The Challenge of Coyell Social Academy

 

”Why is life so unfair??” muttered a youth who grew up in a group home. How would you react to this mumbling?

 

“Well, you can’t choose your parents.”

“The foster homes feed you (using tax money), don’t they?”
“In this age and era, if you work hard, you can achieve anything!”

“Everyone was poor back in the day. There are still children starving overseas. You are blessed compared to them.”

 

Many people may react in the above ways. I have no intent of negating these reactions/views as everyone has different values and life experiences. Before I started Bridge for Smile (B4S) I used to think this way as well. I thought what happens to a person is his/her own responsibility.

 

However, after hearing from many foster youths about their experiences of not being treated with love and respect by their parents, about how their feelings had been trampled on time and again by the adults around them, I felt ashamed. I had been judging them based on my superficial “common sense.” This is why I want as many people as possible to hear the voices of these youths directly.

 

Going back to where I first started, a fair chunk of the frustration experienced by youths aging out of foster care stems from the fact that they do not have “parents to rely on.”  However, when one thinks about it, perhaps there is also a problem with a society that tries to categorize this issue as a “parental problem” instead of a societal one.

 

“Homes” are not the only places where children can grow. The neighborhood they live in, their encounters with others, the daily experiences they go through; these all provide opportunities for growth. However, access to these growth opportunities is largely defined by a parent’s values and economic power. “Children cannot choose their parents. You just had bad luck. Too bad.” This is the unfair logic adults are forcing on children aging out of foster cre when we place all responsibilities on them.  In order to change this current structure, we need a “society that raises its children together.” Society must provide each child rich and equal opportunities for growth regardless of which parent or home a child is born into.

 

 

This is why Bridge for Smile started Coyell. Coyell is a public awareness raising campaign consisting of speeches by youths who grew up without depending on their parents and presentations about what we as a society can do to solve the problems. The aim of Coyell is to increase the number of players involved in solving problems surrounding children.

 

We need a system that can save abused and hurt children as swiftly as possible. We also need a system that can heal their wounds. However, there are few people that understand these needs and are capable of providing care. The people that help do not have to be experts in social welfare or psychology. If society can decrease the number of people who demand “self-responsibility” of these youths based on superficial common sense, that alone decreases the number of people who hurt these youths through misunderstanding

 

It is difficult to start up a nonprofit and it is also difficult to maintain one (in earnest!) The same goes for volunteer activities and donations. Not everyone can become a carer at a foster care home or become a foster family. Still, I want to think about what we CAN do.

 

With this thought in mind, we launched “Social Action Academy.” This is a program which asks business persons with high execution capabilities to help deepen our understanding about a social problem, search for a solution, and spread the word.  In cooperation with Service Grant, we are trying to expand the breadth of our work. However, this was a program which hit the road running and we are thinking as we run.

 

“Zero” and “one” are completely different. There are definitely seeds that bear fruit because we decide to plant them. Please keep your eyes on and root for the social actions taking place!

 

「なぜ私だけ、こんな不条理な思いをしなくちゃいけないの?」

 

ある施設出身者のつぶやきでした。
このつぶやきに、なんて答えますか?

 

「親は選べないのだから、仕方ないよね」
「施設(税金)でご飯食べさせてもらってたんでしょ?」
「いまの日本、本人のがんばり次第でどうにでもできるでしょ」
「昔はみんな貧しかった。海外には飢えている子もいる。それに比べれば、恵まれている」

 

そういう方々はたくさんいて、それぞれの人生の経験、そして価値観なので、否定はしません。実際、私自身もNPOを立ち上げる前は、本人責任論者でした。

 

親や出会った大人たちから、大切に扱われなかった経験、何度も心を踏みつけられた彼らの経験を知ると、薄っぺらい「常識」で物事を語っていた自分が恥ずかしくなりました。
だから、私はそういう苦しい経験をした子どもたちの声を多くの人に聴いてほしいのです。

 

最初のつぶやきに話を戻すと、施設出身者たちが人生のあらゆる場面で悔しい思いをしてきたのは、間違いなく「親を頼れないこと」があります。
しかし、よくよく考えていくと、「親の問題として片づけようとする社会」にこそ、問題があるのではないかと思うようになったのです。

 

子どもが育つのは、家庭だけではありません。
生活する地域、出会い、経験すべてが、育ちの機会になります。

 

しかし、その育ちの機会は、親の価値観や経済力によります。
子どもは親を選べない、運が悪かったと諦めろ、そんな理不尽を子どもに押し付けているのです。

 

そんないまの構造を変えていくために必要なのは、「子育ての社会化」です。
親や家庭にかかわらず、豊かな子育ての機会をどの子どもにも等しく提供されることです。

 

そのために、コエールを立ち上げました。コエールは、【子どもたちを取り巻く問題を知るための当事者スピーチ】と、【問題を解決するために何をしたら良いかを知るためのプレゼン】で、構成される啓発イベントです。

 

 

コエールが目指しているのは、【子どもを取り巻く問題解決に携わるプレーヤーを増やすこと】です。

 

例えば、虐待で傷ついた子どもたちを一刻も早く救う仕組み、そして傷を癒やす仕組みが必要です。ところが、傷を癒やすことの必要性をわかっている人、実際に傷を癒やすことができる人はとても少ないのです。
それは、福祉や心理の専門家でなくてもいいのです。少なくとも、薄っぺらい常識で自己責任論を振りかざす人が減るだけで、子どもたちをさらに傷つける人を減らすことができます。

 

プレーヤーを増やすと言っても、簡単ではありません。

 

NPOを立ち上げるのも大変ですし、続けることも大変です。(実感こめて…)
ボランティア活動も、寄付活動も、しかりです。
ましてや、だれもが施設職員や里親になれるわけでもありません。

 

それでも、何ができるか考えたい。

 

 

そんな思いで、今年は「ソーシャルアクションアカデミー」を立ち上げました。

企画力と実行力のあるビジネスパーソンに、問題への理解を深め、解決への道筋を探ってもらい、それをより多くの人に広げてもらう、というプログラムです。

 

NPO法人サービスグラントと協働し、ノウハウやネットワークを活用させていただきましたが、正直、走りながら考えるプログラムで、参加者のみなさんには、いろいろご迷惑もおかけしました。

 

ただ、ゼロとイチは、全然違います。やってみた結果が、確実にあります。
9月26日まで続くソーシャルアクション、ぜひ多くの方に、注目、応援いただけるとうれしいです。

「キャリア支援プロジェクト」は、大学・専門学校でIT系分野を専門に学び、将来、IT系の企業で働きたいと考えている児童養護施設出身の若者を対象としています。

2020年度は新型コロナウイルス感染症の拡大をうけ、就職サポート面談(オンライン)と奨学金で応援する形となりました。8名の若者が参加しています。

 

今回は「茉莉花茶」の自己紹介をお届けします。


◆作り終えたときの達成感や、作り手側の視点を体験したい

現在は、国際学科で国際・比較経済を専攻しています。
学費は、日本学生支援機構奨学金や、民間の奨学金、高校時代のアルバイト代の貯金から捻出しています。

 

国際学に興味を持ったのは、高校生のころに英会話を学ぶプログラムに参加し、様々な国籍の社会人の方々のお話を聞いた経験からです。幅広いバックグラウンドと価値観に触れ、自分の視野を広げることのできる国際交流プログラムが充実している今の大学を選びました。

 

学科の授業では、ヨーロッパ経済から、東北アジアの経済・文化・政治まで幅広く勉強し、ゼミでは社会的な問題を統計学を用いてデータ分析しています。将来は、IT技術をより多くの人が利用できる環境にする仕事に携わりたいです。将来さらに必要とされるAIやIoTを社会に浸透させ、様々な課題をITで解決したいです。

 

◆夏休みは、民泊サービスの利用者へ聞き取り調査を行いたい

大学近くの学生アパートで一人暮らしをしています。
現在の基本的な平日は、早朝にコンビニのアルバイトのシフトがあり、昼間は大学の授業をリモートで受けるか、卒業論文の作業をしています。
土日は昼間もアルバイトをしています。アルバイトで貯めたお金は基本的には生活費に回しますが、友達と卒業旅行に行きたいと考えていたので、貯金もしています(実現できるかはわかりませんが…)。

 

コロナウイルスの影響で、大学の授業が全てリモートになりましたが、4年生なので授業を多く取っていたわけではなかったので、単位の心配はないと思います。ですが、学内立ち入り禁止となり、図書館などが利用できない状況は、卒業論文を執筆する上でとても不便に感じています。

 

夏休みは、卒業論文のために、民泊サービスの利用者へ聞き取り調査を行いたいです。調査が直接研究成果に出るとは限りませんが、自分のモチベーションアップのためにも、パソコンの前だけでなく、実際に行動して研究を進めたいです。

 

◆仕事を具体的にイメージするきっかけにしたい

卒業後はIT企業に就職する予定なので、実際のIT企業での働き方を知り、自分が働く際のイメージを付けたいと思い、このプロジェクトに応募しました。また、大学時代に、アメリカの企業が出資するNPOで活動していたため、外資系企業で働くことへも興味がありました。

 

このプロジェクトを通して、私の希望している営業職に必要な知識や姿勢、働く上で欠かせないことなど、実際のエピソードなどを交えてお聞きしたいと考えています。

 

文科系の学部なのでITの専門的な知識が無いため、入社した後の不安があります。卒業までに勉強できることや、キャリアプランなどをお聞きしたいです。
今回いただく奨学金は、ITパスポートや、TOEIC資格所得のためと、来年の新生活の資金に充てる予定です。


◆「茉莉花茶」のお気に入り

「Aぇ!group」というアイドルユニットが気になっています。初めは興味が無かったのですが、友達から薦められ共通の話題が作りたいと思いSNSやテレビ番組を見はじめたら、その友達よりハマってしまいました。個性と才能に溢れていて、今後の活躍が楽しみです。

 

そして、もうひとつの私のお気に入りは、大学入学祝いでいただいた観葉植物です。ソフォラ・ミクロフィラという品種で、特徴的な枝と小さな葉がとても可愛いです。

 

田舎の地元から都会に引っ越した際、自然に触れることが少なくなって悲しいと話していたら、小学生時代からお世話になっていたソーシャルワーカーの方がプレゼントしてくれました。毎日癒しをもらっています。
これからも大切に育てていきます。

オラクルIT系学生のためのキャリア支援「茉莉花茶」のお気に入りの画像


※本プロジェクトは、日本オラクル株式会社とブリッジフォースマイルの協働プログラムです。

「キャリア支援プロジェクト」は、大学・専門学校でIT系分野を専門に学び、将来、IT系の企業で働きたいと考えている児童養護施設出身の若者を対象としています。

2020年度は新型コロナウイルス感染症の拡大をうけ、就職サポート面談(オンライン)と奨学金で応援する形となりました。8名の若者が参加しています。

 

今回は「My」の自己紹介をお届けします。


◆作り終えたときの達成感や、作り手側の視点を体験したい

現在コロナウイルスの影響でガッツリ学べてませんが、登校日にはMayaというソフトでモデリングをしたり、AFというソフトで映像編集を学んでいます。
オンライン授業では色の基礎から学び絵具や鉛筆を使ったグラデーションのやり方を学んでいます。

僕はもともと絵を描くことや、映画を観ることが好きで、将来的にも映画関係に関われたらなと思っています。
物を作り終えた後の達成感だったり、映画を観るのではなく作る側として違う視点があったり、といった体験ができる学科がある学校を選びました。

 

◆夏休みは、さらに学びを深めたい

週3でコンビニバイトをしています。バイトで貯めたお金は半分貯金に回し後は趣味に使ったり、一人暮らしなので家具を揃えたりしています。

コロナのため、学校も週に数回しかなく家でゴロゴロしたり、ゲームしたり、描いたり、映画を観たりしていることが多いです。生活習慣が乱れすぎて、学校が通常通り再開したら、朝起きてしっかり登校できるか心配です。

コロナの影響で授業が遅れているため、この夏は、学校で習ったことを参考に、家でMayaソフトを使いモデリングをしたり、映画を観たり、絵を描いたりしたいと思います。

 

◆仕事を具体的にイメージするきっかけにしたい

やりたい事がはっきりしていないのでこのプロジェクトを通して、見つけられたらなと思います。
いただく奨学金は、これからオンラインで3DCGソフトを使うことが多くなるので、卒業後でも使っていけるPCを買う予算に充てようと思っています。


◆「My」のひとコマ

僕がおすすめしたいのは(Hulu)というアプリです。

前から映画を観ることが好きで、コロナ期間中はほぼ毎日海外ドラマ・映画を観ています。

いままで(プライムビデオ)で観ていました。プライムビデをは月額料金が安いのと、Amazonでの買い物がお得になる点ではおすすめですが、DCコミックスが好きな人はHuluで観るのがおすすめです。

そして、僕がおすすめする作品は『フラッシュ』『スーパーガール』『レジェンドオブトゥモロー』です。『フラッシュ』か『スーパーガール』を観てから、『レジェンドオブトゥモロー』を観たほうが楽しめます!

●フラッシュではヒーローになっていく過程から色々な能力をもつ敵が現れたり、過去に戻った主人公は失った物を取り戻したが出会った仲間を失っていく元の時間を取り戻すため修正を加えるがさらに事態を悪化させていく。展開が色々あり考えさせることが多いドラマですが敵や仲間など個性的で楽しめます。

●スーパーガールではヒーローとして活躍はもちろん、カーラ・ダンバースとしての現代社会での生活、複雑な恋愛、仕事と、人間味が多く観ていて飽きない!

●レジェンドオブトゥモローはフラッシュやアローなどのサブキャラを集めたチームでタイムトラベルをし、壊れた時間を修正していく物語です。様々な時代に行き、その時代のファッションや音楽、風習などを楽しめるのは見ていてとても面白いです。
フラッシュやアローででてきた敵であったり
フラッシュてでてきた悪党二人がチームだったりとおおっ!!てなることが多い作品です。
※プリズンブレイクも観るのもおすすめ

 


※本プロジェクトは、日本オラクル株式会社とブリッジフォースマイルの協働プログラムです。

オラクルキャリア支援イメージ画像

 

大学・専門学校でIT系分野を専門に学ぶ児童養護施設出身の若者たちを、ジョブ体験と奨学金で応援する「キャリア支援プロジェクト」の報告が届きました。

 

このプロジェクトは、IT系の企業で働くことを夢見て勉強をしている若者を応援したいという思いをおもちの日本オラクル株式会社とブリッジフォースマイルの協働プロジェクトです。

 

例年は、ジョブシャドウイング(※)を実施しているのですが、今年は、新型コロナウイルス感染症の拡大をうけ、オンラインに変更。B4Sのスタッフが見守るなか、学生が感じている就職に対する疑問や不安などに対し、社員の方からアドバイスをいただく「就職サポート」を実施することになりました。
また、生活費などを稼ぐために、日々アルバイトに忙しいという学生の実情を踏まえ、後日、奨学金を給付していただくことになっています。

 

※ジョブシャドウイングとは、実際に仕事をしてみるインターンとは違い、実際に仕事をしている人に影のように寄り添い、仕事内容や職場を観察することです。

 

今回のプロジェクトに参加するのは、将来、IT系の企業で働きたいという希望をもっている以下の若者たちです。

 

【茉莉花茶】
大学の国際関係関連の学科に在籍 4年生
>> 自己紹介はこちら  >> 就職サポートのレポートはこちら

 

【かえる】
大学のビジネス系の学科に在籍 4年生
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【My】  
専門学校のCG制作系の学科に在籍 1年生
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【ぱいん】
専門学校のAI系の学科に在籍 1年生
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【りな】
専門学校のセキュリティ系の学科に在籍 1年生
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【きむ】
専門学校の情報システム系の学科に在籍 2年生
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【こうき】
専門学校 のゲーム制作系の学科に在籍 2年生
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【ばっは】
大学の情報系の学科に在籍 1年生
>> 自己紹介はこちら  >> 就職サポートのレポートはこちら

 

2020年夏、彼らが体験したことを、彼ら自身の言葉で語ってもらいます。レポートが届き次第、順次公開していきます。お楽しみ!

第二期生(2020年度)の募集は終了しました。
第三期生(2021年度)の募集については、追ってお知らせいたします。

Bridge for Smile

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