子どもたちがたくさんの仕事に出会う場所、インターンシップ [事務局スタッフコラム]

企業ができる自立支援のしくみとは!?

ブリッジフォースマイルでは、約500名のボランティアさんが自立支援の最前線で頑張ってくれていますが、「企業」が子どもたちの支援の担い手となるプログラムも存在します。それが「インターンシップ」です。児童養護施設等で暮らす子どもたちが早い段階から働くイメージを掴めるよう、企業と連携して行う就労体験プログラムです。

●どんな仕事に心が動いたか

春、夏、冬の長期休みに、中学1年生から高校3年生までの子どもたちが直接職場に出向き、最大で5日間の体験を通じて仕事のスキルや就労観の習得を目指します。私が大切にしているのは、世の中にどんな仕事があるのか、そしてどんな仕事に心が動いたかを子ども自身に気づいてもらうこと。ブリッジフォースマイルでは自立の第一歩を「仕事」と捉えていますが、インターンシップは子どもたちが仕事と最初に出会う大切な場だと私は考えています。

児童養護施設等で暮らす子どもは、当然一般家庭で暮らす子どもと何ら変わりはありません。しかし、異なることもあります。それは進学率の低さです。近年、奨学金などの制度が充実したとはいえ、全高校卒業者の進学率が約70%(※1)に対し、児童養護施設の退所者は約30%(※2)と依然として大きな差があります。つまり、7割の子どもたちが高校を卒業してすぐに働くわけですが、その後の長い人生を生きていけるように、たとえ失敗しても再びチャレンジできるように、施設にいる間に一人でも多くの子どもが「仕事」についての知見をたくさん吸収する必要があると思います。

●見えなかったものが見えてくる

そのために私たちが心掛けていることは、とにかくあらゆる仕事を経験させてあげること、そして参加してくれる一人ひとりに目を向けることです。

おかげさまで、賛同してくれる企業は2017年度のべ83社だったのに対し、2019年度は132社に増えました。職種は弁護士、整備、美容師、ケーキ職人、農業、IT、製造、スーパー、カフェなかにはサッカースタジアムのお仕事などもあります。

さらに、就労体験をよりよい機会にするため、必ず子どもと担当職員、そして企業と我々スタッフとでじっくり話し合う場を設けています。どんな子がどんなキッカケで、どんな希望を持って応募してくれたのか、終了後は何が楽しかったか、難しいかったか、心に残ったかを同じように言葉にしていきます。

たくさんある仕事の中から「これ」と思うものを選んで実際にやってみる。その結果を子どもたち自身はもちろん、周りの大人たちも共有することで、色々な視点からたくさんの発見が生まれると考えています。

●インターンシップのやりがいと今後

私自身いつも楽しいと感じるのは、企業と一緒に体験の内容を組立て、まだ出会っていない子どもたちのことを考えながら募集のためのチラシを作る時。そして体験が終わった帰り道、少しだけ自信をつけた子どもたちの背中を見送る時です。

これからインターンシップは、中学生になりたての子でも気軽に参加できるよう、小学校高学年の見学を導入していきます。そして、今後もより多くの職種を探しています。とくに、保育士、アパレル、ゲーム・アニメ、ブライダル関係のお仕事、絶賛募集中です!!

本当の試練は社会に出たあと。だからこそ、まだ施設にいる間に失敗をふくめ色々なことを伝えたい、そう思う企業の方々が増えることを願っています。

これからも応援よろしくお願いします。

(企業渉外まーぶ)

※1文部科学省調査 2018 ※2ブリッジフォースマイル「全国児童養護施設調査」2018
>>「インターンシップ」については、こちらもあわせてお読みください


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