉市中央区弁天3-7-7
@小田原市民交流センターUMECO 会議室3:神奈川県小田原市栄町1丁目1番27号

http://chiba-gakushu.jp/know/know_04.html

 

 

*説明会参加後、Web上でボランティア登録、オリエンテーション参加(毎月開催)、事前研修参加(8月6日)、の流れになります。

*説明会の参加は任意です。参加しなくても、ボランティア登録は可能です。

<ボランティア登録はこちら。https://www.b4s.jp/entry/

*ランチタイムや、就業時間後など、オフィスへの出張説明会(無料、最小催行人数10名)も承りますので、お気軽にご相談ください。

 

ご不明点、ご質問は ブリッジフォースマイル事務局まで! info★b4s.jp(★を@に変えてください)
たくさんの方々のご参加を心よりお待ちしております!!

 

巣立ちプロジェクト2016~第6回 「知ってトクするポジティブ・シンキング&修了パーティー」@横浜ブランチ

あっというまの最終回!
2016年度「巣立ちプロジェクト」、第6回は横浜ブランチからのレポートです。
第6回@横浜ブランチに集まった高校生(13人)とサポーター(14人)

高校生もサポーターも、まだお互いの様子を伺いながら会話の糸口を探っていた第1回目から半年間、月に1度顔を合わせるうちに、休み時間の雑談トークも随分と打ち解けて自然な笑顔がたくさん見られるようになりました。
巣立ちプロジェクト・最終回のセミナーは、人生でトラブルに直面した時、どのように対処していくかを学ぶ回。施設を退所した後に起こり得るさまざまな困難を想定し、心構えや対策として大事なことを楽しみながら学べるように工夫されたゲーム感覚のプログラムは高校生も楽しんでいて、午後の修了パーティーも含めて一番の笑顔が見られた日だったかもしれません。

 

■あらゆるトラブルも乗り越えられる!「巣立ちクエスト」

午前のワークは「巣立ちクエスト」。高校生は、「クビになった」「先輩から怪しい薬を勧められた」などのトラブル例が書かれたカードを引いて、その問題を誰に相談し、どう解決するかを考えるプロセスを学びます。

 

「巣立ちクエスト」トラブルの一例

サポーターは職場の上司、施設職員、大家さん、自立ナビ(退所者をマンツーマンで見守るメンターボランティア)と役割を与えられ、さまざまなトラブルを抱えて相談に来る高校生に対し、役割に応じた対応をします。相談相手を間違えると世間話で終わってしまうため、限られた時間で誰に相談すると最適な対処法が見つかるかを考えることが大事なポイント。選んだ解決策が適切で具体的であればあるほど加点されるというゲームに、高校生も頭を悩ませながらクエストをこなしていきます。

ゲームをクリアさせることが最優先目的ではないため、解決策があいまいだとジャッジする審判から良い点数をもらえません。これまでの巣立ちセミナーすべてにおいて言えることですが、高校生の独り立ちにきちんと役立つワークを行うことに厳格なため、シミュレーションもアドバイスも全て、現実的に起こり得る内容で取り組みます。

 

■全6回、おつかれさま!「巣立ちプロジェクト修了パーティー」

ゲームの次は、トラブルに見舞われてもストレスをためない・解消するための方法を学ぶミニ講座。有志のサポーターが自身の実践法や体験談を話し、ポジティブ・シンキングを養うための考え方を共有した後、いよいよ修了パーティーへ。

高校生13人、サポーター14人が大きな円を描き、始まったのはフルーツバスケット大会!鬼役が「白い服を着ている人」「紐靴を履いている人」などお題を言うと、該当する人が一斉に立ち上がり、空いている椅子めがけて争奪戦を繰り広げます。

この時ばかりはサポーターも、高校生相手に手加減なし・遠慮なし!だって、こういう遊びは大人も本気でチャレンジした方が高校生も楽しいですよね。何より、半年間で築いたお互いの信頼関係があったからこそ、フェアな戦いができたのだと思います。

▲大人げなく(?)サポーターも本気で参加したフルーツバスケット

たくさん笑った後は、修了証書とメッセージカードの授与式へ。全6回、無遅刻無欠席で参加した高校生も、アルバイトなどやむを得ない理由で来れない日があった高校生も、出席した全てのセミナーを熱心に自分事として学習していた姿が思い出され、感動に包まれたムードの中、一人ひとりの名前が読み上げられます。

年末からサポーターたちが相談しながら作り上げたメッセージカードには、高校生がこれから人生の節目や岐路に立った時に、これらの日々をふと思い出し、ベストな選択をして力強い人生を歩んで欲しいという思いがたくさん詰まっています。

半年間のありがとうとこれからへのエールを込めて

半年間という短い間でしたが、参加したサポーター全員が、「高校3年生」という人生に一度きりの時間を共有してくれた高校生たちに対し、真剣に将来の道標となる何かを与えたいという姿勢で向き合っていたことは、同じサポーターの立場から見ても大人のあるべき姿として学ぶものがありました。

はじめは自主的な参加ではなかった高校生も、それなりに持ち帰ったことがあると思います。高校生同士仲良くなった子が、一生の友情を育むかもしれません。セミナーは修了しても、これからが始まりです。自分から働きかけができると生きやすくなるということを忘れずに、かけがえのない一生を送ってくれることを心から願い、これからも気兼ねのない距離感でつながりを保ち続けたらと思っています。

 

サポーター(社会人ボランティア):よしさん

巣立ちプロジェクト2016~第5回 「しっかりさんのオサイフ事情」@中央東京ブランチ

全6回の巣立ちセミナーも5回目を迎えました。今回のテーマは「しっかりさんのオサイフ事情」。受講している高校3年生たちの生活は4月からがらり変わりますが、その際の経済的状況がどのようなことになるか、そしてどのような金銭感覚をもてばよいかなどを学ぶ内容です。

12月18日、西荻地域区民センター(東京都杉並区)に集まった高校生は17名。社会人サポーターは15人(うち講師1名:アッキー)で総勢33名でした。クリスマスが近いこともあり、会場に飾り付けをし、雰囲気を盛り上げました。開始時刻の午前10時より少し早めに来てくれた何人かの高校生たちも、この飾り付けを手伝ってくれました。

 

本日講師のアッキー(左)とブランチリーダーの殿(右)

本日講師のアッキー(左)とブランチリーダーの殿(右)

■グループ内の多様な個性が刺激になる

セミナーはいつものとおりアイスブレイク的な自己紹介から始めます。セミナーでは毎回、幅広く高校生同士やサポーターが交流できるようグループ変えを行っています(標準的には1グループを6名とし、高校生3名+サポーター3名の構成です)。運営スタッフ側では、どんな組み合わせがよいかを考慮に入れてグループ分けをしていますが、人と人の化学反応は毎回予想外のものがあって面白いものです。

この日の自己紹介は恒例の「お隣さん重ね」形式です。これは例えば、1人目の人が「●●が好きな〇〇(名前)です」と自己紹介したら、隣の2人目の人は「●●が好きな〇〇(名前)さんの隣にいる▲▲が好きな△△(名前)です」と自己紹介し、その隣の人は「●●が好きな〇〇(名前)さんの隣にいる▲▲が好きな△△(名前)の隣にいる■■が好きな□□(名前)です」……というふうにやっていくものです。この日のお題は、「クリスマスに何をお願いしたいか」でした。会場内のあちこちのグループの島では、「クリスマスには◆◆をお願いしたい◇◇さんの隣にいる……です」の声が広がっていました。

■ケース学習で保険や年金の大切さを知る

自己紹介を終え、本番テーマに移ります。導入部分では講師のアッキーが高校生たちにお金に対する質問を投げかけます。「みなさんはお金に対してどんなイメージがありますか?」。テーブルに用意された2色の付箋紙に高校生たちがいろいろなことを書いて発表していきます。黄色の付箋紙にはお金に対する良いイメージを書き出すのですが、「好きなものが買える」「貯金できる」「幸せになる」「たくさんあると安心」などの意見が出ていました。他方、青色の付箋紙には悪いイメージを書き出します。「ありすぎると金銭感覚がおかしくなる」「争いのもとになる」「簡単に減るけど、なかなか増やせない」などの意見が出ました。

そのように頭をほぐした後、きょうのメインワークのひとつ『ブリッジ学園物語』というケース学習に入ります。ここでは3つのケースを紹介し、お金にまつわることを知っていきます。ケース1では、主人公のA君が大けがをしてしまい、健康保険に入っていなかったために多額の治療費を抱え、さらにはヤミ金(違法貸金業者)に手を出して大変な目に遭うというストーリーです。「保険に入っておかないとヤバいと思った」「保険って自動的に入ってるもんじゃないんだ」───ここで高校生たちは健康保険の大事さに気づきます。と同時に、学生やフリーターになる場合は、国民健康保険の手続きを自分でしなければならないことも学びました。

引き続きケース2では年金のことを、ケース3では生涯賃金の差のことを考えさせる内容になっています。特にケース3のところでは、正社員とフリーターとでは生涯賃金の差が3倍も開きが出ることを知ります。ここでは具体的な数字がどんどん出てくるので、高校生たちもリアルな感覚で「へえ~、そうなんだあ」「えっ、そんなに違うの!」と驚きの中で現実を知っていく機会になったようです。

また講義の合間には、社会人サポーターが登壇して体験談を披露しました。「私の節約術」では、ミユが「理容室に行く回数を減らすと一年でけっこうお金が浮かせるよ」と提案してくれたり、また「お金で困った話」では、Dすけが「入社した4月は何かと出費がかさみ、月末の給料日までにお金が底をつきかけたのでこのタイミングはみなさんも要注意です」と助言をくれたりしました。こうしたサポーターの身近な話は、講義の内容を補足したり、セミナーの流れにメリハリを出したりする意味で、とてもいいアクセントになりました。

■ピザとケーキを囲んで

今回のセミナーはクリスマス会の要素を盛り込んだこともあり、ランチはいつものお弁当ではなく、大皿オードブルから好きなものを各自で取り合う形です。そして午後3時にはおやつの時間も設けました。サポーター扮するサンタとトナカイが部屋に現われ両手に持ってきたものは……ピザとケーキ! 講義とワークの間にこうした小休止を入れることで、高校生同士、高校生とサポーターのフランクな交流時間が生まれます。

 

食事やおやつの時間も有意義な交流のひとときです

食事やおやつの時間も有意義な交流のひとときです

■1カ月の生活収支シミュレーションゲーム

きょうのメインワークの2つめは『ミッションゲーム』です。ミッションが何段階かにわたって示され、その都度、お金の支出を計算し、1カ月の生活費の収支をシミュレーションするゲームです。高校生の手元には「職業シート」が配られます。そこには「正社員」や「フリーター」「大学生」など職業コースが指定されています。例えば「正社員」を選んだ場合、収入は給料15万円からスタート。そこから所得税、住民税、健康保険料などを引き算するミッションが伝えられます。ゲームでは職業コースによって税金の違い、加入できる制度とそれに伴う支払金額の違いを設けています。

さらにミッションは進み、例えば通信費をどうするか(ガラケーで安く済ませるのか、ネットゲームをやるために高額の支出を許すのかなど)、娯楽をどうするか(高い入場料を覚悟で人気テーマパークに遊びに行くか、自宅のDVD観賞で安く押さえるかなど)といったような選択を次々にこなしていきます。ときにはトラブル臨時支出としてケガの治療費が発生したり、ハッピー臨時支出として結婚式の祝い金があったりと、リアルな人生につきものの想定外の状況も起こってきます。

「えー、お金足りないよ-。赤字だよー」「ふだんからの貯金は大事なんだな」「外食を減らして自炊の回数を増やさなきゃやっていけなさそう」といった声が聞かれました。月々の収支をどうやって釣り合わせていくかについては、脇にいるサポーターが適宜アドバイスをしました。

 

1カ月の生活収支をシミュレーションしてみると……

1カ月の生活収支をシミュレーションしてみると……

こうした1日のプログラムを終え、高校生たちは4月からの新生活に向けた金銭感覚、経済知識を少しではあるかもしれませんが身につけることができたように思います。また短期的な視点ではなく、健康保険や年金といった長期の視点から自分の人生を守ることの重要性を学んだ1日でもありました。彼らの最後の振り返りの発表では、「保険・年金に加入しておくことの大切さを知った」「借金は怖い」「簡単に仕事をやめないこと」「お金の使い方を考えよう」といったことが挙げられました。

 

【レポート】ノブさん

 

 

巣立ちプロジェクト2016~第4回 「しっかりさんの1人暮らし」@千葉Aブランチ

今回はもう折り返し、千葉Aブランチでの第4回セミナーの様子をレポートします。

第4回千葉Aグループのセミナーは11月19日、朝から激しく雨が降るなか開かれました。今回のテーマは「しっかりさんの一人暮らし」。一人暮らしを始めてからの暮らしの変化、手続きや契約事項、トラブル回避のための注意点について学びます。参加者は高校生15名、ボランティア15名、講師1名でした。講師は今回が初めての483(しばさん)。IT企業にお勤めで、連日夜遅くまで仕事をされているなか、講師をしていただきました。

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講師の483(しばさん)

 

■ 暮らしの変化
施設を出てどんな変化があるのか、あらかじめ考えておいて準備しておくことは大切です。卒業してどのような変化があるのかは一人一人違うので、まずは各高校生はボランティアサポーターの助けを借りながら卒業後の生活をイメージして洗い出します。具体的は、休日の朝・昼・夜に何をしてそのために何が必要なのか、着るもの、食べるもの、住むところについて、現在と卒業後を考え比較しました。その後、各自のワークの結果を発表し合って共有します。卒業後には一人暮らしをする人、実家で生活する人、施設に残る人、寮に入る人、など様々でしたが、多くの高校生はすでに卒業後の生活をイメージしていて、自分でやらなければならなくなることをしっかり認識した発表内容でした。

 

■ 物件選び
今回参加した高校生は卒業後皆が一人暮らしをするわけではありませんが、将来的なことも視野に入れて「一人暮らしするにはまず何が必要?」という483(しばさん)の問いかけに、何人かが「住むところ」と答えます。そこで重要な住まい選びについて、5つのサンプル物件情報と間取り、物件選びチェック表を使って、実際に物件選びをする時に何に気をつけたらいいか、どんな条件に優先度を高くするか、サポーターと相談しながらの個人ワークに移ります。
「この家賃でこの間取りだし、これは神物件!」
「収入に余裕があったらこの物件がいいけど、現実的にはこの物件かな~」
「この物件はユニットバスだけど、大丈夫?」
「収納はなくても大丈夫かな?」
などなど、高校生とサポーターで物件選びに盛り上がります。その後ワークの結果を各チーム、全体で共有します。各高校生は通勤・通学にかかる時間、間取り、家賃、初期費用、さらに自分にとって優先度の高い条件(ガスコンロ、インターネットなど)を熟考して選んでいました。和やかなランチタイムを挟んで、講師から下見や契約書についての重要性、チェックポイントの解説があり、さらに実際に不動産会社で働いているサポーターから、部屋を借りる際の注意点3つについてわかり易く覚えやすい説明がありました。

 

■ 一人暮らしの手続き

次に、一人暮らしを始める場合、どういう手続きが必要で、実際にどれくらいお金がかかるのか考えます。手続きについては講師から説明・解説があり、実際にどれくらいお金が必要なのかは、配られた生活必需品リストから自分が欲しいものをピックアップして金額の合計を計算するワークを個人で行います。個人でワークを行った後、結果を共有してみると、ほぼ皆同じくらいの金額の幅に落ち着きました。なかには節約を頑張ってかなり金額を抑えている高校生もいました。午前中に考えた住居の初期費用と合わせると、一人暮らしを始める時にかかる具体的な費用が見えて、高校生にとっては将来のための貯金の目安にもなったようです。

生活必需品に掛かる金額

生活必需品に掛かる金額

 

■ 一人暮らしについてサポーターの経験談

実際に一人暮らしの経験のあるサポーター二人から話を聞きました。一人には、不動産屋での内見や契約はどんな様子だったか、物件を選ぶ際の注意点やコツなどを伝授してもらいました。もう一人には、一人暮らしを開始してからの意外な盲点を関西出身者ならではのユーモアを交えて語ってもらいました。

 

■ トラブル回避

最後に、施設を出た後にどんなトラブルに巻き込まれる可能性があるか、そのような場合に誰に相談したら良いか講師からの解説があり、各グループでどんなことに気をつけたら良いか話し合いをしました。さらに、実際に詐欺に巻き込まれた、または巻き込まれそうになった社会人にその時の詳しい状況について経験談を話してもらいました。振り込め詐欺やネズミ講、高額商品の売りつけなどリアルな体験談に、高校生も注意して耳を傾けていました。トラブルについてはうっかり仕事を辞めてしまい生活に困るという事態にならないよう、職場に馴染めない「僕」のケーススタディを通じ、同じような状況で自分ならどうするか、「僕」はどうすればよかったのかをグループで考え、発表しました。最後に、「働くってなんだろう?」というテーマで一人のサポーターから話がありました。サポーター曰く、「色々な大事なこと(生活、家族、趣味など)を支える基盤」。仕事は生活の中で第一の優先度ではないけど、仕事のおかげで自分のいろいろ大事なことができている、だから仕事、働くことは大事だよ、という、これから巣立つ高校生への実際的で暖かいメッセージでした。

 

セミナーの最後はいつものように振り返りを行いました。

もう冬の足音が聞こえている季節となり、外は早くも暗くなっていましたが、雨も止んで、たくさんのワークをこなし社会人サポーターから多くを学んだ高校生たちは、どことなく軽やかな表情で会場を後にしていました。

 

ランチのお弁当

ランチのお弁当

(ほっしー)

巣立ちプロジェクト2016~第3回 「しっかりさんの健康づくり」@東東京ブランチ/調理実習って楽しいっ☆

■もう道半ば…

8月の暑い時期にスタートした巣立ちセミナーも気がつけば3回目、折り返し地点に来てしまいました。なんかあっという間すぎて…もうぼちぼちさみしくなり始めています。

今回参加してくれた高校生は19人で100%近い出席率なのはうれしい限り!これに同数のサポーターが加わり総勢38人の賑わいとなりました。第3回のテーマは「しっかりさんの健康づくり」で、午前が「健康管理と調理実習」、午後が「性に関する基礎知識」の2部構成になっています。そして講師は午前がおじゃるで午後があーちゃん、お二人とも巣立ちセミナーやカナエールなどで一緒に活動して来た頼もしいサポーターです。

 

■早朝の買い出しから一日の始まり

今年の10月はずっと雨や曇りの日が続いていたのですが、セミナー当日は快晴!朝8時過ぎにスーパー前に集合したサポーターの顔も晴れやかです。午前に実施する「調理実習」のために約40人分の食材を調達してからセミナー会場の「味の素コミュニケーションズ」に向かいます。ここは東東京ブランチが毎年お世話になっている会場で、本格的な調理室は実際に企業の商品開発などにも利用されているそうです。若干会場が見つけにくいため高校生が無事たどり着けるか毎年ハラハラドキドキなのですが、なんとサポーターと同じ時刻に2人の高校生が相次いで到着。会場のセッティングなどでサポーターも大忙しですが、くれぐれも彼らがひとりでポツンとならないよう声をかけ、会場が整うまで寄り添うようにします。

 

■健康管理と食事の大切さ

まずは恒例のアイスブレイクから。「朝ごはんに○○食べました」のお題でグループ内で自己紹介をして緊張をほぐします。講義では「睡眠」「医者(施設にいる間に医者にかかって治療しておく)」「酒・タバコ・クスリ」「食」をテーマに、講師のおじゃるが穏やかな語り口で丁寧に説明していきます。なるべく具体的な例示をしたほうが高校生に伝わるだろうという思いから、「睡眠」と「食」ではサポーターが社会人として「睡眠で工夫していること」「食生活で気をつけていること」について実体験を踏まえて紹介しました。そしてただ「食べる」のではなく「美味しく、楽しく」食べることの大切さを実感してもらうのと、一人暮らしを始めてもちゃんと自炊ができるんだ、という自信を持ってもらうためいよいよ調理室へ移動!

 

■作る楽しさと食べる楽しさを体験しよう

メイン料理は「豚の生姜焼き」「豚キムチ」そして「マーボー豆腐」に決定、この他におにぎり、汁もの、サラダなども作ります。短い時間でホントに全部作れるのかなとつい心配になっちゃうのですが、いざ始まるとみんなてきぱき動いて、高校生サポーター入り乱れているように見えつつも、ちゃんと連携を取りながら見事に時間内に全ての献立を仕上げました!そのあと自分たちで作った料理をみんなでワイワイ食べるひとときは高校生にとって良い経験になったのではないでしょうか。彼らの中にはこの機会が「初めての調理体験」だったり、セミナー終了時の振り返りで「今日料理を作れて良かった」と言っていた子もいました。

厨房の外は炊きたてご飯でおにぎり作り

厨房の外は炊きたてご飯でおにぎり作り

 

■難しいテーマも講師の人柄と話し方で聴き易く

いつもとはひと味もふた味も違うランチを楽しんだあと、午後の講義は性に対するアイスブレイク的な意味合いも込めて「ライフカード人生設計」からスタート。これは「デート」「初体験」〜「結婚」「出産」といった性に関連する言葉が書かれたカードを時系列に並べて未来のシナリオを作るワークです。まずは見本として社会人サポーターが自身の体験をカードで再現したあと、高校生たちで想像力を膨らませていろいろな将来像を作っていきました。次に「性の正しい知識」ということで「女子、男子のからだの作り」「妊娠、出産、中絶」「性感染症の予防と避妊」「デートDV」といったデリケートなテーマについて講義を進めていきます。場合によっては微妙な雰囲気になることも考えられるのですが、講師のあーちゃんが落ち着い声で静かに穏やかに話してくれかげで高校生ちも安心して聞いていられまし

午後の性教育、みんな真剣に聞いています

午後の性教育、みんな真剣に聞いています

 

■リーダーの熱い想いから生まれたコーナー

東東京ブランチのリーダーゆだまいの発案で、今年は講義の合間に「社会人サポーターからの話」というコーナーを設け、多様なバックグラウンドを持つサポーターが高校生に対して「いろんな人生があっていろんな生き方があるんだ」ということを伝える機会を作っています。今回は建築士のサポーターが自身と仕事に関する楽しいスライドを用意して、仕事の楽しさややりがいについて熱く語り、高校生たちも興味深く耳を傾けていました。

 

■シアワセのひととき ~ サンキューカード ~

さて巣立ちセミナーで一番ハッピーな気持ちになれるのがサンキューカードの受け渡しです。これはセミナーの最後に高校生サポーターを問わず相手に感謝の気持ちを伝えるセレモニーで、そこには「他人から認められることで自信をつける」「他人の良いところを探す習慣をつける」願いも込められています。

何より大切なのは「文面を読み上げて手渡す」ことで、こちらに手渡す時に恥ずかしがって読み上げない子はいてもこちらで読み上げて喜ばない子は一人もいません…どころかその時に見せてくれるあの照れくさそうな嬉しそうな笑顔は本当に可愛くて、「自分はこの笑顔を見たくて巣立ちに参加しているんだ」という気持ちになるくらいです。

サンキューカードに高校生の笑顔がこぼれます

サンキューカードに高校生の笑顔がこぼれます

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◆講師
午前:おじゃる
巣立ちにカナエールに大活躍!よくあちこちでお会いします(笑)

午後:あーちゃん
こちらも巣立ち&カナエールで一緒に活動してきた同期で同志!頼りになるお姉さん的存在です。

(レポート:たられ)

巣立ちプロジェクト2016~第2回 「知ってトクするコミュニケーション」@小田原ブランチ

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第2回目の巣立ちセミナーレポートは、小田原ブランチの様子をお知らせします。
(第1回目の西東京ブランチの様子はこちら。)

 

長雨が続く毎日でしたが、久しぶりの秋晴れになった2016年9月25日(日)にセミナーが行われました。

この日の参加人数は、計27名。高校生13名、サポーター13名、講師1名での実施となりました。
小田原ブランチは、比較的新しいブランチで今年で3年目になります。

「おはよう」
セミナーの開始は午前10時です(全ブランチ共通)。そのため、「サポーター」は、9時に会場入りして準備を行います。この日は一番早い高校生は30分前に会場入りしてきました。「おはよう、ずいぶん早いね~」
準備がまだ整っていないのであたふたしましたが、嬉しい気持ちになりました。

小田原ブランチ第2回目の講師は、「きゃね」が担当しました。
昨年は、町田ブランチのリーダーを務めた安心と実績のベテランサポータです。

「ウォーミングアップ」
巣立ちセミナーは、月1回の開催ということもあり、セミナーの冒頭では緊張を解きほぐす目的で「アイスブレイク」的なワークを行います。
今回は「共通点探しゲーム」でした。ランダムに高校生同士でペアを組み、お互いの共通点を探します。折を見て、サポーターがそのペアに加わり、話を深掘りしていきます。
高校生A「何が好き?」⇒高校生B「バトミントン好きかなぁ」⇒高校生A「私も好き」⇒サポーター「なんで好きなの?オリンピックの影響?」⇒高校生A&B「学校の体育でやったら面白かった」。⇒サポーター「時代だね。体育でやらなかったよーw」

「なぜ、コミュニケーションを学ぶの?」
ウォーミングアップの後は、いよいよ本題に入っていきます。
コミュニケーションがなぜ必要なのか?を考える導線として、「コミュニケーションがうまいと、どんなイイことがある?」、「苦手だと、どんな困ることがある」か、をグループで考えてもらい、A3の紙に高校生にメモをしてもらいました。

「こんな時、君ならどうする?」
続いては、ケーススタディーを行いました。
設定は、初デート。相手は50分も連絡もなしに遅れてきました。トボトボと歩いて現れました。予約していた映画はとっくに始まっています。
そんなとき、君ならどうする?
「ご飯をおごってもらう!」、「なんかあったのと声をかける」
ここで講師の「きゃね」から声がかかる。
「みなさん、すいません。大事な情報を言い忘れました。実はこの話には続きがあって、遅れてきた相手はデートに来る途中で、ひったくりにあってしまったのです。携帯もお財布もすべてとられてしまいました。そのため、交番に行って事情を説明し、最低限の交通費を借りてデートの待ち合わせ場所にきたのでした。」
さぁ、あなたは、遅れてきた相手になんて声をかけましたか?
「やっぱりおかしいと思ったんだよね。だって何の連絡もしないで」、「ご飯をおごれっていヒドクないw」、「トボトボっていうのが気になったんだよね。」
相手の様子や態度を見て、想像力を働かせることも大切ということを学びました。

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合言葉は「I’m OK, you’re OK」
ふたたび、ケーススタディーです。
先輩から買い物の誘いがありました。でも、あなたは用事があるため断りたい。どうやって断りますか。
先のほどの例があったので、高校生は慎重です。
「その先輩との関係性は?」、「体育会系なかんじ?」
TPOを考えて判断するのだと感心してしまいました。
その後、いろいろな意見が出たところで、ふたたび「きゃね」から一言。
「相手が聞きたくないことは、相手が聞きたいことで挟むといいよ。誘ってくれてありがとうございます。でも、どうしても用事があっていけないんです。また誘ってください、って。サンドイッチみたいに」
自分のきちんと気持ちを伝える。でも相手は嫌な気持ちにならない。
「I’m OK, you’re OK」を思い出してほしい。

「言葉だけで思いが伝わる?」
コミュニケーションというと、どうしても「話し手」に注目しがちですが、「聞き手」も「話し手」に情報を発信していることを体感するワークを行いました。

まず、あまり話をしていない高校生とサポーターがペアを組みます。
サポーターが「聞き役」になります。そして、聞き方を3パータン変えてやってその違いの反応を観ました。
1.無反応⇒2.単純な反応⇒3.好意的な反応
それぞれを1分間、インターバルを設けながら行いました。
講師「はい。最初の1分終了です。どうでしたか~?」
高校生「やばい、めっちゃこころが折れる」
講師「それでは、次の1分やります。よーいスタート。」
高校生「ながーい。持たないよ。」
講師「それでは、最後、好意的な反応の1分でーす。サポーターの方よろしくです」
高校生「すごく楽しかった。いろいろと質問もしてきてくれたから、嬉しかった。」
講師「実は、最後の3.は、1分30秒間、行いました。」
高校生「え、そんなに長くやったの?むしろ短く感じたよ。」

頭で考え、心で感じた、第2回目の授業でした。

このほかにも、「ホウレンソウ」の大切さ、インターネットコミュニケーションなどたくさんのことを学んだ1日でした。
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第3日目は、調理実習です。お財布と体にやさしいレシピで、お料理を楽しみます。
次回もお楽しみに~♪

(担当:はるく)

巣立ちプロジェクト2016~第1回「知ってトクする面接対策」西東京ブランチレポート

児童養護施設で暮らす子どもたちは、原則、高校卒業とともに施設を退所して一人で暮らしていかなければなりません。その巣立ちのために必要なことを100人以上の高校3年生が全6回で学んでいく巣立ちセミナー。西東京ブランチでは、その第1回目が8月20日に昭島駅近くの松原町コミュニティセンターで行われました。

高校生は16名が参加。彼ら彼女らの巣立ちをサポートするために18名のサポーター(事務局スタッフと社会人ボランティア)が集まりました。ほとんどの高校生とサポーターはお互いに初対面。どんな大人たちなんだろう、どんな高校生たちなんだろう、と少しソワソワドキドキしながらセミナーが始まります。

■ベテラン講師による面接対策

セミナー講師は、ボランティア向け講座の講師もされているベテラン講師の「AQ」。巣立ちセミナーでは、同じ目線の高さで会話するために高校生もサポーターもみんなニックネームで呼び合います。まずはそのニックネームを覚えるゲームでアイスブレイク。ちょっと打ち解けます。

巣立ちセミナーが始まりました!

第1回セミナーのテーマは「知ってトクする面接対策」。児童養護施設の高校生の進学率は約23%。高校生たちの多くが就職を目指します。高校生の入社試験は9月下旬から始まるため、この時期にしっかりと面接対策をして内定をもらえることが巣立ちの第1歩となります。進学を目指している高校生たちには大学や専門学校の面接対策として取り組んでもらいます。

高校生たちの就活状況は様々。まずは「仕事ってなんだろう?」というテーマで仕事に対するイメージを自由に挙げてもらいます。「衣食住のため」「社会貢献」「生きがい」「お金を稼ぐ」「人とつながる」などなど、たくさん出てきました。

それを踏まえ「自己PRを考える」「志望動機を考える」ワークを行っていきます。まずは、みんなの前でサポーターが自己PRと志望動機をそれぞれ2パターン実演します。「自分が採用する側だったらAとBどっちを採用する?」と聞かれた高校生たちは、サポーターのあからさまな演技に「えー、絶対Bの方に決まってるよー」と言いつつも、どこが良かったか、どこを直したほうが良いか、ちゃんと考えて発表してくれました。

■自分で考える力を身につける

そしていよいよ高校生たちが自分の自己PRと志望動機を作ります。ワークシートに沿って、高校で頑張ったことや自分の強みを考え、それらを仕事にどう活かすのか、なぜその仕事をしたいのか、ということを書いていきます。高校で頑張ったことが書けても、それをどう仕事に活かせるのかが分からない高校生も多いようです。自分のできることが会社の中で一体どういう風にどれほど役に立つのか、まだまだ仕事というのは未知の領域のようでした。

高校生の隣でサポートします

高校生の隣でサポートします

そんな時、隣りに座っているサポーターは、高校生の疑問に答えたり問いかけてみたりして、高校生と一緒にワークに取り組みます。時には答えを教えてしまいたいのをぐっとこらえ、高校生が自分なりの答えに辿り着くのをゆっくりと見守ることもあります。

実際に模擬面接もやりました

実際に模擬面接もやりました

■面接練習の実践

最後に総まとめとして、模擬面接で自己PRと志望動機を実際に発表します。会場も机を片付けて椅子を向かい合わせで並べ、即席面接会場になります。今まで隣でサポートしてくれていたサポーターも面接官役で鋭い表情に。話す内容だけでなく姿勢や表情、声の大きさなどもチェックします。そして、上手くできなかったところはどうしたらいいか、高校生と一緒に考えていると、あっという間に終了時間に

高校生たちは今日学んだことを振り返ります。感じたこと・考えたことは十人十色。今日のセミナーが就職活動に少しでも役に立ったらいいな、と思いながら高校生たちとお別れとなります。

「次回は9月17日。高校生たちに会えるのが楽しみです。」

(担当:ウィル)

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