【キャリア支援】「はる」ジョブ体験レポート ①

大学・専門学校でIT系分野を専門に学ぶ児童養護施設出身の子どもたちを、ジョブシャドウイングと奨学金で応援する「キャリア支援プロジェクト」に参加の「はる」のジョブ体験レポート第1弾をお届けします。


キャリア支援 はる ジョブ体験レポート

◆ 実施日:8月21日

初日は、ライセンス契約管理業務という部署にお邪魔させてもらいました。

ライセンス契約管理業務とはどんなことをしているのか、今就職活動で悩んでいることなどを相談させてもらいました。

 

【Oracleの人事の方との話】

最初に、Oracleの人事部の方とお話をさせてもらいました。人事としてだけでなく、働くことについてもお話しいただきました。色々なところで経験をすること、その時に学んでいるという意識持っていることが大切だと教えてくださいました。

 

就職活動ではアピールすることが大切で、そのアピールをよくしていくには、コミュニケーション力とロジカルシンキング、全体のつながり(整合性)、アスピレーション(熱意)が大切だと現場で働く、リクルート活動をずっと行ってきた人事のプロの方から話を聞けました。

 

また、代表執行役の方も忙しいなか、来てくださりお話をさせてもらいました。そこでは、世界に目を向けることと専門性を高めることが大切だと改めて思いました。

 

【ライセンス契約管理業務の部署へ(ジョブシャドウイング開始)】

Oracleの社員食堂でランチをさせてもらったあと、ジョブシャドウイングがはじまりました。会社のこと、部署のことについて説明を受けた後、仕事内容について教えてもらいました。
ライセンス契約管理業務とは、簡単にいうとライセンス(権利)超えて使っているユーザーに対して追加で料金を払ってもらうようにする仕事と聞きました。

 

この仕事は、会社や製品の信頼を守るため必要なことで、お客さんにしっかりとライセンス料を払ってもらうように説明・コミュニケーションをすることと、どのライセンスがどのように越権しているのか理解することが大切だと知りました。

 

【オフィス内を見学】

ジョブシャドウイング終了後はオフィスを見学させてもらいました。
各階、部署毎に雰囲気が違って、それぞれの役割にあったオフィスの構造をしているとのことで、例えば営業担当は決まった机はなく、「クラウドデスク」というフリーデスクで営業担当全員分の机はないそうです。

 

営業は外に出ている時間が長くコスト削減になるとのことです。
また、「働き方改革」というものは今日本で言われている前からOracleでは行っていて、リモートワークといった働き方している人いると聞きました。


※本プロジェクトは、日本オラクル株式会社とブリッジフォースマイルの協働プログラムです。

大学・専門学校でIT系分野を専門に学ぶ児童養護施設出身の子どもたちを、ジョブ体験と奨学金で応援する「キャリア支援プロジェクト」です。

このプロジェクトの特徴は、実際に仕事をしてみるインターンとは違い、実際にその仕事をしている人に影のように寄り添い、その仕事内容や職場を観察する「ジョブシャドウイング」を体験できることです。

将来、IT系の企業で働きたいと考えている子どもたちが4名、参加しました。

今回は「」の登場です。


◆ 幼い頃から絵を描くことが好き。将来、仕事にしたいと思っています。

いま、どんな勉強をしていますか?
いまは、 イラストについて学んでいます。デッサンをしたり、イラストの塗り方についてなどの勉強です。

 

なぜ、その勉強をしたいと思ったのでしょうか?
幼い頃から絵を描くことが好きで、将来は、絵を描く仕事をしたいと思っています。
設備が整っており、近辺に画材屋もあり便利だと思ったので、今の学校を選びました。

 

どんなところで暮らしていますか?
今、住んでいるところはシェアハウスです。

 

どんなアルバイトをやっていますか?
画材を買ったり、生活費に充てるために、イベントスタッフや軽作業などの登録制短期アルバイトをしています。学費は、ほとんど奨学金で賄っています。
今回いただく奨学金は、イラストを描くのに適したパソコンを新調するために使いたいです。

 

いま、興味のあることは?
アニメーションの制作について。イラストを描くのとは違い、動画を作ることなのでとても興味があります。
この夏休みは、デッサンの練習など、技術向上に繋がること。また、同人イベントなどでオリジナル作品を出品したいです。


◆ 咲の「ひとコマ」

絹ごしプリンのシリーズがお気に入り
少し高いのですが、他のプリンより卵の風味が強めで甘さがくどくなく、大きめでも飽きないところが良いです。

プリンパフェもあります。
期間限定の桃の絹ごしプリンパフェはとても美味しかったです。プリンが好きな人にはぜひ食べてほしいです。

 


※本プロジェクトは、日本オラクル株式会社とブリッジフォースマイルの協働プログラムです。

大学・専門学校でIT系分野を専門に学ぶ児童養護施設出身の子どもたちを、ジョブ体験と奨学金で応援する「キャリア支援プロジェクト」です。

このプロジェクトの特徴は、実際に仕事をしてみるインターンとは違い、実際にその仕事をしている人に影のように寄り添い、その仕事内容や職場を観察する「ジョブシャドウイング」を体験できることです。

将来、IT系の企業で働きたいと考えている子どもたちが4名、参加しました。

今回は「ラザ」の自己紹介です。


◆ セキュリティに興味あり。情報セキュリティマネジメントという資格を勉強中。

情報セキュリティマネジメントという資格の勉強をしています。セキュリティに興味がありその入り口のような資格だからです。将来は、ネットワークエンジニアとしてネットワークの構築、セキュリティ対策などの仕事をしたいと考えています。
IT系の初心者でも資格を取得している実績と高い就職率、設備や環境が整っていたので今の進学先に決めました。学費は、奨学金とアルバイト代で支払っています。

 

◆ ジョブ体験では、クラウドに関することを身につけたい。

オラクルは、大企業なのでほかの会社とは違った話や、仕事の内容を知ることができるのではないかと思いました。しかし、実際にはどのような仕事をしているかあまりわかっていないので、どのようなことをやっているかを知り、自分に足りないものを身につけたいです。
クラウド関係の仕事をすることが決まっていますが、クラウド関係はあまり勉強してこなかったので、今回のジョブ体験ではクラウドに関することのアドバイスが欲しいです。身になる話がたくさんあるだろうと期待しています。

 

◆ 来年から始まる仕事、ちゃんと続けられるのか不安です。

現在は、アパートで、父と2人で暮らしています。アルバイトは、スーパーの鮮魚部門を4カ月やっています。アルバイト代は、自分の生活費に充てています。今回いただけることになった奨学金については、学費、生活費に充てる予定です。
今は、来年から仕事が始まるのでちゃんと続けられるか、自分にできるか心配です。不安を吹き飛ばすためにも、この夏は資格に向けての勉強をしたいと考えています。


◆ ラザの「ひとコマ」

私がオススメしたいのは、U-NEXTという動画サイトです。オススメする理由は、動画8万本見放題、動画レンタルとして4万本。また動画だけでなく、書籍・漫画・ラノベ合計34万冊以上、雑誌読み放題70誌以上あるからです。

 

気に入っているところはダウンロード機能がありWi-Fi環境でダウンロードしておけばいつでも、通信料を気にせず見られるところです。月額2000円と高めですがそれに見合った価値はあると思います。

 


※本プロジェクトは、日本オラクル株式会社とブリッジフォースマイルの協働プログラムです。

大学・専門学校でIT系分野を専門に学ぶ児童養護施設出身の子どもたちを、ジョブ体験と奨学金で応援する「キャリア支援プロジェクト」です。

このプロジェクトの特徴は、実際に仕事をしてみるインターンとは違い、実際にその仕事をしている人に影のように寄り添い、その仕事内容や職場を観察する「ジョブシャドウイング」を体験できることです。

将来、IT系の企業で働きたいと考えている子どもたちが4名、参加しました。

今回は「のこっち」の自己紹介です。


夢はプログラマー。ジョブ体験では将来への不安を解消したい。

いま、どんな勉強をしていますか?
現在、情報工学科にてプログラミングの勉強をしています。主な言語は、Javaです。
この夏は、ITパスポートの資格を取りたいと思っています。

 

なぜ、その勉強をしたいと思ったのでしょうか?
高校時代、ゲームプログラマーになりたくて色々調べていたらプログラミングのことを知りました。試しにやってみたらすごく面白くて、本格的に学んでみたいと思ったので大学に進んで勉強しようと思いました。

 

将来は、どんな仕事を考えていますか?
将来はSEなど、プログラマー関係の仕事に就きたいと思っています。もっともプログラミングについて深く学べそうだと思ったので、今の大学を選びました。
学費は、主に給付型の奨学金でまかなっています。

 

どんな暮らしをしていますか?
現在、マンションの部屋を借りて一人暮らししています。家賃は60,000円です。
大学1年の冬まで、すき家でバイト(約4年半)していましたが、飲食店以外のバイトもしてみたくなり、現在はセブンイレブンのバイトを週3のペースでやっています。主に生活費に充てています。

 

オラクルでのジョブ体験では、どんなことを学びたいですか?
IT関連の企業なので、SEになるには、どんなスキルを身につけておいたほうがいいのかを聞いてみたいです。加えて、社会人としての基礎も知りたいと思っています。
「社会人になる」ということについて、漠然とした不安を感じているので、今回のジョブ体験で解消できればと思います。
いただく奨学金は、就職活動費として充てたいです。


◆ のこっちの「ひとコマ」

僕のお気に入りは、モンスターボールのバックです。
高2の時に買いました。少々高かったですが、デザインが気に入ったので即購入を決めました。

ポケモンが好きなので、ポケモンイベントがある際はもちろん、大学に移動する際もこのリュックを背負っていっています。このバックをいつも背負っているので、大学の友達からは「トレーナー」というあだ名までつけられました(笑)

 


※本プロジェクトは、日本オラクル株式会社とブリッジフォースマイルの協働プログラムです。

大学・専門学校でIT系分野を専門に学ぶ児童養護施設出身の子どもたちを、ジョブ体験と奨学金で応援する「キャリア支援プロジェクト」です。

このプロジェクトの特徴は、実際に仕事をしてみるインターンとは違い、実際にその仕事をしている人に影のように寄り添い、その仕事内容や職場を観察する「ジョブシャドウイング」を体験できることです。

将来、IT系の企業で働きたいと考えている子どもたちが4名、参加しました。

まずは「はる」をご紹介しましょう。


◆ 経営のことを主軸に、人の生き方や働き方、学び方について学び中。

社会学系の学部で学んでいます。
経営のことを主軸に、人の生き方や働き方、学び方について学んでいます。

 

ゼミでの活動では、最新の技術である「Web」「スマートフォン」「クラウド」「ビッグデータ(AI、IoT、MA、DMP)」の基礎理解をしたうえで、「プライバシー」「セキュリティー」「決済」「物流」などの環境が、今後どのように変化をするのか、その変化が社会生活、消費行動、ビジネスに与える影響を考察しています。

 

これからIT化はますます進んでいくと思います。そんな時代のなかで、自分も無関係ではいられないと思ったことがきっかけで、選びました。

 

◆ 修学旅行で行った沖縄で、就職から、進学に変更。経営について学びたい!

私は商業高校に通っていて、情報処理や簿記といった事務的なこと、実務的なことを学んでいました。はじめは、高校卒業したら、就職しようと考えていましたが、高校2年の時の沖縄修学旅行で、ダイバーの人やガイドの人が楽しみながら働いている姿をみて、「このまま高校を卒業をして働くので良いのか?」と感じ、「もっと視野を広げたい」と大学に進学したくなりました。

 

そして、旅行のサービス、人を楽しませる企画について興味が湧き、もっと深く企業の経営について学びたいと思い進学しました。

 

卒業後のことは、まだ特定の仕事をしたいと決めていませんが、人を喜ばせる、便利だと思ってもらえるサービス、企画を考えることをするか、人一人ひとりが働きやすい環境にしていきたいです。「次の当たり前」を作れたらいいなと思っています。

 

◆ AIやIoTなどの技術が広がるなか、ITを使った新しい働き方を知りたい。

オラクルは、IT企業でもの中でも大手なので、最先端のことを知ることができる機会だと思いました。今現在、ITに関連する企業で働きたいと思っているのですが、IT企業といってもさまざまな仕事や職種があり、どんなところがいいのか迷っています。

 

これから就活するにあたり、どのようなことが大切になってくるのか、AIやIoT、といった技術が広がるなかでどのように働いていくべきなのかなどを知りたいです。また、どのような企業に就職するとしてもITは切っても切り離せないものだと思うので、どのようにITと付き合っていくのか、ITを使った新しい働き方なども知りたいです。

 

また、将来、自分が何をしたいのか、どういった働き方をしたいのか、具体的にイメージできていないところについても、今回の体験で何かつかめるといいなあと思っています。

 

◆ 奨学金のおかげで、就活に専念。有意義な時間を過ごせそう!

今回いただけることになった奨学金については、就職活動では、スーツや交通費など、たくさんのお金を使うことになると聞いたので、就職活動の資金にあてたいです。また、就職活動期間中、自己分析や業界研究など就活に専念するために、アルバイトを減らさないといけなくなるのが心配でした。奨学金をいただけることで、アルバイトのことを気にせず、就活に専念できると思うので、すごく有意義な時間を過ごせると思います。

 

◆ 夏休みは、プログラミングに取り組みたい。

今は、両親と一緒に暮らしています。大学の学費は祖母に借りています。出前のアルバイトとウェブマーケティングの会社でインターンシップもやっています。アルバイトは1年くらい続いています。インターンシップは、はじめて3カ月ほどになります。定期代や教科書代などは、アルバイトで得たお金で払っています。

 

この夏休みは、ジョブ体験のほかにはプログラミングの勉強をしたいです。今まで、いちから、サイト作成、アプリ開発を行ったことがないので、トライしてみたいです。自分でもプログラミングを組めるようになり、エンジニアと共通言語を話ができる総合職を目指して頑張ります。


◆ はるの「ひとコマ」

この写真は立山黒部アルペンルートの雄山の頂上に登った時に食べたカップラーメンです。旅行を計画していた当初は、山には登らない予定だったのですが、せっかくだから登ろうと計画を変更。カバンの中には服や本が入っていて、登山には向かない装備で登ったので、すごく疲れましたが、頂上で売っていたカップラーメンは、いつものよりも5倍くらいおいしかったです。

 


※本プロジェクトは、日本オラクル株式会社とブリッジフォースマイルの協働プログラムです。

Bridge for Smile

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