2017年9月
NPO認定の再取得に関するお知らせ
2017年9月22日
NPO認定の再取得に関するお知らせ
NPO法人ブリッジフォースマイル
理事長 林 恵子
平素より児童養護施設の子どもたちと当団体へのご支援を賜り、誠にありがとうございます。
さて、標記の件でございますが、昨年8月1日に当団体が、特定非営利活動促進法(NPO法)に
基づく認定NPO(※)の資格を喪失し、再取得の手続きを進めておりました。
この度、所管元である東京都より、9月22日付で認定NPOとして認定を受けることができました
ことをご報告いたします。詳細は、下記の通りです。
(※認定NPOとは、NPO法人への寄付を促すことによりNPO法人の活動を支援するために税制上の
優遇措置として設けられた制度の下で、審査を経て認められたNPO団体をいいます。)
今回の再申請においては、喪失に至った事由の他にもNPO法人運営における誤りが発覚し、
その修正のため再取得の時期が当初の見込みよりも大幅に遅れてしまいました。
ご支援者の皆様をはじめ関係者の皆様には、ご心配をおかけいたしまして、たいへん申し訳
ございませんでした。
皆様の活動へのご期待、お気持ちにお応えするには、高い公益性を有するNPO団体としての
組織運営の安定性及び適正性が大前提であり、その責任を痛感いたしました。今後は、二度と
このようなことがございませんよう一層気を引き締めて支援活動をおこなって参ります。
今後とも、当団体への温かいご支援をいただきますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
記
【認定取得日】:2017年9月22日
【税制優遇となるご寄付】:
9月22日以降に当団体に着金しますご寄付は、税制優遇の対象となります。
ご参照ホームページ 内閣府NPOホームページ 寄附に伴う税制上の優遇措置
https://www.npo-homepage.go.jp/kifu/kifu-yuuguu
寄付に関するお問い合わせ
NPO法人ブリッジフォースマイル 事務局長 菅原/寄付担当 本多
03-6842-6766/info@b4s.jp(@マークは小文字に変えて送信ください)
以上
B4Sボランティア説明会〜ニコニコカフェ開催〜
ブリッジフォースマイルの活動に興味を持っていただきありがとうございます。
「ゆる~い会」は「ちょっと話を聞いてみたい」という方々向けの、
まさにゆる~い感じの、ボランティアによるボランティア説明会。
ブリッジフォースマイルって何をやっている団体なの?
児童養護施設の子供たちの現状ってどうなってるの?
ボランティアとして私にも何かできることはあるのかしら? 等々
先輩ボランティアメンバーが、経験談も含めて上記のような疑問にズバリお応えします。
日曜の午後、お茶でも飲みながら、社会的養護やNPO活動、
ボランティア活動などについてゆっくりと語り合うような集まりです。
どうぞお気軽にお越しください。
『B4Sボランティア説明会~ニコニコカフェ~
byボランティアコーディネーター』
日時:2017年11月12日(日)15時~16時
場所:東京駅周辺(詳細は追ってご連絡します)
※申し込み締切:11月9日(木)開催日3日前
※飲食費実費、各自ご負担ください。
ゆる~く語り合う会なので、
その後、登録を強要することはありませんのでご安心ください。
皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
ボランティアコーディネター一同
◎登録フォームはこちら
『私たちも同じボランティアメンバーです』
経験豊富なベテランサポーターズであるボランティアコーディネーターが・・・
◎いろんな悩み、不安、思いを聞きます!
◎「笑顔で」「安心して」「やりがいをもって」活動できるために、活動はじめの一歩から、1-2年目の新しいサポーターを対象に、活動のフォローします。
ニコニコプロジェクト
ブリッジフォースマイルのサポーター(ボランティア)が笑顔で(安心してやりがいを持って)活動できる仕組づくりに取り組むプロジェクト。
ボランティアコーディネーターと呼ばれる経験豊富なベテランサポーターがフォローをしたり、相談にのったりします。今後、サポーター一人ひとりが笑顔で活躍できる環境を作るため、アイディアを形にしていきます。
ニコニコカフェ
ブリッジフォースマイルのボランティアに興味を持ってくださった方が気軽にボランティティアの話を聞ける場として、不定期に開催されています。
巣立ちプロジェクト2017~第1回 「面接とコミュニケーション」@東東京ブランチ
日時:2017年8月20日(日)10:00~17:00
参加者数:高校生12人、大人(サポーター&事務局)19人
テーマ:面接とコミュニケーション
講師:オッチョ
サポーターも高校生も緊張の初回 「コミュニケーション」のセミナーで一歩近づいた?
来年の春、児童養護施設を退所する子どもたちを対象にしたプログラム「巣立ちプロジェクト」が、今年も始まりました。「巣立ち」では、社会人として必要なコミュニケーションの基本から金銭管理まで、全6回にわたってセミナーを開きます。地域ごとの「ブランチ」に分かれ、同じボランティアと子どもが継続して一緒に活動をすることで、仲間づくりや人間関係を築く目的もあります。
■まずはやっぱり「ほう・れん・そう」
そうはいっても、この日はみんな初対面。まずはミニゲームで肩の力を抜きます。6、7人ごとのグループで輪になり、名前を呼んでボール代わりにぬいぐるみをキャッチボールする。それだけの遊びですが、5分もするとグループの人たちの名前は覚えられます。ゲーム後に自己紹介をして、いよいよ本格的なセミナーに入ります。
まずは社会人の基本である「ほう・れん・そう」、仕事での報告・連絡・相談の大切さから。とはいえ、子どもたちには、退所後の準備のためアルバイトをしている子も大勢います。バイト先で連絡がなくて困ったことがない?と尋ねてみると「お客様の忘れ物の引き継ぎがなくて、受け渡しの時にトラブルになりかけた」「次のシフトの人が無断で遅刻してきて、その人が来るまで残るよう急に頼まれた」など、具体的な経験が次々に出てきました。
■目移りしちゃう!
盛りだくさんの午前のプログラムが終わったら、お楽しみの昼ごはんです。
巣立ちは丸一日かけて行うプログラムのため、お昼もみんなで一緒に食べます。子ども・サポーターがそれぞれ20人近く集まる大所帯の東東京ブランチは、お弁当です。スマホを手放せない子どもたちに、どんなゲームが好きなのか尋ねたり、好きな食べ物の話をしたり。講義やワークショップとは違う子どもたちの表情を垣間見たり、人柄を知る楽しい時間です。
■次は、今日一番わくわくするワークのひとつ、NASAゲームです。
これは、月に不時着した宇宙船の宇宙飛行士という想定で、300km離れた母船まで生きてたどり着くために、何を持って行くか。酸素ボンベやFMラジオ、拳銃など15種類の持ち物に優先順位をつける、というものです。まずは一人ずつ自分なりに順位をつけて、それからチームで何を優先して持っていくか話し合います。
そう、このワークの目的はあくまでコミュニケーション。他の人がどんな理由で何を選んだか聞き取り、自分と違う意見の場合には、どのように話し合ってチームとしての意見を導き出すか。違うままでも決断することも重要です。意見をまとめたら、いよいよ採点。NASAのつくった解答とどれくらい違うか、個人で決めた順番と、グループで出した結論の両方で、それぞれ点数を出しました。「壊滅的だなあ……」「えー、これが必要なの?」とどよめきがあちこちで聞こえます。
4班あるうち、3つの班はグループの結論の方が点数が高くなりました。これは、みんなで話し合うことで、ひとりでは分からないことや気づかなかったことも助け合えるという、とてもいいことです。では、個人の方が点数が良かった残り1班は?「なぜ、話し合った方が点数が下がっちゃったんだろう? どう考えたらいいかな」。講師のオッチョが全員に向けて尋ねました。「自分の意見をもっとはっきり言って良かったのかも」と、子どもたちの中から声があがりました。どんな結果にも、良い悪いではなく学べるところがある。そのことに気づくきっかけになりました。
■繰り返すほど良くなる!面接
9月から高校生の就職活動が解禁されるのを前に、この日の巣立ちでは自己分析や面接の練習もしました。推薦入試による進学を希望している高校生によっては、すでに試験が始まっている子どももいます。
昨年までは1対1の面接の練習をしていましたが、今年は子どもにも面接官役をしてもらい、3対1のグループ面接方式に変更しました。1対1の場合、子どもたちは自分の考えを伝えることだけに一生懸命でしたが、グループ面接で他の子どもたちの様子を見ることで、良いところは真似をして、改善するよう指摘されたところは自分にもあてはめて考えることができます。
4つのグループに分かれた会場では、全員でお辞儀の練習をしているグループも。また、ひとり2回ずつ練習をしたことで「1回目よりずっと笑顔が増えたね!」とほめられた高校生もいました。予定の時間を少しオーバーしながら、高校生もボランティアも最後までやりきりました。
もりだくさんの1日が終わりました。高校生たちにも少し疲れたような表情が見えます。ボランティアの大人にとっては、来月もまた来てくれるかな、ちょっと気になるところ。「また来月ね!」と手を振って帰って行く様子に、ちょっとほっとしました。
サポーター(社会人ボランティア):たわしさん