熊本事業ニュース

熊本に3つ目の居場所がオープン&《ボランティア説明会》を開催します

熊本に、横浜、佐賀に続いて、B4Sで3つ目となる居場所「かたるベースくまもと」がオープンしました!
場所は熊本市中心部のバスターミナルから、徒歩3分ほどのところです。

「かたる」には『語る』に加えて、熊本弁で『仲間に入る』という意味があります。
そして、安全基地である「ベース」と組み合わせて、「かたるベース」。
子どもたちが仲間と共に語り合い、安心・安全に過ごせる心の安全基地でありたいという願いを込めました。

3月4日と5日にお披露目の見学会を開催し、いよいよ本格始動しました。
そして、熊本での活動をサポートしてくださる社会人ボランティアを絶賛大募集中です!

《ボランティア説明会》を以下の日程で開催します。
3月はオンライン開催ですが、4月は「かたるベースくまもと」で実施します。
ぜひ、いらしてください。

【ボランティア説明会】
・3月20日(土・祝) 10:00~11:30 @オンライン
・4月4日(日) 10:30~12:00 @かたるベースくまもと
・4月18日(日) 10:30~12:00 @かたるベースくまもと
・5月8日(土) 10:30~12:00 @かたるベースくまもと
・6月12日(土) 10:30~12:00 @かたるベースくまもと

説明会へのご参加は、こちらからお申し込みください。
多くの方のご参加をお待ちしています!

◆お問い合わせ
認定NPO法人ブリッジフォースマイル
担当 菅原
080-3678-1720
asugawara@b4s.jp

巣立ちプロジェクト2020 〜第4回 知ってるだけじゃダメな大人への相談@熊本

開催日時・場所:2021/1/23・31 オンライン(Zoom)による実施
参加人数(両日合計):高校生33人/ボランティア26人
講師:マイケル

熊本での巣立ちプロジェクト、最初は初のオンライン開催ということもあり、ドキドキでのスタートだったセミナーも最終回を迎えました。今日は、施設退所後に困ったことが起きた時の対処法について学びます。始めに、施設を出たら心配なこと楽しみなことを話しました。

高校生からは「生活費の管理がちゃんとできるかなあ」「朝、寝坊せずに起きなきゃ」という心配事の一方、楽しみなことは「自由!なんでも好きなようにできるから」という意見がダントツです。心配事も楽しみもある、これこそ春を迎える気持ちです。

今回のセミナーは、施設を出てから起きるかもしれない4つのトラブルを解決するための学びの時間です。トラブルにあわないのが一番ですが、そうもいかないことはボランティアの大人たちも痛いほど知っているところです。

◆トラブル発生①会社トラブル、寝坊した!

「昨夜遅くまでゲームしていて、朝起きたら午前8時50分、会社の始業は午前9時、遅刻は確定!どうする?」という設定です。さあ大変。

まずはブレイクアウトルームに分かれて意見を出し合います。高校生からは「すぐ会社に電話して、上司に謝罪する」「何時に着くかを伝える」などの意見がありました。ボランティアからは、「大人でも多くの人が経験する失敗だけど、その失敗で受けるダメージは学生時代より社会人のほうが大きいから気を付けて」とアドバイスがありました。
全体のワークでは会社への電話は極力始業前に確実に到着できる時間を伝えることや、自分の到着前に電話や来客の予定があれば伝えておくことなどを学びました。

◆トラブル発生②健康トラブル、体調不良

次は「今日は仕事があるのに、朝起きたらすごくおなかが痛い!」です。

高校生からは「薬を飲んで様子を見る」「まず上司に電話で事情を話す」などの意見があり、ボランティアからは心当たりがある不調だったら様子を見ていいけど、なければ病院に行くことも考えて、近くの病院を調べておこう、というアドバイスがありました。
全体のワークでは、近くの病院は住まいが決まったらすぐに(体調不良になる前に)調べておくこと、体調不良は早く治すことを優先して、市販薬で無理せず病院を受診することを学びました。また虫歯は施設退所までに治療しておこうというアドバイスもありました。

◆トラブル発生③性的トラブル、妊娠

次のトラブルは「自分(交際相手)が妊娠2か月ということが妊娠判定薬でわかった」です。さあどうしよう?

高校生からは「自分は進学なので子どもを育てる経済力がない」「誰かに相談できるメンタルかわからない」という感想、ボランティアからはパートナーと話して相手の気持ちをきちんと聞くというアドバイスがありました。
全体のワークでは、大きな出来事で動揺するけれど、結婚もできる年齢と考えると、今後の人生にとって大きな決断になるので、まずは落ち着いて考えること、ただし産まないという選択をするには手術できる期限が決まっているので、落ち着いてしかもなるべく早く信頼できる人に相談することを学びました。

<関連して知っておいてほしいこと>
さらに講師のマイケルから関連して知っておいてほしい3つのことがあげられました。

1つは性の多様性について。性はグラデーションと言われ、LGBTという言葉も全体のごく一部だけしか表せていないことを勉強しました。高校生は身近な経験についてさらりと話し、そういう人の相談相手になりたいという子もいて、大人のほうが教えられる場面もありました。高校生さすがです!

2つ目はジェンダー(社会的性役割)について、男らしさや女らしさより自分らしさを大切にするというお話で、高校生も「男なんだから泣くなよって思ったことがある」「女のくせにって言われたことがある」など自分の経験を話し合いました。

3つ目はデートDVです。パートナーのいる10代女性の44%が経験していて、それがデートDVだと気づいていない場合もあり、実際はもっと多いと考えられること、まずは加害者にならないように、そしてパートナーを「怖い!」と思ったらまず逃げて信頼できる人に相談することを学びました。

◆トラブル発生④職場トラブル

最後のトラブルは、「職場で上司に怒られて、つい「こんな会社辞めます」と言ってしまいました」これも大変です!

高校生からは「謝って取り消してもらう」「貯金ができていたらやめるかも」などの意見があり、ボランティアからは、悪くないのに怒られることもあるけど、周りの人は見てわかっていてくれるから感情的にならず、愚痴を聞いてくれる人も見つけておこうとアドバイスがありました。
全体のワークでは、感情的に言ったときは冷静になって謝ること、新卒ではなく一般の再就職は平均3カ月かかるので決して甘くないし、どんな大人も何か我慢して働いているから、本当にやめたいと思った時も今の会社の良い点も思い出して冷静に考えることを学びました。
その一方「しちゃいけない我慢」もあって、暴力や給料未払などは我慢せずブラック企業はやめるべき。しなくちゃいけない我慢としちゃいけない我慢、冷静な判断が必要な社会人生活は難しいですね。

◆先輩トーク
最後に施設退所者である先輩(大学生)2人からお話を聞きました。
2人とも退所前には今日参加している高校生と同じ心配を抱いてのスタートだったこと、現在2人ともほぼ自炊で、一人暮らしでもある程度のキッチン設備が必要だということ、生活費管理で焦った経験、防犯上気を付けていることなどを話してくれました。そして後輩の皆さんに「一人暮らしは寂しいので、残りの日々を施設の人と楽しく過ごして、感謝も伝えておいてね」というメッセージをいただきました。大学の勉強は大変という2人ですが、夢の実現のために頑張っている様子が頼もしく見えました。

最後に、B4S熊本スタッフから、B4S熊本にできる居場所「かたるベースくまもと」の案内がありました。「高校生にはたくさんの出会いで安心のつながりを作ってほしい。そのつながりのひとつになれるよう「かたるベースくまもと」でいつでも待っています」と、高校生に語りかけるB4Sスタッフの笑顔に、思わずうるっときました。

さあ、高校生をお見送りです。笑顔で手を振ってオンラインを退室する高校生や、退室時間後も画面に残って、ボランティアやB4Sスタッフと雑談&おしゃべりしてくれる高校生もいました♪
今年度のセミナーは全てがオンラインで、高校生と直接会うことはできませんでしたが、こうして楽しく会話と笑顔を交わし合えるようになったことを、とても嬉しく思いました。
そして、オンラインで東京・佐賀・福岡から駆けつけてくれたボランティアとの出会いは、将来熊本を離れても全国に支えてくれる大人がいることを高校生に伝えてくれたことでしょう。そう、寂しいなんて言っている場合じゃない、本当はこれからが始まり。
社会に出るみんなのことをいつでも見守り応援していきます!

ボランティア:サリー

23・31日開催、両セミナーのボランティアの皆さま。全4回のオンラインセミナーお疲れさまでした!

巣立ちプロジェクト2020 〜第3回 しっかりさんの金銭管理@熊本

巣立ちプロジェクト2020 〜第3回 しっかりさんの金銭管理@熊本
開催日時・場所:2020/12/12・19 オンライン(Zoom)による実施
参加人数(両日合計):高校生38人/ボランティア28人
講師:キクリン

児童養護施設を来年春に退所予定の高校生たちを対象とした「巣立ちセミナー」。熊本では全4回をオンラインで開催中です。
第3回目の今回のセミナー、テーマは「金銭管理」です。前回の「一人暮らし」の時にも生活に必要なお金について学びましたが、今回は「税金」「保険」など、見慣れない、耳慣れないお金について学びを深めます。

講師のキクリン。癒しのモアイ像を時々使いながら、難しいお金の話をわかりやすく説明してくれました。

講師は社会保険の専門家でもあるキクリン。演劇で鍛えた七色の声を使いわけ、随所に思わず誰かに出題したくなるようなクイズをはさみ…と、楽しみながら学べる工夫がつまったセミナーでした♪

◆ミッションゲーム
まずは、それぞれのグループで簡単な自己紹介をしてから、本日メインの「ミッションゲーム」がスタート!

自分の進路に近い「役割」を選び、その役割に応じて決められた「収入」のなかで、13のミッション(「支出」)をクリアしよう!というゲームです。
このゲームを通じて、イメージのわきやすい衣食住だけでなく、保険や税金、臨時支出まで、リアルなお金の使い道を知っていきます。

◆社会に参加することを学んだ前半戦
前半のミッションは「所得税・住民税」「健康保険」「年金」「雇用保険」…と難しい言葉が並びます。
選んだ役割によって(ゲーム上の)税額や保険料は決まっているのですが、それぞれが何のためのお金なのか、丁寧に学んでいきました。高校生は資料と画面とにらめっこしながら、メモを取りながら、がんばりました!

健康保険と年金は、就職すれば会社が手続きしますが、学生やアルバイトで生活している間は自分で加入手続きをしなければならないので要注意です。
もし手続きをしなかった場合には、医療費を満額支払わなければならなかったり、将来受け取れる年金額が減ったりするリスクもしっかり伝えます。

「『社会保険』は困ったときに社会みんなで助け合う仕組み、『税金』は国や自治体が社会のために使うお金になるんだよ」というキクリンのまとめに、気持ちが引き締まったり、「大人になること」を感じたりした高校生もいたのではないでしょうか。

途中、「知っている税金をあげてみよう」というミニワークにも挑戦!
今の生活に一番身近な「消費税」、車好きな高校生からは「自動車税、重量税」、20歳になってから…というヒントをもとに「たばこ税、酒税」など続々とあがります。ほかにも、固定資産税、相続税、事業所税、法人税など、なかなか高校生が耳にすることはないように思う税金もあがりました。

◆それぞれの生活スタイルと運?!があらわれた後半戦
後半のミッションは「貯金」「食事」「水道光熱費」「通信費」など、前半に比べると分かりやすい内容でしたが、高校生一人ひとりの生活スタイルによって、だいぶ支出額にばらつきが出てきます。
例えば「貯金」だと、ガッチリ貯金派:10,000円、コツコツ貯金派:5,000円、ちょっぴり貯金派:1,000円、明日はあしたの風が吹く派:0円、といった具合です。
ここまでの支出額を計算してみると、すでに赤字になっている高校生、ボランティアもちらほら。
ちょっと難しい顔をしていたり、頭を掻いている様子も見えました。

“ゲーム”なので、ここでは終わりません!最後に待ち受けていたのは、内容の隠された「ハッピー/トラブル臨時支出」!!

4つの記号から1つを選んだ後、キクリンからその内容と金額が発表されました。
ハッピーは友人の結婚式やパートナーの誕生日、トラブルは虫歯や家電買い替えなど、”あるある”な臨時支出ばかりです。
そしてここでさらに運を分けたのは、前半のワークで行ったミッション「貯金」や「健康保険」でした。貯金が少なければ少ないほど、臨時支出はその月の収入から充てるしかありません。健康保険に未加入であれば、治療費は全額負担です。”ゲーム”ですがリアルです。

以上でミッションすべてが終了。

「ガッチリ貯金を選んでいたから、最後の臨時支出がどちらも0円で、黒字になった」とホッとした表情の高校生、「食費をコンビニじゃなくて、そこそこ自炊にすれば赤字が減らせそう」と赤字の原因を早速分析する高校生もいました。

途中、「水道光熱費・通信費、支払い滞納したらどれから止まる?」というミニワークにも挑戦。
回答は様々でしたが、「命に関わるものは最後に止まる」という考え方をばっちりおさえて考えていました!
「命に関わるもの」の順番が高校生それぞれに違ったようで、「本当にどうにもならなくなったら助けを求められるように、携帯は最後まで使えるようにしておいてほしい」という声も。
そうなる前に、だれかに話してほしいし、だれかに話していいんだよ^ ^

◆本当にあった怖い話・・・

最後の1時間は、ゲームからがらりと雰囲気を変えて、厳しいけれど大事なことを伝えます。
それは「何のためのお金か、しっかり考える」ということです。

巣立ってすぐ、周りの同僚や同級生よりも貯金があったから、気前よく振舞っていたら、すぐに貯金がなくなった。

遊ぶお金が足りなくて、カード支払いと同じ感覚でキャッシングや消費者金融でお金を借りた。

次の仕事を見つけないまま仕事を辞めたら、収入がなくなった。社員寮だから住まいもなくなった。

…どれも先輩が経験した「本当にあった怖い話」です。

「お金は『たくさんあること』がいいのではなくて、『必要な分はきちんとあること』がいいとおもいます。そのためにはまず、自分に必要なお金をしっかり理解して、今あるお金や、これから働いて手に入れるお金に見合った使い方をしていくことが大切。そして、少しずつでも貯められるお金があれば、自分の夢をかなえられたり、大事な人のために何かできたりするから。」とキクリンが語りかけます。

高校生も、ミッションゲームでリアルにお金の使い道を知ったからこそ、あの「収入」が0だったら、「貯金」がなかったら、ときっと真剣に耳を傾けていたとおもいます。うなずきながら聞いている姿もありました。

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最後の振り返りでは、
「お金をもらうことしか考えていなかったから、いろんな支出があると知ってすこし不安」
「しっかり考えないと大変なことになる」
「ミッションゲームでちょっぴり貯金を選んだけれど、これからしっかり貯金をしたい」
「お金の使い方を知れたから、あまり使わないように気を付けたい」
など、知ったことで生まれた不安も決意も、高校生はしっかり言葉にしていました。

全回オンライン開催という初めての試みが続いていますが、高校生もボランティアも、回を重ねるごとに少しずつ慣れ、休憩時間に歌を歌ったり、残っておしゃべりしたり、セミナーの最後にわざわざミュートを外して「ありがとうございましたー」と声をかけて退出してくれたり…と、伴走するボランティアからも「対面に近い雰囲気になってきた」「信頼関係づくりが出来てきて少しずつ本音で話せたと感じる」との振り返りもありました!

慣れてきた頃に、次回はいよいよ最終回。今からすでに寂しさも感じていますが…
ここ熊本は冬の寒さが厳しいので、体調には十分気をつけて、高校生もサポーターも、笑顔でまた会いましょう!

ボランティア:じょら

 

「ダブルPeaceな毎日でありますように。」ポースのサポーターの皆さん。オンラインなので全国から参加いただいています。

巣立ちプロジェクト2020 〜第2回 しっかりさんの一人暮らし@熊本

開催日時・場所:2020/11/14・21 オンライン(Zoom)による実施
参加人数(両日合計):高校生32人/ボランティア24人
講師:マイケル

マイケルってこんな人です。
オフライン研修講師(右)の時はりりしい!

児童養護施設を来年春に退所予定の高校生たちを対象とした「巣立ちセミナー」。熊本では全4回全てをオンラインで行います。第2回目の今回のセミナー、テーマは「一人暮らし」です。住まいの探し方をはじめ、一人暮らしに役立つ知識を学んでいきます。
講師は、みんなの兄貴分、マイケル。経験豊かなマイケルの一人暮らし体験談も交えながら、内容盛りだくさんのセミナーとなりました♪

 

◆みんなのお金の使い方

まずはアイスブレイク。「1000円あったら何に使う?」というテーマで、みんなでZOOMのホワイトボードに意見を書き込んでいきました。お肉、馬刺し、お刺身、ケーキ、アイス、マック…など食べ物が目立つ中、洋服や本、映画、(携帯ゲームの)課金といった高校生らしい意見が次々と並びます。

ホワイトボード機能を使って自由に書いていきます。

さらに金額を1万円、10万円と増やしてみました。「10万円…想像できない~」「旅行に行きたい!」「ライブに行きたい!」と場が和んできたところで、講師からの質問。
「1000円はだいたい(アルバイトなどの)時給。1万円はだいたい1日働いて稼げるお金。では10万円は?」

この問いの答え、実は「施設を出た若者が架空請求詐欺で支払ってしまった金額」なのだそう…!驚きの表情を見せる子どもたち。
「一人暮らしは自己判断・自己責任の連続」と講師のマイケルが真剣な面持ちで伝えます。

一人暮らしに潜むいろんなトラブルに巻き込まれないように、今日は1日頑張って学ぼうね。

◆初めての住まい探し
一人暮らしをするにあたり、まず最初に思いつくのが「住まい探し」。今回、一人暮らしをするにあたり、初めて住まいを探す高校生もいます。ここでは不動産屋さんの役割や、専門用語、物件を選ぶにあたりどんなことに注目したらいいかを学びました。
「自炊をする人はガスコンロが1口だと大変だよ~」「1Rの家で焼肉すると、部屋にかけてある服とか布団も全部焼肉の臭いになるから気を付けて!」など、講師のリアルな一人暮らし体験談に、高校生もボランティアも「なるほど~」と聞き入ります。
「四畳半」「六畳」「八畳」と、それぞれの部屋の広さも写真を見ながらイメージしてみたところで、実際に物件を探してみます!

◆優先順位をきちんと決めよう
熊本市内の物件リストを見ながら、自分はどの物件がいいか、その理由とともにグループで意見を出し合います。
「築年数浅めで敷金・礼金不要だから、この物件かなぁ」「オートロック付きで防犯カメラもあるから、この物件が安心して住めると思う」「鉄筋コンクリートだから、隣の音とかも聞こえないこの物件が良い」など、それぞれ物件情報を細かく見ていて、聞いているこちらも「なるほど~」と感心しました。
東京のボランティア(オンラインのため熊本以外からも社会人ボランティアが参加しています。)からは、「5万円以下で40平米の物件に住めるのはすごいね!」との感想。東京や大阪・福岡に住む場合は、熊本市内よりも家賃が高くなるから気をつけようね。

◆契約してみよう!
ランチの後は、契約について学びます。ここではB4Sでつくった模擬契約書をつかって、実際に契約書のどういうところをしっかりチェックするべきか、みんなで確認しました。ランチ後の眠い目をこすりながら、慣れない難しい言葉の並ぶ契約書とにらめっこして頑張る子どもたち。
そんな中、「連帯保証人」というワードについて講師から真剣なお話がありました。
連絡を取ってなかった親から急に連絡があり、「保証人になって」と言われ、親が住む家のローンを子どもが支払っている、というケースがあるそう。保証人も含めて、なんでも安易にサインせず、迷うことがあったら周りの信頼できる人に相談しようね。

◆全部でいくらかかる?

必要な費用を計算するワークに取り組みました。

いよいよ引越し!引越しに当たって必要な一連の手続きについて学んだあと、実際に初期費用はいくらかかるのか、ワークシートを使って計算してみます。
生活必需品リストの中から、自分が必要だと思うものを選んで、その購入金額を足していきます。「結局いくらになった?」と聞いてみると、(住居にかかる敷金・礼金等の初期費用は除き)堅実な子で12万円、多くて15万円程。
「掃除機はいりますか?クイックルワイパーではだめ?」「洗濯機は無くても、コインランドリーで良いんじゃないかな?」と、どれだけ節約できるかみんなで真剣に考えていました!

◆社会人ボランティアに聞く、一人暮らしのコツ
ここで、一人暮らしを体験してきた社会人ボランティアの一人暮らし体験談を聞いていきます。
ササさんは、18歳で上京、一人で住まいを探していましたが、「今決めないと別の人に取られるよ」と不動産屋さんに決断を迫られたと語ります。「10代の女の子はなめられるケースもあるから、できれば大人と契約に行った方がいいよ」と教えてくれました。
はらでぃも最近引越ししたばかり。「不動産屋さんに物件の下見をお願いすると、だいたい3~4件見せてくれるけど、1件目より2~3件目に良い物件を見せてくれるから、できれば1件目で決めないようにね」とのこと。
高校生も、リアルな体験談に真剣な面持ちで聞き入っていました。

◆少しでも不安なことがあれば、周りを頼ろう!
最後に、これから社会に出る高校生が、もしかしたら遭遇するかもしれないトラブルと、それに伴うリスクについて学びます。
例えば、先輩から「この商品を友だちに紹介して買ってもらうだけで、儲かる話がある。紹介した友だちが他の友だちに紹介すれば、君にも利益があるよ」と言われたら…。
高校生からは、「友だちにも迷惑をかけるし、そんなにうまい話は無いと思うので、断る」「人からの信頼を失うと思うので、やらない方がいい」という答えが返ってきて、ボランティアも一安心。

社会に出たら、言葉巧みにトラブルに誘い込まれるケースもあります。「何かに迷ったり、少しでも不安を感じることがあれば、周囲の信頼できる大人や公的機関、B4Sを頼ってね」と講師マイケルも力強く話していました。
……………..
高校生の感想には「引っ越しに向け、色んな準備があることを知れたし、今のうちに学べてよかった」「一人暮らしは楽しみもあるけど、大変だし落とし穴があることも学べた(サギ等)」、「実際に一人暮らしをするので、詳しく教えてもらって助かった」、「社会人のスタート地点に立つ時点で必要な手続きや知識を身につけることができてよかった」と、各々、様々なことを感じ、学びの時間となったようです。

一人ひとり、進路や卒園後の状況は異なりますが、今日のセミナーで得た知識や学びを、来たる機会の準備・情報収集の時間となっていれば幸いに思います。

次回第3回目は【金銭教育】セミナー!保険や税金について学びます。
またZOOM越しに皆に会えるのを楽しみにしています♪
(早くオフラインで会ってコミュニケーションが取れたり話ができたりする日が来ますように!!)

ボランティア:まーちゃん

熊本県 行政受託(予定)のお知らせ

熊本県 行政受託(予定)のお知らせ

 平素より弊団体の活動にご理解、ご協力、そしてご支援を賜り、誠にありがとうございます。

 さて、標記の件でございますが、ブリッジフォースマイルでは、東京都からの就労支援事業、横浜市からの退所後支援事業、佐賀県からの社会的養護自立支援事業に続き、熊本県より「施設退所児童等自立支援事業」を受託予定です。

 具体的には、継続支援計画の作成、生活相談、就労支援、居場所運営を行なってまいります。
2021年の春に退所予定の子どもたちに対して、児童相談所・児童養護施設と連携し、ブリッジフォースマイルにて必要な退所後支援を行なってまいります。生活相談、就労支援に関しましては入所児童、退所者に対して随時、必要な支援を行います。また、いつでも入所児童、退所者が気軽に立ち寄り安心して過ごせる場所としての居場所事業の運営準備も進めてまいります。開設時期が決まりましたら、改めてお知らせいたします。

 皆様より、引き続きの温かいご支援を賜れますよう、より一層邁進する所存でございます。

 何卒宜しくお願い申し上げます。

 

=★=★=★=★事業説明会のお知らせ=★=★=★=★=

新たな事業の開始に伴い、ブリッジフォースマイル熊本事務局(B4S)では「事業説明会」を行います。
いっしょに活動をしてくれる仲間を募集しています。

●スタッフ(常勤・非常勤)としてB4Sの活動に参加し、熊本県事業の立ち上げ、その後の支援活動に力を注ぎたい!採用情報はこちら
●ボランティアとして活動を支えたい、若者たちの笑顔を増やしたい!
●どんな取り組みをするのか、話を聞いてみたい!

ご関心、ご興味のある方、ぜひ一度話を聞きにきてください。
多くの方のご参加をお待ちしております。

☆ブリッジフォースマイル熊本 事業説明会☆
オンライン(Zoom)での開催となります。

<1月開催>
⑦1月8日(金)19-21 オンライン(Zoom開催)
⑧1月16日(土)15-17 オンライン(Zoom開催)

①12月11日(金)19-21 オンライン(Zoom開催)
②12月17日(木)19-21 熊本市大江公民館 A会議室
③12月19日(土)10-12 オンライン(Zoom開催)
④12月20日(日)15-17 オンライン(Zoom開催)
⑤12月23日(水)19-21 熊本市 大江校区公民館 研修室(大江公民館横)<中止>(コロナの影響により会場閉鎖)
⑥12月26日(土)10-12 オンライン(Zoom開催)
※26日は熊本市 大江校区公民館 研修室(大江公民館横)で開催予定でしたが、コロナの影響により会場閉鎖となったため、
オンラインに切り替えさせていただきます。
  

◆申し込み方法
フォームよりお申し込みをお願いします。
Zoom開催の方へは当日のURLを追ってご連絡いたします。

◆お問い合わせ
認定NPO法人ブリッジフォースマイル
担当 菅原
080-3678-1720
asugawara@b4s.jp

巣立ちプロジェクト2020 〜第1回 オンラインツールに慣れる!&コミュニケーション@熊本

開催日時・場所:2020/9/12・20 オンライン(Zoom)による実施
参加人数:高校生33人/ボランティア20人
講師:マイケル(話題が豊富で面白くとても気さくなお兄さん)

熊本でも巣立ちプロジェクトが始まりました!
熊本は全4回のセミナーを全員がオンラインで参加する、ブリッジフォースマイルでも初めての試みです。大人も高校生もドキドキのスタートとなりました。

◆Zoomに慣れよう!

はじめに、講師マイケルから、セミナーの目的等概要の説明がありました。高校生たちは初めてのオンラインセミナーに挑戦!!ということで、ZoomやPCの使用方法について丁寧な説明の後、早速スタートしました。その後ブレイクアウトセッション機能を使って高校生とボランティアを数名ずつに分けたグループで、好きな芸能人の話など、10分間の自己紹介をしました。キンプリ好きの女性ボランティアさんと同じく、ある男子高校生もキンプリ好き!話が盛り上がりました♪

◆施設や里親家庭から離れるにあたって不安なことは?

次に、「施設や里親家庭から離れるにあたって不安なことは?」をテーマに、参加者全員にアンケートをとり、お金の管理や人間関係など不安に思うことを複数選択で挙げてもらいました。
一位は「いろいろな手続き」、次に「お金の管理」、「人間関係」が挙がりました。

それからブレイクアウトルームに分かれて、どんなことに不安があるのか具体的に聞いてみると、「お金の管理がわからない」「市役所の手続きをどうしたらいいか」「学業とバイトの両立ができるか」「健康管理ができるか」「会社の人間関係が不安」等、たくさんの声が上がりました。
また、不安で頭をいっぱいになりすぎないように、適度な気分転換の方法を話しているグループもありました。あるサポーターさんは「ひたすら山に登る」とのこと!色んな気分転換方法、引き出しを持っておくことも身を守る大切な術ですね!

◆社会に出てからも大切なコミュニケーション

全体のワークに戻り、社会に出て困ることについて、東京都の調査結果を皆んなで共有します。
孤独感・孤立感、金銭管理、生活費、職場での人間関係が上位を占めていました。これらの問題はコミュニケーションで解決できる部分が大きいことから、休憩を挟んで仕事のコミュニケーションについて学ぶワークが始まりました。

企業が「高卒新卒者」に求めることの1位から5位までの紹介があり、大学や専門学校等に進学する人が就職する際にはそれに加えて主体性が求められることの説明がありました。そして、コミュニケーションの基本である「あいさつ」の基本とコツを確認し、あいさつができない人はどんな人か高校生に話し合ってもらい、全体でシェアしました。
そこでは、あいさつができないのは「常識がない人」「コミュニケーション力がない人」「仕事ができない人」「話しかけづらい人」という意見がありました。あいさつ一つで人の印象もかわってくること、人間関係にも影響してしまうことなど色々な気づきがありました。

そしてもう一つ!
職場で大切な「ホウレンソウ(報告・連絡・相談)」について、実際にあったコミュニケーションにまつわるトラブル事例とそれを防止するためのポイントについて学びました。
思っているだけ(察してほしい)では伝わらない、思っていることを言葉にして伝えること、やる気があることも伝える等、正しいホウレンソウとは?について、学びを深めました。

◆YES/NOゲーム

昼食・休憩の後、今日のランチ当てゲームです。
「ランチはお肉ですか?」「麺ですか?」YES、NO形式で少しずつ絞っていきながらもなかなか正解にたどり着けませんでしたが、グループの雰囲気が程よくほぐれたところで午後の部に突入できました。

◆報・連・相シミュレーション

報告・連絡・相談のシミュレーションゲームを行い、前と同じグループに分かれ下記のテーマ毎に話し合いました。
こういう時自分ならどうする!を考えてみて、その後で想定される答えを確認。高校生の回答の中には、大人が考えるより思慮深い回答が出てきたりと、大人たちも考えさせられる場面がありました。
~ワークの内容~
①朝寝坊した!始業開始まえに10分しかない!
②スーパーで果物を切る仕事をしていて手元がくるって大きさを間違えてしまった。
③上司から毎日、厳しく怒鳴られている気がする。辛い。
④パートナーと結婚することが決まった♪
⑤就職して半年がたつけれど、正直いって職場の先輩が厳しくて、もう会社を辞めたい。
⑥先輩から、しつこく食事に誘われ、仕事以外のLINEも多い。昨日、給湯室で抱きつかれた。

◆上手な断り方

次は上手に断れるようになろうというテーマで、バイト先の店長からシフトに入ってほしいと言われたが翌日テストがありできない場合にどう断るかのシミュレーションに挑戦しました。

断り方のコツとして、相手の気持ちを受け止め、理由を話してはっきり断った後も「今回入れませんが、入れる時にしっかり入ります!次回頑張ります!」等、気配りの一言を添えるとよいなどの説明がありました。アルバイトの経験がない高校生も半分くらいいましたが、想像を巡らしながら頑張りました。

◆上手な伝え方

続いて、上手に伝えられるようになろうというテーマで、バイト先の店長に、「正社員の仕事が決まったのでバイトを辞める」と伝えたい場合について意見を交換しました。

単刀直入に「辞めます」とだけ言う人もいれば、後任の人を探す気配りを見せる人もいました。まずは相手の都合を確認、お礼と共にはっきりと伝え、今後の引継ぎなどについて相談するとよいのではなどのアドバイスがありました。

◆社会人の先輩の話

社会人1年目で気を付けたことについて、ボランティアの人からは「あいさつをする」「うそをつかない」「時間を守る」など基本的なことの大切さがあげられました。高校生は真剣な表情で、大人の話に耳を傾けてくれました。

★最後に

今回、初オンライン(Zoom)体験という高校生がほとんどで、画面上で初めて会う大人×高校生。不安や緊張、疲れもあったかと思いますが、皆、最後まで真剣に取り組めていて、素晴らしかったです!
高校生からも「ボランティアさんが優しかったし、高校生一人ひとりの気持ちを尊重してくれた」「色んな人と話せて楽しかった」「時間があっという間だった」等、感想にあげてくれていました。また「悩みについて自分だけじゃないと改めて感じることができた」「コミュニケーションの大切さについて今のうちに学ぶことができてよかった」等の声もありました。

本セミナーが少しでも不安な気持ちを共有できたり、不安をどう改善させていくか?について知り、学ぶ時間になっていたらいいなと思います。ボランティア&事務局も、その部分にしっかりと寄り添い、伴走していきたいです。

今回、オンラインセミナーということもあり、熊本をはじめ、福岡、佐賀、関東と様々な場所からボランティアさんが協力&参加してくれました!色んな地域・経験の方との交流もオンラインセミナーの面白さの一つ!これからオンラインでのやり取りが増えていく時代、公私共に活用度が高まるオンライン環境。セミナーを通し、そんなオンライン体験・学び経験にもつなげてほしいです!

それでは、また皆に笑顔で会えるのを楽しみにしています♪

ボランティア:ぐり〜ん

【活動報告@熊本】B4Sの活動が広まっています。

2019年度より、B4Sは新しい形で熊本県での活動をスタートいたしました。
 
★なぜ熊本県で?
はじまりは、2014年。
熊本県の児童養護施設職員さんからB4Sに、
「子どもたちのためにぜひ、キャリアセミナー(研修)を行ってほしい!」と、声をかけてくださったことがきっかけです。

その後、
・2014年 職員研修 1回
・2015年 中高生向け研修 2回
・2016年 中高生向け研修1回 / 職員研修 2回
・2017年 中高生向け研修 2回 / 職員向け研修2回
・2018年 中高生向け研修4回 / 職員向け研修 4回
と、いう実績・交流を経て
「単発ではなく、継続的に子どもたちに伴走していく体制を作ろう!」ということになりました!
 
★2019年度、B4Sは、熊本県でセミナーを実施!
12の児童養護施設のうち11施設の中高生と職員と、里親・里子の皆さまにご利用いただきました。

◆熊本で実施したプログラムと参加者数◆

高校3年生向け自立支援プログラム「巣立ちセミナー(全4回):41名(のべ121名)

(参加者の声)
・就職するうえで大切なことを学べたので良かった。
・自分の将来についてよく知ることができた。
・トラブルの話がリアルで他人事に思えなかった。

中高生向けキャリアセミナー「キャリア準備講座(全2回)」:35名(のべ49名)

(参加者の声)
・自分の将来を考えさせてくれて、また、なにもかもあきらめないで最後までやり遂げることの大切さを学ぶことができた。
・面接を受けるほうではなく、するほうになって、する人の気持ちがわかった。
・ドミノ倒しゲームが面白かった。
・ゲームを通してたくさん自分に足りないものに気づかされた。

高校1,2年生向けキャリアガイダンス: 13名

中高生向け出張セミナー: 17名

施設職員向け出張セミナー: 64名

(参加者の声)
・価値観が違う人たちで働く職場で、近づける必要の意味や方法が学べたことが良かった。
・子どもの良いところを直接伝えることの大切さを学んだ。
・卒園生がどんなことに困っているのか、そして今後の支援目標がわかった。
・様々な事例から、退所後に起こりうる問題を知ることができた。

寄付仲介
巣立ちセミナー参加者に1回参加ごとに5千円分の生活必需品寄付をプレゼント

 

高い評価をいただきました!

 

★社会人ボランティアを募集しています!
熊本県で一緒に活動してくださるサポーター・ボランティアを募集しています!
「ちょっと話だけでも聞いてみたいな」「活動のことを知りたい!」という方は、お気軽にご連絡ください。
【お問い合わせ先】 konoue★b4s.jp(★を@に変えてください)担当:尾上

 

2020年度も巣立ちセミナー、中高生向けキャリアセミナー、施設職員向け出張セミナーなどを実施の予定です。

また、九州では佐賀県から《社会的養護自立支援事業》を受託し、B4S佐賀として活動を展開しています。
同じ九州地方の佐賀ー熊本で協力・連携しながら、子どもたちの笑顔と安心を増やしていけるよう、支援活動を続けて参ります。

引き続き、どうぞよろしくお願いいたします!

 

 

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