巣立ちニュース

巣立ちプロジェクト2018~第2回「しっかりさんの健康管理」@中央東京ブランチ

本文開催日時・場所:2018/9/22 中央東京ブランチ
参加者数:高校生15人/ボランティア24人/見学1人
テーマ:しっかりさんの健康管理
講師:ぴおにー

 

朝のスタートは、ご飯の準備!

中央東京ブランチで開催された第2回の巣立ちセミナーについてご報告します。朝からしとしと雨が降っていましたが、15名もの高校生が会場に足を運んでくれました。本日の講師はぴおにー。はつらつと明るく元気なぴおにーのおかげで、会場は終始和やかな雰囲気で進んでいきました。

 

買い出し、そして調理がスタート!

まずはお待ちかねの調理実習です。高校生の皆さんには事前に用意したレシピの中から作りたい料理を1品ずつ選んでもらいました。料理の経験は皆それぞれで、「いつも作っているよ」という人から、「全く料理はしないし、スーパーで食材を買ったこともない」という人まで。同じ料理を作るメンバーで班を構成して、身支度を整えて、いざ調理実習開始!・・・といきたいところですが、巣立ちセミナーの調理実習は必要な食材を購入するところからスタートします。

早速、班に分かれてレシピを見ながら必要な材料を確認し、作る人数分の量を計算します。買うものが決まったらメモとお金を持っていざスーパーへ向かいます。
限られた予算の中でなるべく安く、使い切れる量を考えて食材を選ぶこと、実際にやってみるとこれがなかなか難しいです。

「卵1個が1人分だから、5人分で5個。6個入りパックの卵を買えばいいかな?あれ、でも1個あたりの値段は10個入りパックの方が安いなぁ・・・」
食材を手に取りながら悩む高校生たち。きっと社会人になって自炊を始めれば同じことで悩むときが来るはずなので、良い練習です。

お会計ではこんな一コマがありました。
私のチームはエコバックを持参していなかったので、1枚6円のレジ袋を買うことになってしまいました。悔しい思いをしながらふと隣のチームを見てみると、無料でもらえる段ボールに食材を詰めて持って帰っていました。思わず高校生と顔を見合わせて「その手があったか!」と言ってしまいました。
こういうちょっとしたアイディアも皆で集まると出てくるものですね。社会人の私も勉強になりました・・・。

さて、買ってきた食材でいよいよ調理実習スタートです。私のチームのメニューはそぼろ親子丼でした。炒り卵を作って、鶏挽肉を炒めて・・・。巣立ちセミナーの調理実習では高校生全員が必ず1人1品を最初から最後まで仕上げることが目標なので見ているだけの高校生は一人もいません。料理が初めての高校性も一つ一つ手順を確認して、サポーターにアドバイスをもらいながら一生懸命手を動かしていました。

意外に頭を使ったのが調味料の計り方。
「大さじ2/3の3人前ってどう測ったらいいのかな?」
「お酒が足りないかもしれない。代わりに何か使えるものはある?」
予想外の展開にどう対処するか、それを学ぶのもこの調理実習でも学びの一つです。

やっとの思いで料理が完成した時には喜びもひとしおでした。高校生が作ったお料理をサポーターもお裾分けしてもらい、皆揃ってのお昼ご飯です。
「今日作った料理を自分一人でも再現できそう?」という質問に「味噌汁ぐらいならできるかも!」と元気よく答えてくれた高校生。一度に沢山でなくても良い、1つ1つできることを増やしていって欲しい。おいしそうに食べる皆の笑顔を見ながら、そう感じたひとときでした。高校生の皆さん、ごちそうさまでした。

 

大人も真剣、健康管理の話

午後は健康管理についての勉強でした。
睡眠の話、怪我や病気をしたときの話、そして酒・タバコ・クスリの害についての話。中でもクスリは絶対に手を出してはいけない。ちょっとした好奇心が自分の人生をだめにしてしまうこともある。高校生たちが自分で自分の身を守ることができるように、講師の説明にも一層熱が入ります。
ここで、サポーターのジェットが自分のタバコにまつわる体験談を語ってくれました。ジェットは昔タバコを吸っていたけど、あるきっかけできっぱりとタバコをやめたという経験の持ち主です。どうしてタバコを吸い始めたのか、なぜやめようと思ったのか、やめてみてどう感じたか。自分の言葉で高校生たちへメッセージを伝えていました。実際に経験した人の話は、やはりとても興味深いですね。高校生だけでなくサポーターの皆もついつい真剣に聞き入っていました。

 

自分の傾向を知ろう!ストレスマネジメント

次はストレスマネジメントの話です。
コップに水が「半分ある」のを「半分しかない」と感じるか、「半分もある」と感じるかが人によって違うように、物事をどうどう受け取るのかは一人一人で違うんだよという説明がありました。そこでまずはストレスに対する自分の反応はどのような傾向があるのかを知るために、高校生にはストレスタイプ診断チェックシートに回答してもらいました。

この診断では自分のタイプをイライラ型、ビクビク型・・・というように7つのタイプに分けて知ることができます。診断を終えた高校性からは口々に「あー、そういう傾向ある!私っていつも人のことを気遣い過ぎちゃうんだよね。」「そうそう、なんでも完璧にやろうとしちゃう。」など様々な気付きの声が聞こえてきました。
それでは自分のストレスタイプを踏まえて、どのように考えればストレスに上手く対処しているのか、ワークをさらに進めて考えていきます。
家にスマホを置き忘れたら?電車で足を踏まれたら?友達が約束に来られなくなったら?
ついつい気が落ち込んでしまうような場面でどう考えればポジティブに物事をとらえることができるのかを高校生が考え、発表してもらいました。中にはクスッと笑ってしまうような回答もあり、活発なワークとなりました。

最後にサポーターのえつぼうから、実際に自分が経験した「心が折れたとき」の体験談を話してもらいました。人生って何が起こるか予測できないから、大人になっても心が折れることはある。でも何かあったときには人との繋がりがあなたを救ってくれることがある。こうして集まった巣立ちセミナーの仲間も繋がりの一つだから、ぜひ大切にして欲しい。そんな温かいメッセージが込められたお話でした。いろいろな人生を歩んできた大人から沢山の話が聞けることも巣立ちセミナーの醍醐味の1つですね。

 

また次も元気な姿を見せてほしい
セミナーが終わり解散の時間になりました。
私はドアの外で帰る高校生を見送ろうと待ち構えていたのですが、なかなか高校生が出てきません。あれ?と思い部屋の中を覗くと、あちこちで会話の花が咲いていたようでした。セミナーも終わってほっとしたのでしょうか、高校生もサポーターもごちゃ混ぜになって話しながら、笑い声が聞こえてきます。朝から降っていたしとしと雨もすっかりやんで、外には晴れ晴れとした空が広がっていました。

初回のセミナーではちょっと緊張していた高校生たちも、少しずつリラックスしてきて、皆の笑顔が増えてきました。こういうときサポーターとしては本当に嬉しい気持ちになります。あいにく今回は欠席だった高校生もいました。休日に会場まで足を運んでくれた高校生たちが「来月も来てみよう」と思えるような場所にするにはどうしたら良いのか、巣立ちセミナーはまだまだ序盤ですが、サポーター一同、楽しみながら考えていきたいと思っています。

 

サポーター:ひっきー

巣立ちプロジェクト2018~第1回 「知ってトクする面接+コミュニケーション」@東東京ブランチ

開催日時・場所:2018/8/19 東東京ブランチ
参加者数:高校生15人/ボランティア21人
テーマ:知ってトクする面接+コミュニケーション
講師:あーみー

 

来年の春、児童養護施設を退所する子どもたちを対象にしたプログラム「巣立ちプロジェクト」が、今年も始まりました。全6回、約半年にわたって社会人として必要なコミュニケーションの基本や金銭管理などのセミナーを開催していきます。一都三県それぞれの「ブランチ」に分かれ、大人と子ども、子どもと子どもの継続的な交流を通して、仲間づくりや人間関係の構築も目指していきます。

 

サポーターから社会人一年目の経験についてのお話

 

一緒に学ぶ半年間。まずは自己紹介!
全6回のセミナーの大事な初回。まずはお互いを知るため、グループごとに別れて、相手の名前(ニックネーム)を呼んでからボール代わりのアイテムを投げ合うキャッチボールゲームを開始。集中できるので、あっという間にメンバーの名前を覚えられました。

 

NASAゲーム。宇宙で生き残るためのアイテム(カード)を選定中

自分や相手の考えを話し合ってみよう!
次に”あいさつ”、”ほうれんそう”と社会に出てから大切なコミュニケーションについて、子どももボランティアサポーターも一緒に考えます。
仕事がつらい時、辞めたくなった時はどうしたらいいのかというテーマに対し、「自分の困っていることをはっきり伝えること」、「場合によってはうまく伝えてくれそうな知人に代弁してもらう」など貴重な意見が子どもたちから出てきて、大人もはっとさせられました。
お昼をはさんでからは、NASAカードゲームというコミュニケーション力を養うワークがスタート。「月面に取り残された」という設定のもと、指定されたアイテムを駆使して宇宙船を目指すゲームで、用途や優先度を考えてアイテムに1~15位まで順位付けするのがルールです。まずは個人個人で順位付けした後、グループで一つの答えを導き出します。このゲームは大人の方が有利とは言えず、意見が割れた時には子どもも大人もみんなで話し合って決断するのがポイントです。
このアイテムは果たして何に使うのか?このアイテムは機能するのかしないのか?判断がとても難しいのですが、結果、一人で出した結論よりも皆で導き出した結論の方がベストな解決策に近かったというグループも多く、チームワークの大切さが学べたゲームでした。

 

面接対策、自己PR!

自分の強みを探り、面接に挑戦してみよう!
最後に”自己PRの作成”、”面接体験”。自己PRでは、自分でがんばってきたこと、得意なことが頭の中でモヤモヤと思い浮かぶものの、それを明確に文字にすることに慣れていない子も多く、サポーターが一緒に考えながら・悩みながらしっかりPR文にしていきました。面接体験では緊張しながらもみんなしっかり自分のPRができてました。「人を観察するのが得意。だから困っているお客様をいち早く発見できるはず!」「バイトを通じて社会のルールを学んだ」「がんばって資格に合格した」などなど。何より子どもたちの良いとこを引き出してあげるのもサポーターの大事な役目。短い時間ながらみんな良いPRができたのではないでしょうか。
終わりに、今日の感謝の気持ちを込めたメッセージを書くサンキューカードを渡します。子どもたち同士で、サポーターから子どもへ、子どもからサポーターへ。子どもからカードを受け取ったサポーターたちは、嬉しすぎて思わず今日一番の笑顔に!
一日通してのプログラムも終わり少し疲れたサポーターを横目に、「お菓子もらっちゃおー」と言いながら元気に帰って行く子どもたち。また次も元気な笑顔を見せてくれることでしょう。

 

お昼は「まい泉」のおいしいお弁当!

ワイワイと楽しいひととき♪
午前のプログラムが終わり、お楽しみのお昼ごはんです。午前のグループの垣根を越えた子ども、サポーター混在のお昼ごはんグループが自然とできあがりました。美味しいお弁当を食べながら、バイト、部活、ボランティア、将来の夢などの話で盛り上がり、普段の子どもたちの生活や気さくな笑顔が垣間見れました。
なお、東東京ブランチは日本橋にある地上27階のオフィスでの開催でしたが、子どもたちは「良い眺めだけど、高いとこ苦手ー」と大はしゃぎ。実はここ、有名な「サイボウズ株式会社」のオフィス!今回の巣立ちプロジェクトの開催を聞いて、無償で場所を提供していただけたそうです。サイボウズ様ありがとうございました!休憩スペースもあって、ハンモックみたいな椅子に座ってブランコのようにぶらぶらとしたり、子どもも大人も飽きずに楽しめるオフィス空間でした。
休憩時間が実は一番のコミュニケーションだったのか、午後は「ぷーさんのお菓子が美味しいですよー」とか教えてくれる子もいてたり、子どもたちとサポーターの間も一気にほぐれていきました。

 

一緒に考え、学ぶ場所。
今年初めて参加させていただいたのですが、これは大人にとっても学びの場だと感じました。わかっているけどできていないこと、できているつもりになっていたこと。それらを子どもたちと一緒になって考え、教えることがとてもやりがいに感じました。また子どもたちの笑顔に会えることが楽しみです。「お昼一人じゃ嫌だから一緒に食べてください」無口だった子どもの一言。一生忘れないと思います。

 

半年間、よろしくお願いします!

 

 

サポーター かいやん

【社会人ボランティア150名募集】巣立ちプロジェクト2018 開始!

 

 

児童養護施設の子どもたちは、
原則18歳になると施設を出て、
ひとりで生きていかなければなりません。

 

 

 

ブリッジフォースマイルは、児童養護施設等から社会へ巣立つ高校3年生向けに、一人暮らし準備セミナー「巣立ちプロジェクト」を開催しています。

巣立ちプロジェクトは、8月~1月まで全6回のセミナーを行い、自立に必要な知識の習得と仲間づくりをサポートします。

2018年度の「巣立ちプロジェクト」を一緒に作りあげていく社会人ボランティアを募集しています。
ぜひご参加ください!

【巣立ちプロジェクトの目的】
・ひとり暮らしのための知識とスキルを学ぶ
・自立に向けた意欲をはぐくむ
・信頼できる仲間をつくる

【巣立ちプロジェクトの内容】
引越しの手続きや、金銭管理、危険から身を守る術など、ひとり暮らしで必要となる知識やスキルをセミナー形式で学びます。

【子どもが好きな人、大募集!】
巣立ちプロジェクトのやりがいは、半年間、子どもたちと学び、笑い、一緒に成長できること。ときには苦労することもありますが、明るく、楽しく、一緒に盛り上げてくれる方を募集しています。

>> 巣立ちプロジェクトの詳細はこちらをご覧ください。

【日程】
◆第1回(面接対策・コミュニケーション)
・虎の巻:8月5日(日)
・A日程:8月19日(日)/B日程:8月25日(土)

◆第2回(健康づくり・ポジティブシンキング)
・虎の巻:9月9日(日)
・A日程:9月16日(日)/B日程:9月22日(土)

◆第3回(コミュニケーション・性教育)
・虎の巻:10月14日(日)
・A日程:10月21日(日)/B日程:10月27日(土)

◆第4回(ひとり暮らし)
・虎の巻:11月11日(日)
・A日程:11月18日(日)/B日程:11月24日(土)

◆第5回(お金に関すること)
・虎の巻:12月2日(日)
・A日程:12月9日(日)/B日程:12月15日(土)

◆第6回(大人への相談ワーク、修了式)
・虎の巻:1月13日(日)
・A日程:1月20日(日)/B日程:1月26日(土)

 

【会場】
◆A日程
・東東京(東京駅周辺)
・西東京(拝島駅周辺)
・横浜(関内駅周辺)
・千葉(千葉駅周辺)

◆B日程
・中央東京(荻窪駅周辺)
・西東京(拝島駅周辺)
・小田原(小田原駅周辺)
・埼玉(与野駅周辺)
・千葉(千葉駅周辺)

 


【ご参加にあたって】

●お住いの地域やご予定にあわせて、参加する日程と会場を決めていただきます。
●「虎の巻」は、ボランティア対象の事前予習会で、東京駅周辺で開催予定です。
●高校生との関係構築のため、できるだけすべて(虎の巻:2時間、セミナー:8時間)にご参加ください。
●飲食費、交通費などの実費程度の参加費用が発生します。
●別途ボランティア登録にあたり、登録費が必要です。
同じ会場に参加するボランティアでチームを作り、仲間として子どもたちを支えます!

 

ご興味のある方は、まずは【ボランティア説明会】にご参加ください!
具体的なボランティア活動の内容や年間の流れをお伝えします。

【東京】5月25日(金) 19:00~20:30 パソナグループ(大手町)
【横浜】6月3日(日) 10:30~12:00 よこはまPort For(横浜駅東口)
【東京】6月14日(木) 19:00~20:30 パソナグループ(大手町)
【千葉】6月24日(日) 10:00〜11:30 千葉市生涯学習センター(千葉駅)
【横浜】6月27日(水) 19:00~20:30 よこはまPort For(横浜駅東口)
【平塚】6月30日(土) 10:00~11:30 平塚市民センター(平塚駅)
【東京】7月1日(日) 10:30~12:00 パソナグループ(大手町)

ボランティア説明会の参加申込はこちらからお願いします。

ご不明点、ご質問は ブリッジフォースマイル事務局まで!
info★b4s.jp(★を@に変えてください)

たくさんの方々のご参加を心よりお待ちしております。

 

巣立ちプロジェクト2017~第5回 「しっかりさんのお財布事情」@横浜ブランチ

開催日時・場所:12/10(日)@フォーラム南太田
参加者数:高校生15人、ボランティア13人、見学1人
テーマ:しっかりさんのお財布事情
講師:ゆーごー

全6回の巣立ちセミナーも後半戦に突入し、今回は第5回目のセミナーとなります。
高校3年生のセミナー受講生は春から進学や就職など様々な道を歩んでいきますが、金銭感覚を身につけたり、お金に関する正しい知識を学ぶのが今回のテーマです。

クリスマスが近いこともあり、サポーターは赤や緑の服を着てきました。
さらに、ブランチリーダーのおおにっしゃんがトナカイのカチューシャを被っていたり、Geneがサンタさんの格好をしていたりと会場の雰囲気を盛り上げてくれました。

◎税金ってなんだろう?
アイスブレイクを兼ねた自己紹介を終えて、いよいよセミナーの内容に入ります。
講師のゆーごーが高校生に「税金」とは何でしょう?という質問を投げかけ、各グループに分かれた高校生が税金について考えます。

「税金」という言葉はあまり高校生には馴染み深くないワードだと思うので、ピンとくる子は少ないように思えましたが、授業で習ったという子もいて、グループ皆で話し合いをしました。

消費税、固定資産税、住民税、関税、タバコ税、酒税、所得税、相続税、贈与税、ガソリン税、法人税、印税、地方税、不動産取得税、自動車税…など各グループの発表ではこんなにも沢山の税金ワードが出てきました!

この税金はどんな使われ方をしていると思う?という質問に対して、「道路の整備」「公務員の給料」「出産費用」「公共施設」「天皇の生活費」「教育費用」等、沢山意見を出してくれました。中には「政治家のポケットマネー」という発言も…笑
自分たちが一生懸命働いたお金で税金を払っているのに無駄なお金を使って欲しくないよねという意見もありました。

税金の話が難しいという子もいましたが、
将来働いたら身近に感じる「税金」について、皆真剣に考えることができたと思います。

 

◎しっかり先生と一緒にお金に関することを学ぼう!
本日のメインワークである「ブリッジ学園物語」というケースワーク学習も行いました。
登場人物はA君、Bさん、C君、しっかり先生、ナレーションの人がいますが、それぞれの配役を高校生の中で決めて、熱演してくれました。

ケース1は、会社を辞めてフリーターとして働くAくんは健康保険に入っていないが為に多額の治療費を必要とし、闇金にも手をだしてしまい、借金も返せなくなってしまう…というストーリです。
こんな事態にならない為にA君はどのようにすれば良かったのかという話し合いでは
「サラ金に手を出す前に、周りの人に相談する」「健康保険に入っていないと怪我や病気をした時に大変なことになるから、知識を持つことが大事」など、様々な意見が出ました。
「A君が安易に怪しい広告に飛びついてお金を借りたりするのがいけない」という厳しい声もチラホラ…笑
「会社を辞めた時などは自分で国民健康保険の加入手続きをしなければいけないということを初めて知ったから、学べてよかった」という意見もありました。

ケース2は、年金のこと。20歳になったら必ず年金制度に加入しなければならない決まりになっていますが、手続きをしないとどうなるかについて学びます。
学生でも20歳になったら、年金の支払いをしますが50歳までなら支払いを「猶予」してくれる制度があります。
また、どうしても保険料を払う余裕がなければ「免除」の制度があることも学びました。
なにも手続きをしていない人は年金を一円たりとももらえませんが、「全額免除」の手続きをとれば、たとえ1円も支払っていなくても満額の半分がもらえるということを知ると
高校生は「えーそうなんだ!知らなかった。」「手続きをするのとしないのとは全然違うんだね!」「損しないためにもお金の知識って大事なんだね〜」としっかり年金制度について学んでいるようでした。

ケース3では、正社員とフリーターでは生涯賃金が3倍以上、年金は2,000万円も違ってくる
ということを学びました。
具体的な数字を用いて説明したこともあり、よりイメージし易かったと思います。

 

◎プチ・クリスマスパーティー
今回のセミナーは12月ということもあり、少し早いクリスマスパーティーをしました!
ピザやお寿司、サンドウィッチの他にも可愛いケーキやノンアルコールのシャンパンなどがあり、豪華なランチタイムとなりました。
高校生は今流行りの「インスタ映え」しそうな写真をスマホで撮っている子が多かったです。
私は、食べ物がお洒落に撮れるアプリを教えてもらいました^ ^

ご飯がおいしいと会話も弾みますね。
高校生やサポーター、皆それぞれフランクな合流時間を過ごせることができました。

この他にも、一ヶ月の生活費の収支をシミュレーションするゲームを行なって、金銭感覚を身につけたりしました。
4月から進学や就職、一人暮らしをする子もおり、皆それぞれの道に進むことになりますが、お金の使い方や社会保障について、知っていて損しない知識を身につけることができたと思います。
「簡単に借金はしない」「自炊したりしてなるべく節約する」「保険や年金の手続きはちゃんとしよう」といったことが振り返りで挙げられました。

私自身も改めてお金の使い方について学べる良い機会となりました。
巣立ちセミナーでは、高校生が学べるだけでなく大人も一緒に学び、成長できる点が素敵だと思います。

 


画像1:プチ・クリスマスパーティーの料理
キャプション:みんなお楽しみのランチタイム♪今回はおやつの時間もあり、デザートも美味しくいただきました。

 


画像2:お菓子
キャプション:横浜ブランチでは毎回お菓子を用意しています。お菓子コーナーにはクリスマスらしい、可愛いお菓子がたくさんありました。

 


画像3:ブリッジ学園
キャプション:この資料を元に、しっかり先生と一緒にお金について学びました。

巣立ちプロジェクト2017~第3回 「しっかりさんの健康づくり」@中央東京ブランチ

朝からあいにくの雨でしたが、第3回の巣立ち。
今回は、午前中は調理実習、午後は性教育。楽しみでもあり、大変な回でもありました。

私は買い出し担当だったので、8:15に荻窪駅に集合し、10分ほど歩いて会場近くのスーパーで買い物しました。お肉や野菜は事前にお店に予約していたこともあり、買い物自体はスムーズに終了(ありがとうございました!)。
雨の中の移動は大変でしたが、9時には他のサポーターも待つ会場へ到着です。

すぐさま手分けして準備にかかります。
お米を研いだり、野菜の準備をしたり。会場設営、誘導など。
中央東京はいまのところ毎回場所が違うため、誘導係も大変ですが、みんなで笑顔で高校生を迎えます。

今回の参加者は、高校生16名、サポーター17名でした。

 

◎健康生活に必要な4つの教え
午前中の講師は、はたぼー。
健康に必要な4つの教え、「睡眠、医者、酒・タバコ・クスリ、食」について学びました。

はたぼーは、今回、音楽を開始前・休憩中にかけてくれて、高校生にとても好評でした。いまの流行の曲を流してくれたので、流行にうといサポーター(私ですが…)が高校生に「これって誰の曲?」ときいてみるなど、会話のきっかけにもなりました。

睡眠の話では、みんなの睡眠時間をざっくり質問。
高校生の中には、今日の睡眠時間が4時間未満という子もいましたが、睡眠の大切さについては理解している様子。「本当はもっと睡眠とらなくちゃと思うんだけど、いろいろやってると寝るのが遅くなって・・・」といっている子もいました。まだ若いから大丈夫だけど、年取ってから体にくるから気をつけてねというと、笑ってうなずいていましたが、本当睡眠は大事ですよ~!

クスリについては、まるでクスリに見えないパッケージの写真も具体的にみることができ、高校生も関心をもってきいていました。
(サポーターである私にとってもこんなものが出回っているのかと驚きでした。)

 

◎調理実習
いよいよお待ちかね調理実習です!
エプロンやバンダナを巻き、しっかりと手洗いをしてから、前回希望をとっておいたメニューを各自2名分ずつ作ってもらいました。うちのブランチは、チキンソテー、鳥そぼろ丼、しょうが焼きを作りました。

鳥そぼろ丼の材料が足りないというトラブルもありましたが、あるもので作るという対応の勉強にもなったのでよかったのではないかと思います。

料理が得意な女の子が見本を示し、それを参考にして料理をまったくやったことのない男の子が料理を作る、手が空いてる子はサラダの野菜を準備する、豆腐の切り方がわからない子がやり方を聞いて豆腐をきってみる、など、どのグループも楽しそうに料理を進めていました。

なんとか時間内に完成して、みんなで「いただきます!!」
料理自体はとてもおいしくできたのですが、ご飯が少しかためだったのが残念!炊飯ジャーによって炊き上がりが異なったため、水を多めで炊けばよかったなと反省。
お味噌汁は、豆腐とわかめと出汁入り味噌をお椀に入れてお湯をそそぐだけ、という簡易バージョンだったのですが、とてもおいしくて好評でした。

今回は本当に簡単なレシピで、料理をいままでやったことがなくてもおいしくできることを目標にしていたのですが、まったく料理をやったことがなかった子も、「結構簡単においしく作れるんだね~!これならできるかも!!」と言っていたので、とてもよかったと思います。

 

◎性教育
午後は、性教育のお話。午前とは違うグループわけをして、男性と女性にわかれました。
男性グループだけだと話がなかなか盛り上がらないという配慮から、男性グループには若い女性のサポーターが一名ずつつきました。

講師は、えつぼうでした。
とてもやわらかい雰囲気で、やさしく淡々と進めてくださって、とてもいい雰囲気でみんな話がきけていたと思います。

女の子のほうのグループは結構話がもりあがり、避妊の話なども積極的にグループ内で発言がありました。避妊をしない性行為に対しては「妊娠するなどしてダメージをうけるのは女の子のほうなんだから、自分の体は自分で守らないといけない。絶対にNOって言わないとだめ。女の子を大事にしない男は絶対ダメ」という発言も多数あり、とてもしっかりしていて頼もしかったです。

男性のほうはまだあまり関心がないのか恥ずかしいのか、どういう顔をしてきいていたらいいかわからない様子の子がほとんどのようでしたが、みんなきちんときいてくれていたようです。周りの友人にそういう経験もある子もいるようで、中絶費用が高額なことには驚いたりもしていました。

途中で、折り紙を使ったセッションがありましたが、とても興味深かったです。
各自折り紙を一枚もち、誰でもいいので挨拶をしてお互いの折り紙を重ねて半分にきる、というのを繰り返していくものです。3~4回繰り返すだけで、えつぼうとは挨拶していないにもかかわらず彼女が最初にもっていた折り紙を持っている人が何人もいました。こんな感じで性感染症が広がっていく、ということを目に見えてわかりやすく伝えてくれました。

午後はなかなか難しい話でしたが、終始いい雰囲気で、きちんと最後まで終わらせることができました。

今回は、調理実習は体力的に、性教育は精神的に、サポーターにとっても大変な回でしたが、最後まで楽しく終了できて、本当に良かったです。皆様、お疲れ様でした。

サポーター:けろたん

 

簡単味噌汁。とてもおいしくできました!

 

お料理完成!このあとみんなでおいしくいただきました。

 

折り紙セッション。性感染症の広がりを見える化してくれました。

巣立ちプロジェクト2017~第2回 「コミュニケーションとポジティブシンキング」@西東京ブランチ

巣立ちプロジェクトに参加してるボランティアの「うちか」から、巣立ちセミナー第2回のレポートが届きました。

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台風の影響で開催も危ぶまれたが、特に遅れも無く開始。
天佑である。

参加者は高校生15人。サポーター16人。
サポーターは8:45分に東京都昭島市 東中神駅に集合。

 

会場のある東中神駅のシンボル

駅前から続く商店街

ここでサポーターは待ち合わせ。そしてここで参加者を待ちます

 

会場設営は皆で行う。買出し係は大変だけど、嫌な顔一つせず朝も早くから到着。
私は誘導係。駅まで出かけて立ってます。

とはいえ2回目。道を聞かれる事もない。

今回講師は「AQ」さん。
挨拶は[なぜ自分の名前はAQなのか?]という謎かけ。
3つの[答え]を提示できる所がやはりベテラン。
普通、30人の視線の中でそれはできない。ニクい女だ。
コミュニケーションの大切さを伝えた上で本日のプログラムへと入る。

 

○アイスブレイク/共通点探しゲーム
初対面で仲良くなるなら共通点を探すのも解法の一つ。
適当に高校生同士でペアを作り、共通点を探すワーク。
当然、誰もが初対面の他人と話す事が好きだったり得意だったりするわけでもない。

そんな時はサポーターが横から割って入って、話を広げる事もある。
だけれども大抵は和気あいあい。話が続き過ぎるペアもいる。

[野球をやってる][ギターが弾ける][蒙古タンメン中本は美味しい][桃が好きです]───もし仮に相手のそれに全く共感できなくても、だからこそ興味を持って話し続ける事もある。
それはゲームの本旨とは違うかもしれない。
しかしたぶん、アイスブレイクの目的には適ってるように思った。

 

○グループディスカッション/なぜコミュニケーション力が必要か
人の悩みは大抵[人間関係]。らしい。
話題は職場でのケース、が中心だったように思う。

そもそも何故コミュニケーションなんてものが必要なのか。
それを考える上で、有れば或いは無ければどんな良い事、困った事があるかをディスカッション。

[俺たちより余分に生きてるオマエは一体どんだけコミュケーション力があるんだよ]と突っ込まれたら返答に窮するが、そこは一応オトナのポーカーフェイス。
誰がどう見ても私より彼らの方がコミュニケーション力がありそうなのは間違いないが。

良い事
[物をもらえる/奢ってもらえる/丁寧に接してくれる/友人ができる/嬉しい]

困る事
[解らない事が聞けない/いじめられる/一人ぼっちになる]

仮に満漢全席を振舞ってもらえても会いたくない嫌な奴というのも世の中には結構いるが、やっぱり奢ってもらえるとラッキーと思うだろう。

高校生の提示した回答は非常にシンプルに見える。
が、どれほど年を経ても、結局こういうものなんだと思う。
サポーターも高校生もそこに差なんて無い。
2000年後の人類だってその程度で悲喜交交している筈だ。

私が瞠目したのは続くケースワーク。
やはりほぼ高校生だけで考えてもらう。

 

○こんな時あなたならどうします?
[初デート。映画館で待ち合わせ。チケットは購入済。約束の時間より45分経過。連絡もない。電話を架けても出ない。すると相手がトボトボと歩いてきた。]

高校生より出てきた回答───まず掛ける言葉。

・来てくれてありがとう。
・次の映画の時間まで大丈夫?
・じゃ、いこっか(と言って手を繋ぐ)
・お茶でも飲みに行こうか?

彼ら彼女らに共通するのは[少なくとも怒りはしない]という事。

この高校生達はいつか聖人に叙せられるんじゃねえか?
私なら15分で帰るか落ち込んでワンカップ大関を買いに行く。

続いて遅刻の理由を明かされる。
[ひったくりにあって電話も何も失くなってしまったから]

それを知った上で掛ける言葉は───?

・ゴメンね、気づかなくて。
・ケガはない?

講師より改めて[なぜ相手が遅刻したのか事実確認をしようね]。
だけどきっと高校生達は言われるまでもなくわかっているのだと思う。
私はわかってなかったけど。

 

○昼食
お弁当です。
この間に第3回巣立ちセミナー[調理実習]のメニューを決める。

いくつかのメニューより高校生のリクエストの多い3種に絞る。
・卵とじそぼろ親子丼
・もやしキーマカレー
・豚こましょうが焼き

これを軽く作れたらカッコ良い事間違いない。

 

○インターネットコミュニケーションとリアルコミュニケーション
・インターネットコミュニケーション
[バイト先でのイタズラをTwitterで公開したらエラいことになった]とかのあれですね。

ただ、ネットでのコミュニケーションやリテラシーに関してはどう考えても高校生の方が詳しい。なにせ実体験がある。

おお、そんな地味で目的のよくわからない嫌がらせがこの世にあるのか、という話を高校生に教えてもらう。

私のような上京して都心で働いている人間は、都会のオトナの余裕の無さに辟易する。
やっぱどう考えても若い人の方が礼儀も思いやりもあるよ。
私の方がコミュニケーションの良さを学ばせてもらったセミナーでした。

次回は調理実習。手軽に作れるメニュー3種。
実は調理の才能があった、という高校生も現れるでしょう。

お楽しみに。

サポーター うちか

巣立ちプロジェクト2017~第1回 「面接とコミュニケーション」@東東京ブランチ

日時:2017年8月20日(日)10:00~17:00
参加者数:高校生12人、大人(サポーター&事務局)19人
テーマ:面接とコミュニケーション
講師:オッチョ

 

サポーターも高校生も緊張の初回 「コミュニケーション」のセミナーで一歩近づいた?

来年の春、児童養護施設を退所する子どもたちを対象にしたプログラム「巣立ちプロジェクト」が、今年も始まりました。「巣立ち」では、社会人として必要なコミュニケーションの基本から金銭管理まで、全6回にわたってセミナーを開きます。地域ごとの「ブランチ」に分かれ、同じボランティアと子どもが継続して一緒に活動をすることで、仲間づくりや人間関係を築く目的もあります。

 

■まずはやっぱり「ほう・れん・そう」

そうはいっても、この日はみんな初対面。まずはミニゲームで肩の力を抜きます。6、7人ごとのグループで輪になり、名前を呼んでボール代わりにぬいぐるみをキャッチボールする。それだけの遊びですが、5分もするとグループの人たちの名前は覚えられます。ゲーム後に自己紹介をして、いよいよ本格的なセミナーに入ります。

まずは社会人の基本である「ほう・れん・そう」、仕事での報告・連絡・相談の大切さから。とはいえ、子どもたちには、退所後の準備のためアルバイトをしている子も大勢います。バイト先で連絡がなくて困ったことがない?と尋ねてみると「お客様の忘れ物の引き継ぎがなくて、受け渡しの時にトラブルになりかけた」「次のシフトの人が無断で遅刻してきて、その人が来るまで残るよう急に頼まれた」など、具体的な経験が次々に出てきました。

▲アイスブレイク準備完了

 

■目移りしちゃう!

盛りだくさんの午前のプログラムが終わったら、お楽しみの昼ごはんです。
巣立ちは丸一日かけて行うプログラムのため、お昼もみんなで一緒に食べます。子ども・サポーターがそれぞれ20人近く集まる大所帯の東東京ブランチは、お弁当です。スマホを手放せない子どもたちに、どんなゲームが好きなのか尋ねたり、好きな食べ物の話をしたり。講義やワークショップとは違う子どもたちの表情を垣間見たり、人柄を知る楽しい時間です。

 

■次は、今日一番わくわくするワークのひとつ、NASAゲームです。

これは、月に不時着した宇宙船の宇宙飛行士という想定で、300km離れた母船まで生きてたどり着くために、何を持って行くか。酸素ボンベやFMラジオ、拳銃など15種類の持ち物に優先順位をつける、というものです。まずは一人ずつ自分なりに順位をつけて、それからチームで何を優先して持っていくか話し合います。

そう、このワークの目的はあくまでコミュニケーション。他の人がどんな理由で何を選んだか聞き取り、自分と違う意見の場合には、どのように話し合ってチームとしての意見を導き出すか。違うままでも決断することも重要です。意見をまとめたら、いよいよ採点。NASAのつくった解答とどれくらい違うか、個人で決めた順番と、グループで出した結論の両方で、それぞれ点数を出しました。「壊滅的だなあ……」「えー、これが必要なの?」とどよめきがあちこちで聞こえます。

4班あるうち、3つの班はグループの結論の方が点数が高くなりました。これは、みんなで話し合うことで、ひとりでは分からないことや気づかなかったことも助け合えるという、とてもいいことです。では、個人の方が点数が良かった残り1班は?「なぜ、話し合った方が点数が下がっちゃったんだろう? どう考えたらいいかな」。講師のオッチョが全員に向けて尋ねました。「自分の意見をもっとはっきり言って良かったのかも」と、子どもたちの中から声があがりました。どんな結果にも、良い悪いではなく学べるところがある。そのことに気づくきっかけになりました。

▲NASAゲーム

 

■繰り返すほど良くなる!面接

9月から高校生の就職活動が解禁されるのを前に、この日の巣立ちでは自己分析や面接の練習もしました。推薦入試による進学を希望している高校生によっては、すでに試験が始まっている子どももいます。

昨年までは1対1の面接の練習をしていましたが、今年は子どもにも面接官役をしてもらい、3対1のグループ面接方式に変更しました。1対1の場合、子どもたちは自分の考えを伝えることだけに一生懸命でしたが、グループ面接で他の子どもたちの様子を見ることで、良いところは真似をして、改善するよう指摘されたところは自分にもあてはめて考えることができます。

4つのグループに分かれた会場では、全員でお辞儀の練習をしているグループも。また、ひとり2回ずつ練習をしたことで「1回目よりずっと笑顔が増えたね!」とほめられた高校生もいました。予定の時間を少しオーバーしながら、高校生もボランティアも最後までやりきりました。

▲面接の風景

 

もりだくさんの1日が終わりました。高校生たちにも少し疲れたような表情が見えます。ボランティアの大人にとっては、来月もまた来てくれるかな、ちょっと気になるところ。「また来月ね!」と手を振って帰って行く様子に、ちょっとほっとしました。

 

サポーター(社会人ボランティア):たわしさん

【ボランティア150名大募集!】2017年度巣立ちプロジェクト☆サポーター募集のご案内

 

児童養護施設の子どもたちは、原則18歳になると施設を出て自活をしなければなりません。
ブリッジフォースマイルでは、児童養護施設から社会へ巣立つ高校3年生向けに一人暮らし準備セミナー「巣立ちプロジェクト」を開催しています。社会人の先輩として、これから社会へ巣立っていく高校生たちに寄り添い、「一人暮らしに向けて必要なこと」を一緒に考えたり、ときには悩みを聞いて励ましたりします。

2016年度は、高校3年生132名と、サポーター(社会人ボランティア)152名が活動に参加しました。
今年も、8月から翌年1月までの6か月間、活動に参加いただけるサポーターを150名募集しています!

<巣立ちプロジェクトの詳細はこちら。https://www.b4s.jp/activity/sudachi/

 

<巣立ちサポーター募集要項>

-活動期間

2017年8月~2018年1月

-活動頻度と所要時間

月2回(事前予習会2H、セミナー8H)

*高校生との関係構築のため、できるだけすべて(事前予習会、セミナー)にご参加ください。

-活動日程詳細

セミナーはA日程、B日程のいずれか、固定です。

第1回 事前予習8/6日 セミナーA日程8/20日 セミナーB日程8/26土

第2回 事前予習9/10日 セミナーA日程9/17日 セミナーB日程9/23土

第3回 事前予習10/8日 セミナーA日程10/15日 セミナーB日程10/21土

第4回 事前予習11/12日 セミナーA日程11/19日 セミナーB日程11/25土

第5回 事前予習12/3日 セミナーA日程12/10日 セミナーB日程12/16土

第6回 事前予習1/14日 セミナーA日程1/21日 セミナーB日程1/27土

 

-活動場所

事前予習 神田、大手町

セミナーA日程 東東京(東京駅)、西東京(拝島駅)、横浜、千葉

セミナーB日程 中央東京(荻窪駅)、橋本、小田原、埼玉(大宮駅)、千葉

*サポーターは上記9か所のいずれかのブランチに所属していただきます。

-主な活動内容

1、サポーター:セミナー参加高校生のサポート、当日の運営

2、コッコサポーター:上記サポーターの活動に加えて、セミナー終了後1時間程度、喫茶店等で個別に話をする(要研修受講)

3、セミナー講師:上記サポーターの活動に加えて、講義やファシリテーションを行う(要研修受講)

-参加費用

7080円(セミナー6回分の昼食費、おやつ、お茶代、ハンドブック「巣立ちのための60のヒント」代1080円を含む)

その他、ボランティア登録費として年間2,000円(システム運営費、ボランティア保険料等)

 

 

<説明会のご案内>

ご興味、関心を持たれた方は、ぜひ説明会へお越しください! 詳しくご説明いたします。

<説明会参加申し込みはこちら>

https://f.msgs.jp/webapp/form/16841_txy_27/index.do

 

日程、場所は、以下の通りです。

【千葉】 
日時:7月15日(土)10時ー11時30分 
場所:千葉市生涯学習センター 研修室3

【小田原】
日時:7月22日(土)17時30分ー19時 
場所:小田原市民交流センター UMECO  会議室3

 

場所の詳細は、以下の通りです。
@千葉市生涯学習センター(千葉):千葉県千葉市中央区弁天3-7-7
@小田原市民交流センターUMECO 会議室3:神奈川県小田原市栄町1丁目1番27号

http://chiba-gakushu.jp/know/know_04.html

 

 

*説明会参加後、Web上でボランティア登録、オリエンテーション参加(毎月開催)、事前研修参加(8月6日)、の流れになります。

*説明会の参加は任意です。参加しなくても、ボランティア登録は可能です。

<ボランティア登録はこちら。https://www.b4s.jp/entry/

*ランチタイムや、就業時間後など、オフィスへの出張説明会(無料、最小催行人数10名)も承りますので、お気軽にご相談ください。

 

ご不明点、ご質問は ブリッジフォースマイル事務局まで! info★b4s.jp(★を@に変えてください)
たくさんの方々のご参加を心よりお待ちしております!!

 

巣立ちプロジェクト2016~第6回 「知ってトクするポジティブ・シンキング&修了パーティー」@横浜ブランチ

あっというまの最終回!
2016年度「巣立ちプロジェクト」、第6回は横浜ブランチからのレポートです。
第6回@横浜ブランチに集まった高校生(13人)とサポーター(14人)

高校生もサポーターも、まだお互いの様子を伺いながら会話の糸口を探っていた第1回目から半年間、月に1度顔を合わせるうちに、休み時間の雑談トークも随分と打ち解けて自然な笑顔がたくさん見られるようになりました。
巣立ちプロジェクト・最終回のセミナーは、人生でトラブルに直面した時、どのように対処していくかを学ぶ回。施設を退所した後に起こり得るさまざまな困難を想定し、心構えや対策として大事なことを楽しみながら学べるように工夫されたゲーム感覚のプログラムは高校生も楽しんでいて、午後の修了パーティーも含めて一番の笑顔が見られた日だったかもしれません。

 

■あらゆるトラブルも乗り越えられる!「巣立ちクエスト」

午前のワークは「巣立ちクエスト」。高校生は、「クビになった」「先輩から怪しい薬を勧められた」などのトラブル例が書かれたカードを引いて、その問題を誰に相談し、どう解決するかを考えるプロセスを学びます。

 

「巣立ちクエスト」トラブルの一例

サポーターは職場の上司、施設職員、大家さん、自立ナビ(退所者をマンツーマンで見守るメンターボランティア)と役割を与えられ、さまざまなトラブルを抱えて相談に来る高校生に対し、役割に応じた対応をします。相談相手を間違えると世間話で終わってしまうため、限られた時間で誰に相談すると最適な対処法が見つかるかを考えることが大事なポイント。選んだ解決策が適切で具体的であればあるほど加点されるというゲームに、高校生も頭を悩ませながらクエストをこなしていきます。

ゲームをクリアさせることが最優先目的ではないため、解決策があいまいだとジャッジする審判から良い点数をもらえません。これまでの巣立ちセミナーすべてにおいて言えることですが、高校生の独り立ちにきちんと役立つワークを行うことに厳格なため、シミュレーションもアドバイスも全て、現実的に起こり得る内容で取り組みます。

 

■全6回、おつかれさま!「巣立ちプロジェクト修了パーティー」

ゲームの次は、トラブルに見舞われてもストレスをためない・解消するための方法を学ぶミニ講座。有志のサポーターが自身の実践法や体験談を話し、ポジティブ・シンキングを養うための考え方を共有した後、いよいよ修了パーティーへ。

高校生13人、サポーター14人が大きな円を描き、始まったのはフルーツバスケット大会!鬼役が「白い服を着ている人」「紐靴を履いている人」などお題を言うと、該当する人が一斉に立ち上がり、空いている椅子めがけて争奪戦を繰り広げます。

この時ばかりはサポーターも、高校生相手に手加減なし・遠慮なし!だって、こういう遊びは大人も本気でチャレンジした方が高校生も楽しいですよね。何より、半年間で築いたお互いの信頼関係があったからこそ、フェアな戦いができたのだと思います。

▲大人げなく(?)サポーターも本気で参加したフルーツバスケット

たくさん笑った後は、修了証書とメッセージカードの授与式へ。全6回、無遅刻無欠席で参加した高校生も、アルバイトなどやむを得ない理由で来れない日があった高校生も、出席した全てのセミナーを熱心に自分事として学習していた姿が思い出され、感動に包まれたムードの中、一人ひとりの名前が読み上げられます。

年末からサポーターたちが相談しながら作り上げたメッセージカードには、高校生がこれから人生の節目や岐路に立った時に、これらの日々をふと思い出し、ベストな選択をして力強い人生を歩んで欲しいという思いがたくさん詰まっています。

半年間のありがとうとこれからへのエールを込めて

半年間という短い間でしたが、参加したサポーター全員が、「高校3年生」という人生に一度きりの時間を共有してくれた高校生たちに対し、真剣に将来の道標となる何かを与えたいという姿勢で向き合っていたことは、同じサポーターの立場から見ても大人のあるべき姿として学ぶものがありました。

はじめは自主的な参加ではなかった高校生も、それなりに持ち帰ったことがあると思います。高校生同士仲良くなった子が、一生の友情を育むかもしれません。セミナーは修了しても、これからが始まりです。自分から働きかけができると生きやすくなるということを忘れずに、かけがえのない一生を送ってくれることを心から願い、これからも気兼ねのない距離感でつながりを保ち続けたらと思っています。

 

サポーター(社会人ボランティア):よしさん

巣立ちプロジェクト2016~第5回 「しっかりさんのオサイフ事情」@中央東京ブランチ

全6回の巣立ちセミナーも5回目を迎えました。今回のテーマは「しっかりさんのオサイフ事情」。受講している高校3年生たちの生活は4月からがらり変わりますが、その際の経済的状況がどのようなことになるか、そしてどのような金銭感覚をもてばよいかなどを学ぶ内容です。

12月18日、西荻地域区民センター(東京都杉並区)に集まった高校生は17名。社会人サポーターは15人(うち講師1名:アッキー)で総勢33名でした。クリスマスが近いこともあり、会場に飾り付けをし、雰囲気を盛り上げました。開始時刻の午前10時より少し早めに来てくれた何人かの高校生たちも、この飾り付けを手伝ってくれました。

 

本日講師のアッキー(左)とブランチリーダーの殿(右)

本日講師のアッキー(左)とブランチリーダーの殿(右)

■グループ内の多様な個性が刺激になる

セミナーはいつものとおりアイスブレイク的な自己紹介から始めます。セミナーでは毎回、幅広く高校生同士やサポーターが交流できるようグループ変えを行っています(標準的には1グループを6名とし、高校生3名+サポーター3名の構成です)。運営スタッフ側では、どんな組み合わせがよいかを考慮に入れてグループ分けをしていますが、人と人の化学反応は毎回予想外のものがあって面白いものです。

この日の自己紹介は恒例の「お隣さん重ね」形式です。これは例えば、1人目の人が「●●が好きな〇〇(名前)です」と自己紹介したら、隣の2人目の人は「●●が好きな〇〇(名前)さんの隣にいる▲▲が好きな△△(名前)です」と自己紹介し、その隣の人は「●●が好きな〇〇(名前)さんの隣にいる▲▲が好きな△△(名前)の隣にいる■■が好きな□□(名前)です」……というふうにやっていくものです。この日のお題は、「クリスマスに何をお願いしたいか」でした。会場内のあちこちのグループの島では、「クリスマスには◆◆をお願いしたい◇◇さんの隣にいる……です」の声が広がっていました。

■ケース学習で保険や年金の大切さを知る

自己紹介を終え、本番テーマに移ります。導入部分では講師のアッキーが高校生たちにお金に対する質問を投げかけます。「みなさんはお金に対してどんなイメージがありますか?」。テーブルに用意された2色の付箋紙に高校生たちがいろいろなことを書いて発表していきます。黄色の付箋紙にはお金に対する良いイメージを書き出すのですが、「好きなものが買える」「貯金できる」「幸せになる」「たくさんあると安心」などの意見が出ていました。他方、青色の付箋紙には悪いイメージを書き出します。「ありすぎると金銭感覚がおかしくなる」「争いのもとになる」「簡単に減るけど、なかなか増やせない」などの意見が出ました。

そのように頭をほぐした後、きょうのメインワークのひとつ『ブリッジ学園物語』というケース学習に入ります。ここでは3つのケースを紹介し、お金にまつわることを知っていきます。ケース1では、主人公のA君が大けがをしてしまい、健康保険に入っていなかったために多額の治療費を抱え、さらにはヤミ金(違法貸金業者)に手を出して大変な目に遭うというストーリーです。「保険に入っておかないとヤバいと思った」「保険って自動的に入ってるもんじゃないんだ」───ここで高校生たちは健康保険の大事さに気づきます。と同時に、学生やフリーターになる場合は、国民健康保険の手続きを自分でしなければならないことも学びました。

引き続きケース2では年金のことを、ケース3では生涯賃金の差のことを考えさせる内容になっています。特にケース3のところでは、正社員とフリーターとでは生涯賃金の差が3倍も開きが出ることを知ります。ここでは具体的な数字がどんどん出てくるので、高校生たちもリアルな感覚で「へえ~、そうなんだあ」「えっ、そんなに違うの!」と驚きの中で現実を知っていく機会になったようです。

また講義の合間には、社会人サポーターが登壇して体験談を披露しました。「私の節約術」では、ミユが「理容室に行く回数を減らすと一年でけっこうお金が浮かせるよ」と提案してくれたり、また「お金で困った話」では、Dすけが「入社した4月は何かと出費がかさみ、月末の給料日までにお金が底をつきかけたのでこのタイミングはみなさんも要注意です」と助言をくれたりしました。こうしたサポーターの身近な話は、講義の内容を補足したり、セミナーの流れにメリハリを出したりする意味で、とてもいいアクセントになりました。

■ピザとケーキを囲んで

今回のセミナーはクリスマス会の要素を盛り込んだこともあり、ランチはいつものお弁当ではなく、大皿オードブルから好きなものを各自で取り合う形です。そして午後3時にはおやつの時間も設けました。サポーター扮するサンタとトナカイが部屋に現われ両手に持ってきたものは……ピザとケーキ! 講義とワークの間にこうした小休止を入れることで、高校生同士、高校生とサポーターのフランクな交流時間が生まれます。

 

食事やおやつの時間も有意義な交流のひとときです

食事やおやつの時間も有意義な交流のひとときです

■1カ月の生活収支シミュレーションゲーム

きょうのメインワークの2つめは『ミッションゲーム』です。ミッションが何段階かにわたって示され、その都度、お金の支出を計算し、1カ月の生活費の収支をシミュレーションするゲームです。高校生の手元には「職業シート」が配られます。そこには「正社員」や「フリーター」「大学生」など職業コースが指定されています。例えば「正社員」を選んだ場合、収入は給料15万円からスタート。そこから所得税、住民税、健康保険料などを引き算するミッションが伝えられます。ゲームでは職業コースによって税金の違い、加入できる制度とそれに伴う支払金額の違いを設けています。

さらにミッションは進み、例えば通信費をどうするか(ガラケーで安く済ませるのか、ネットゲームをやるために高額の支出を許すのかなど)、娯楽をどうするか(高い入場料を覚悟で人気テーマパークに遊びに行くか、自宅のDVD観賞で安く押さえるかなど)といったような選択を次々にこなしていきます。ときにはトラブル臨時支出としてケガの治療費が発生したり、ハッピー臨時支出として結婚式の祝い金があったりと、リアルな人生につきものの想定外の状況も起こってきます。

「えー、お金足りないよ-。赤字だよー」「ふだんからの貯金は大事なんだな」「外食を減らして自炊の回数を増やさなきゃやっていけなさそう」といった声が聞かれました。月々の収支をどうやって釣り合わせていくかについては、脇にいるサポーターが適宜アドバイスをしました。

 

1カ月の生活収支をシミュレーションしてみると……

1カ月の生活収支をシミュレーションしてみると……

こうした1日のプログラムを終え、高校生たちは4月からの新生活に向けた金銭感覚、経済知識を少しではあるかもしれませんが身につけることができたように思います。また短期的な視点ではなく、健康保険や年金といった長期の視点から自分の人生を守ることの重要性を学んだ1日でもありました。彼らの最後の振り返りの発表では、「保険・年金に加入しておくことの大切さを知った」「借金は怖い」「簡単に仕事をやめないこと」「お金の使い方を考えよう」といったことが挙げられました。

 

【レポート】ノブさん

 

 

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