巣立ちニュース

巣立ちプロジェクト2018~第6回 「知ってるだけじゃダメ 大人への相談」@千葉Aブランチ

開催日時・場所:2019/1/20 千葉Aブランチ
テーマ:知ってるだけじゃダメ 大人への相談
参加者数:高校生8人/ボランティア12人
講師:マイケル

8月に始まった巣立ちセミナーも、あっというまに最終回を迎えました。
今回は今までの総集編として、「知ってるだけじゃダメ 大人への相談」がテーマです。

巣立ちセミナーの中でも大切にしてきた「ホウレンソウ(報告・連絡・相談)」を存分に活用してもらいながら、これまでのセミナーで学んだことの復習もかねつつ、高校生自身が考えて、調べて、事例やゲームにチャレンジしていくという内容です。

先輩退所者の話や修了パーティーもあり、高校生、サポーターともに、最後まで和気あいあいと楽しい時間を過ごすことができました♪

 

◆施設退所後のトラブルを考えてみる

メインパートである巣立ちクエストへの導入練習も兼ねて、「こんなことが起こった、さあどうしよう?」という事例を元に、インターネットを活用しつつ、自分ならどう対応するのかをグループごとに考えていきます。

「寝坊してしまった」
「財布をなくした」
「自分(またはパートナー)が妊娠2ヵ月になった」

「これに似たこと前に出てきたよね」という声が高校生からちらほら。
さすがです! よくぞ覚えていてくれて!

今までのセミナーで取り上げられたテーマや事例が出てきたので、復習の意味もありますね。グループワークでは、この半年でお互いに打ち解けてきたこともあり、高校生から意見や考えが続々と出てきていました。

 

◆巣立ちクエスト

高校生同士でペアになり、退所後に起こり得る「できごと(試練)」に対して、必要な情報と手段を考えて解決し、ポイントをGETしていくゲーム形式のワークです。
ネットを活用したり、色々な立場の人に相談したりして、解決のためにどのような情報が必要なのか、行動したら良いのかを、高校生が主体的に考えていきます。

サポーター陣は、
進行役の「ゲームマスター」
相談できる相手として「自立ナビサポーター」「職場の上司」「先輩」「大家さん」「市の職員」「施設職員(実際に施設でご活躍されてるホンモノの職員さんをお招きして)」
ポイントをつける&補足説明をする「審判」
という役割に分かれて、高校生たちがどのように解決していくのかを見守ります。

「できごと」は、やさしいものから難しいものまで、多様な16種類。
何が出るかは、カードを引いてからのお楽しみ。

一部をご紹介すると…
・会社の備品を壊した(やさしい)
・国民年金や住民税がお金がなくて払えない(ふつう)
・別れた恋人が部屋の合鍵を返してくれない(むずかしい)
・クビになった(超むずかしい)
など…。

大人でも、実際に起きたら「どのように解決したらよいのだろう?」と思う内容も多いのではないでしょうか。

ゲームが始まると、高校生はお互いに相談しあい、とても熱心に夢中に取り組んでいました。
インターネットを駆使して情報を集め、どの立場の人に相談すれば問題解決への糸口に繋がるのか。
そして導き出した答えを、審判役の大人のところでプレゼンテーションをしてポイントをGET!

私は審判をしたのですが、予想以上の回答を持ってきてくれて、私自身が「へぇ~そうなんだ」「そこまで調べて考えてきたのね」と勉強させられることも多くて驚かされました。
より確かな情報を求めて複数の窓口へ相談しにいくペア。
出来事に対して、自分は「こう思う」「こうしたい」からこの解決方法を選択したというペア。1つのことにじっくり時間をかけて取り組むペア。

方法や進め方はさまざま、どのペアもこれまでのセミナーで出てきた事例や情報や手段をフル活用して、それらを繋ぎ合わせて、目の前の課題にチャレンジ!
みんなが高得点を目指して頑張っていました。

高校生達が一生懸命に取り組んでいる姿、自分達で解決した手段や回答をプレゼンしてくれている姿…彼らの輝きと自信のようなものを感じて、とても素敵だな~と思いました。

 

◆振り返り

事例や巣立ちクエストを終えての高校生からは、
「調べること、自分で考えること、自分の意志を決めること、相談することが大切」
「ネットを見ると、似たような経験をしていたり解決を求めている人が意外と多い」
「1回の相談で解決するものではない」
「ネットは1つのツール」
「相談に乗ってくれる人が、必ずしも解決してくれる人ではない」
などの感想がありました。
どれも大切な気付きだと思うので、これからの生活に是非役立ててもらえたらな~と思います。

 

◆先輩退所者の話

過去の巣立ちセミナーに参加をしていた先輩退所者を招いて話をしてもらいました。
小さいときのこと、高校卒業して働き始めてのこと、そして現在とこれからの夢の話。
多くの経験や体験の中で、辛いこと苦しいことがあったこと。
そのなかでさまざまなきっかけがあり、自分と向き合い、自分の声を聴いて、乗り越えようと行動したこと、そこから気付いた思いや考え方…。

彼の言葉は、自分と向き合い、実際に乗り越えたからこその重みと深みがあるように感じました。
特に私の印象に残っているのは「どうすればやれるのか?」ではなく、「するためにはどうやろう?」という考え方です。
ゴールを「する、しない」におくのではなく、「する」を前提にしておくこと。少しの言葉の違いで、物事の見え方や捉え方が変わってくるのだなと感じました。

人それぞれ感じ方や、心に残ることは様々だと思いますが、現在も新たなチャレンジをして活躍している彼の姿に、多くの高校生、私達サポーターも勇気と希望、パワーのようなものをもらった気がします。
この話を聞いて、メンバーがよりギュッと近くなったように、団結したように思います。より多くの方にも聞いてもらいたいなと思うぐらい、とても心に響きました。

高校生の心を掴んだこの先輩は、この後の修了パーティーでも大人気で、帰り時間になっても多くのメンバーが名残惜しそうに話したり、色紙にメッセージをもらったりしていました。短い時間ではありましたが、この出会いが彼らにとって素晴らしいものになったんだろうな~と感じました。

 

◆修了パーティー

サポーターからの愛を込めたメッセージカードを渡しました。
これまでの写真やメッセージと共に、巣立ちセミナーに参加してくれたことを、高校生同士の出会いを、サポーターとの出会いを、覚えていてくれたらな~と思います。

皆、もらうときは恥ずかしそうにしながらも喜んでくれたので嬉しかったです♪

その後はお待ちかねのパーティー☆
最終回なので豪華にお寿司にオードブル、デザートにと立食形式で行いました。
お寿司に皆のテンションも上がり、和気あいあいと食事も話も楽しむことができました!

最後の締めは、1人ずつの発表です。
・自己紹介(好きな場所や趣味、4月からの自分)
・30歳の自分に向けて(サポーターは…10年後ぐらいの自分)

改めての自己紹介や夢を聞くことで、各自の新たな一面を知ることができて楽しかったですし、皆で前向きな気持ちを共有できたことが感動的でした。
それぞれの夢や願いが叶うとよいな~と心から思います!

 

◆最後に

半年前に「はじめまして」からスタートした巣立ちセミナーですが、今ではすっかり緊張や堅さもほぐれ、メンバーそれぞれが楽しそうに、仲良くしている様子を見て、自分の気持ちや考えを安心して伝え合える場所になったのだな~と、しみじみ感じました。

行事などで来られない高校生が5人もいて、全員集合にならなかったのは少し残念でしたが…。

高校生にとって巣立ちセミナーが、楽しかった、仲間ができた、気付いたことがある、何かを得られる、こういう大人もいるのね、etc… 何かを感じられる時間になってくれたらうれしいです。

私自身は昨年に引き続き、2回目の巣立ちセミナーの参加でした。
サポーターのメンバーと回を重ねるごとにお互いのことを知り、仲良くなり、笑い合い、ふざけ合い、ブランチの雰囲気が出来てくるという、皆で環境を作り上げていってる感覚が楽しかったです。皆との出会い、一緒に過ごしてきた時間は、私にとって素敵な経験となりましたし、セミナー内容も私自身の勉強にもなりました。
ここで関係が終わるのではなく、今後のアトモイベント等でも、数年後もその先も、どこかで繋がっていられたら良いなと思います。

皆様、半年間どうもありがとうございました!
これからも宜しくお願いいたします!

 

サポーター ミシェル

コエール

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