子ども時代の虐待は
大人になっても終わらない
フラッシュバックや後遺症で
今も苦しんでいる若者が
たくさんいます
親の虐待から逃れて
児童養護施設で18歳まで暮らした
高校卒業後、
自立しなければいけない私を
待ち構えていたものは
虐待の後遺症だった
もう、消えてしまいたい…
精神を患う母親からの暴力から逃げ出したのは14歳の時。交番に駆け込み、児童相談所に保護されて、児童養護施設で生活するようになり、ようやく安心して眠ることができるようになった。
賑やかな子どもの声と職員の優しさに包まれた生活も18歳で終わり。周りの勧めもあって、とりあえず大学へ進学。家賃5万円のアパートで独り夕飯のカップ麺を食べていると久しぶりに母親から電話が入る。「お金を送って」。
時給の良い、深夜まで営業する居酒屋のバイトを週6日でこなす日々。バイト代のおかげで生活は安心できたし、人手不足で困っている店長から感謝されるのが嬉しくて、頼まれると断れなかった。大学は休みがちになり、1年で中退。
そんなある日、オーダーを間違え、店長から叱られた翌日。起きようとしても体が重くて動かない。昨日のことを思い出すと涙が止まらない。無断欠勤が続いて、バイトはクビになった。やっぱり自分はダメなんだ。私には生きている価値がない。
この世から消えてしまいたい。
子ども時代の虐待は
大人になっても終わらない
フラッシュバックや後遺症で
今も苦しんでいる若者が
たくさんいます
虐待等で保護された子どもたちは、保護されるまでに壮絶な経験をした人も少なくない中、さらに、18歳になるとたった1人で社会へ巣立っていかなければいけない現実が待っています。
退所に向けて、高校時代のほとんどをアルバイトに費やしたにも関わらず、経済的にはギリギリの状況で生活がスタートし、常にお金の不安がケアリーバーにはのしかかっています。
体調不良で仕事を休んだら…
あっという間に、
バランスが崩れる恐怖
中退の原因は、経済的な理由よりも、精神的な理由が上位にきています。1位の「学習意欲の低下」もこころの問題が関係しています。
小さなきっかけで、昨日までできていたことができなくなることがあります。
児童養護施設の入所理由
第1位 虐待
児童養護施設の入所理由
第1位 虐待
入所児童の71.7%が
被虐待経験あり
親を頼れない子どもたちが存在する背景には、
多くの社会問題が関わっています。
あなたの継続的な支援があることで、
子どもたちを継続的に見守れます。
毎月の継続寄付で、
子どもたちに安定した支援ができます
一人暮らしをはじめた子どもに、毎月面談を行うことができます。巣立った後の孤立やトラブルを防ぎます。
高校3年生1人に、一人暮らしに必要な知識やスキルを学ぶ全6回のセミナーを届けることができます。
子どもからの個別相談を受けることができます。困りごとに応じて、専門スタッフが弁護士や役所の窓口へ同行します。
私たちブリッジフォースマイルは、全国に約5万団体あるNPO法人の中で、2~3%しかない「認定NPO法人」です。確定申告により寄付額の約40%が所得控除または税額控除の対象となります。
個人が認定NPO法人へ年間2,000円を超える寄付をした場合には、確定申告を行うことにより次のいずれかの方法で所得控除または税額控除を受けることができます。
A. 所得控除 寄付金額 - 2,000円 = 所得控除の額
※控除を受けられる寄付金額は年間総所得金額の40%が上限
B. 税額控除(寄付金額 - 2,000円) × 40% = 税額控除額(所得税)
※控除を受けられる寄付金額は年間総所得金額の40%が上限
※控除上限額は所得税額の25%
高校1年の6月、施設の職員から夏休みに仕事体験をやってみないかと誘われた。ブリッジフォースマイルという団体の人が施設にやって来て、いろいろある仕事体験を紹介してくれた。やりたいことは特になかったけど、おいしいランチを目当てに、ホテルの仕事体験をやってみることにした。それがきっかけで観光ビジネスに関わる専門学校への進学を決めた。
高校3年生の6月、今度は、巣立ちプロジェクトという自立に向けた準備をするセミナーに誘われた。面倒くさそうと思ったけど、参加すると生活品のプレゼントがもらえると聞いて、行くことにした。ほかの施設で生活する子たちが集まっていて、自分一人じゃないんだ、こんなに仲間がいるんだと嬉しくなった。
楽しみだった一人暮らしも、いざ始めてみるとさみしいし、お金もないしで、いつも不安。だから、ときどきB4S PORT(居場所)に行く。300円で栄養満点の食事をおなか一杯食べられるし、お米などのお土産もありがたい。何より仲間に会えるし、スタッフはなんでも相談に乗ってくれる。いろんな年代のボランティアの人もいて世界が広がる。だからまた、がんばろうって思える。
親を頼れなくても、私はきっと大丈夫。いつか私も自分の生活が落ち着いたら、誰かを支える側の人になりたいと思う。
ブリッジフォースマイルは、
巣立ち前から、巣立ち後まで、
予防を含めた、継続した支援設計で
子どもたちを応援しています
親を頼れない子どもたちのために
必要な支援を必要な人に
4つの拠点 と 6つの居場所
自由気ままに過ごせる、
フリーWi-Fiが完備された居場所。
一緒に食事を作ったり、ゲームをしたり…
寄付品も常備されています。
マンツーマンで巣立ちを伴走。
不安や悩みを聞くパートナー
巣立ったあとの子ども一人ひとりに、専任のメンターボランティア(自立ナビゲーター)が付き、大きく環境が変わる子どもたちに伴走することで巣立ちを支えます。自立ナビゲーターは月1回、子どもと食事やショッピングなどの面談の機会を設け、近況報告や生活、仕事の中で抱える不安や悩みの聞き役になるほか、メールや電話でも定期的なコミュニケーションを取ります。
20年前、まだ「児童虐待」をはじめ、「児童養護施設」で暮らす子どもたちがいることや、施設を退所した後も困難な状態に置かれていることなどが、ほとんど知られていない頃に活動を立ち上げ、これまでに支援に携わった子どもや若者の数は、7,000人になりました。2024年には、改正児童福祉法施行に伴い、虐待サバイバーの若者たちへの支援も取り組み始めました。
親を頼れないすべての子どもが
笑顔で暮らせる社会へ
Bridging to the Future
親を頼れない子どもたちが、
社会へ羽ばたく時に直面する
「安心の格差」と「希望の格差」を
乗り越え、
未来へ向かう勇気を
持てるような支援をカタチにする
手続き、ご近所付き合い、生活費のやり繰り、仕事や職場の人間関係……。親を頼れない子どもたちには、困ったことや不安なことがあっても、経済的なサポート、アドバイス、励ましを与える“実家”というセーフティネットがありません。私たちは、子どもたちがこうした「安心の格差」を乗り越えられるよう、さまざまなプログラムを通じて支えています。
社会的養護のもとにいた子どもたちは、貧困や虐待などの経験から、自分に自信が持てない子も多く、将来に希望が持てなかったり、羽ばたき続けるモチベーションを保てなかったりすることが少なくありません。私たちは、子どもたちがこうした「希望の格差」を乗り越え、自分の人生を前向きにとらえて無限の可能性にチャレンジできる環境づくりを進めています。
児童養護施設等から社会に巣立った、
ケアリーバー
保護されることなく大人になった、
虐待サバイバー
彼らが抱える過去のトラウマに、
途方もなく大きな不安と孤独が重なれば、
ちいさなきっかけで心も生活も崩壊する
ブリッジフォースマイルは、
親を頼れないすべての子どもが
笑顔で暮らせる社会作りに
取り組んでいます
支援の数だけ、
生きる活力になる
困った時に助けてくれる人がいる機会が多い程、「チャレンジ精神」「将来への希望」「社会貢献意欲」を高く保っていられます。人を支援するのは人。だからこそ、ブリッジフォースマイルは多くのボランティアや企業と共に、子どもたちを支援できる仕組みを整えています。
予防的早期支援を
届けて20年
ブリッジフォースマイルの
代表的支援プログラム
巣立ちを目前に控えた高校3年生を対象とした、月1回の半年間にわたるセミナーです。複数の施設から同じ学年の子どもたちが集まり、ほぼ同人数の社会人ボランティアのサポートを受けながら、引越しの手続きや金銭管理、危険から身を守る術など、一人暮らしに必要な知識、スキルを学びます。初対面の人と関係を築くことを学び、巣立ち後につながる仲間づくりの場にもなっています。
親を頼れない子どもたちが存在する背景には、
多くの社会問題が関わっています。
あなたの継続的な支援があることで、
子どもたちを継続的に見守れます。
毎月の継続寄付で、
子どもたちに安定した支援ができます
一人暮らしをはじめた子どもに、毎月面談を行うことができます。巣立った後の孤立やトラブルを防ぎます。
高校3年生1人に、一人暮らしに必要な知識やスキルを学ぶ全6回のセミナーを届けることができます。
子どもからの個別相談を受けることができます。困りごとに応じて、専門スタッフが弁護士や役所の窓口へ同行します。
私たちブリッジフォースマイルは、全国に約5万団体あるNPO法人の中で、2~3%しかない「認定NPO法人」です。確定申告により寄付額の約40%が所得控除または税額控除の対象となります。
個人が認定NPO法人へ年間2,000円を超える寄付をした場合には、確定申告を行うことにより次のいずれかの方法で所得控除または税額控除を受けることができます。
A. 所得控除 寄付金額 - 2,000円 = 所得控除の額
※控除を受けられる寄付金額は年間総所得金額の40%が上限
B. 税額控除(寄付金額 - 2,000円) × 40% = 税額控除額(所得税)
※控除を受けられる寄付金額は年間総所得金額の40%が上限
※控除上限額は所得税額の25%
私たちは認定NPO法人
ブリッジフォースマイルです
「認定NPO法人」とは、法人のNPOうち“「一定の基準を満たしている」と所轄庁(都道府県・政令市)が認めた法人”で、NPO法人のうち、約2.6%しか認定を受けられていません。認定NPOは信用の証です。
2012年の横浜市からの行政委託をを皮切りに、現在は、8自治体からの行政委託を受けて活動をしています。
東京都社会的養護自立支援拠点事業(ふらっとホーム事業 )(区部東部)
横浜市施設等退所後児童のためのアフターケア事業
佐賀県18歳の巣立ち応援事業
熊本県施設退所者児童等自立支援事業
北海道社会的養護自立支援拠点事業
江戸川区社会的養護自立支援拠点事業
豊島区社会的養護自立支援事業
中野区社会的養護自立支援事業
虐待や貧困は、社会問題として、私達大人や社会が向き合っていかなければならない課題です。2023年度、166の企業・団体のみなさまが私達に賛同し、バックアップしてくださいました。
寄付のお申込時に、「領収書要否」を選択していただいております。必要は場合は「必要」を選択してください。
領収証の発行は、原則として12月31日で締め、翌1月に郵送します。ご寄付の都度の送付をご希望の方は、その旨、ブリッジフォースマイル事務局までお申し出ください。尚、領収書の宛名は、ご寄付の際にお知らせいただいたお名前でお送りします。
私たちブリッジフォースマイルは、全国に約5万団体あるNPO法人の中で、2~3%しかない「認定NPO法人」です。確定申告により寄付額の約40%が所得控除または税額控除の対象となります。
個人が認定NPO法人へ年間2,000円を超える寄付をした場合には、確定申告を行うことにより次のいずれかの方法で所得控除または税額控除を受けることができます。
A. 所得控除 寄付金額 - 2,000円 = 所得控除の額
※控除を受けられる寄付金額は年間総所得金額の40%が上限
B. 税額控除(寄付金額 - 2,000円) × 40% = 税額控除額(所得税)
※控除を受けられる寄付金額は年間総所得金額の40%が上限
※控除上限額は所得税額の25%
寄付の停止、寄付金額の変更は、いつでもお申し出いただけます。お問い合わせフォームを通じて、事務局までご連絡ください。