巣立ちニュース

巣立ちプロジェクト2019~第1回 「知ってトクするコミュニケーション」@中央東京ブランチ



開催日時・場所:2018/8/24 中央東京ブランチ
参加者数:高校生20人/ボランティア12人
テーマ:知ってトクするコミュニケーション
講師:ありぽん

児童養護施設を来年の春に退所予定の高校3年生、4年生を対象にした『巣立ちセミナー』がいよいよ始まりました!
これから半年間、全6回にわたって、社会人になって必要な知識を、仲間とともに学んでいきます。

記念すべき第1回となったこの日のテーマは『コミュニケーション』
就職しても進学しても、円滑に日常を送るために大切な、人とのかかわり方についてのセミナーです。
 
◆まずはお互いを知って覚えることから

初回は高校生もサポーターも初の顔合わせ。緊張しないワケがない!
そこでアイスブレークを兼ねて、お互いの名前を覚えるために『キャッチボールゲーム』をやりました。

ブリッジフォースマイルでは、高校生もサポーターもお互いをニックネームで呼びあいます。
まずは簡単に作った名札を首にかけてグループごとに円を作ります。スタートと同時に、一人が誰かのニックネームを呼んでボールをパス。それを数分間繰り返します。
最初は名札を見ながらだったのが、どんどんニックネームを覚えられました。

最後には部屋いっぱいに全員で大きな円になって、一人ずつ順番に名札を見せながら自己紹介。部屋の反対側の人にも聞こえるよう大きな声で!朝には緊張でほとんど無口だった高校生も不思議と声が出るようになっていて、一気に場の空気がほぐれました。
 
◆名札作成ワーク

キャッチボールの次は名札の作成。単に自分の名札を作るのではなく『インタビュー』を通じて知ったことを参考に別のメンバーの名札を作り、交換します。インタビューする人、される人、メモを取る人など、6人1グループでそれぞれ役割を決め、順番にインタビューをしていきます。

「好きな色は?」
「好きな食べ物は?」
「趣味は何ですか?」

自分の話をするなかなかない機会です。サッカー好き、スケボー好き、可愛いもの好きなど、みんなの「好き」がたくさん出てきました。途中、ゲームやアーティストの話題では、サポーターがついていけないくらい高校生同士で話が盛り上がりました。
 
◆不安に思っていることを書き出してみる

いよいよセミナーは巣立ちの本題へと進んでいきます。
次のワークでは、まず社会に出るにあたって不安に思っていることを、思いつく限り付箋に書き出していきました。
それを、心配なこと「お金」⇒「あ、それ自分も書いた!」といった具合に、KJ法を使って用紙に貼り付けグルーピングしていきます。
どんなものが出たか一部をあげると、

「お金」…家賃、光熱費、通信費、ゲームの課金
「仕事」…職場でうまくやっていけるか、人間関係
「健康」…自炊できるか、健康管理、保険のこと
「心のこと」…一人暮らしの孤独感、つらいときの相談相手
など。

一番多かったのは、やっぱり「お金」
一口にお金と言っても、「お金さえあれば何とかなるから」とそれしか書かなかった生徒から(なるほど!)、すでに手取り額や社宅の家賃がわかっている生徒のもっと具体的な心配まで、さまざま。

「健康保険のほかに、毎月貯蓄になるようなのもあるんだよ」
「えー、知らなかった!」(メモメモ…)
大人顔負けに色々なことに興味をもつ高校生も!

他の人の話を聞くうちに、新しく不安なことに気づいて付箋を書き足したりと、イメージを広げるきっかけになったようでした。
 
◆お待ちかねのランチタイム♪

午前中の時間を少し押してみっちり学んだあとは、ほっと一息ランチタイム。
日替わりハンバーグなど数種類のお弁当、サンドイッチ、冷やしうどんなどから好きなものを選びました。大人向けに用意したつもりの助六寿司が意外と大人気。「いなり寿司大好きなんです~!」大喜びでほおばる様子にほっこりです。
ペットボトルのドリンクバーとお菓子コーナーのほか、インスタント味噌汁とポットも用意されました。
「味噌汁がしみる~!」お昼時の温かい飲み物は良いですね。
BGMで好みの曲が流れるとまた話が盛り上がり、ワイワイとリラックスした時間を過ごしました。
 
◆仕事するうえでの大切なコミュニケーション「ホウ・レン・ソウ」

午後は、実際に起きた事例をもとにグループワークを行いました。

【事例】
涼しい屋内の部署からエアコンのきかない工場に部署移動になったA君。
もとの部署に戻りたくて、上司や同僚に相談した際、

「今の仕事を辞めたいのですが…」

と言ってしまったところ、話がトントン拍子に進んでしまい、仕事と社宅だった住まいまで失ってしまうことに。
さて、A君は、どうすれば良かったのでしょう?

グループで話し合い、中には「私も学校を辞めたくなったことがあって…」「僕もついこの前、部活を辞めようと思って…」と、自分の体験を話してくれる高校生もいました。ほかの生徒も、自分のこととして真剣に耳を傾けていました。
学校や施設では、気持ちを察して先生や周りの人が止めてくれますが、会社では言葉そのままに受け取られてしまうことがほとんど。察してくれるだろう、は危険だよ、という社会の厳しさ、難しさを習いました。
 
◆正しく伝えるって難しい!『コミュニケーション伝達ゲーム』

内容が間違って伝わってしまうと思わぬ大惨事になってしまうコミュニケーション。
では、正しく伝えるにはどうしたら良いでしょう?
実際に体験するために『コミュニケーション伝達ゲーム』をやりました。

グループの代表が1枚の絵と、2つのNGワードを見せられます。
生徒はそれを記憶してグループに戻り、NGワード以外の言葉で絵の説明をします。メンバーは説明をもとに絵を描きます。

説明役が「これは絶対に伝わる!」と自信をもって言ったことが「なんでそうなっちゃうの~?」となったり、右と左を間違えて全員が反対に描いてしまったり、簡単な図形がなかなか描けず四苦八苦。
「左に、1対1対ルート2(三角形のこと)」「右に、テンション下げ~(下向き矢印のこと)」わかんないよー!
メッセージを送る側と受ける側、両方の立場を体験して、どうすればより伝わりやすいかを体感しました。
 
◆振り返りと、サンキューカード作成

終了後、セミナーを振り返って気が付いたことなどを黙々と記入するサポーターのみなさん。真剣です!

最後に一日の振り返りと、この日同じグループでともに頑張ったメンバーに、サンキューカードを書きました。
カードはグループメンバー全員にそれぞれが1枚ずつ、その日の感想や良かったことなどを書き、声に出して読みあげ「ありがとう」と手渡します。これは、本当に嬉しい!
もらったカードは半年間ファイルに貯めていきます。終わるときにはきっとステキな思い出の品になることでしょう。

振り返りでは「座学は嫌いだけど、これなら楽しく続けられそう」という頼もしい声も聞かれました。次回も全員が元気に出席してくれることを楽しみにしています!

サポーター:くわちゃん

 
 

中央東京ブランチのサポータのみなさん。半年間、よろしくお願いします!

 



 

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