【就労体験インターンシップ 企業インタービュー:横浜YWCA】

横浜YWCA・花花カフェ 深澤様へのインタビュー

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「YWCA」とは:「Young women’s Christian Association」の略で、キリスト教を基盤とし、世界中の女性が力を合わせ、女性の社会参画を進め、平和な世界の実現を目指す国際NGO。

 

「花が楽しめる花花カフェ」とは:横浜YWCA会館一階に位置し、横浜YWCAが運営するカフェで、精神障害を抱える女性達を対象とした職場実習の場です。家に閉じこもりがちな彼女たちが病院以外に安心して出かけられ、将来の就労に向けて自信と力を取り戻す場として、2008年6月にオープンし、現在は横浜市職業実習事業の協力事業所としても利用されています。

 

Q)事業内容に関する特徴やこだわりをお聞かせください。

 

A) まず第一に「女性限定」である点です。実は福祉事業所の女性の割合は極めて少なく、体格の差による男性の威圧感など、女性は外に出づらい様々な事情があります。親としても女の子は家にいてもらった方が安心。そのような理由から、女性が女性だけの中で安心して働けて、親御さん達も安心できるように、女性限定という就労環境をつくっています。第二にどの福祉事業所にも当てはまらないフリーな状態であるため、私的な支援もできることです。福祉事業所では補助金が出て安定するというメリットがある反面、支援する範囲に制約が出てきてしまいます。一方フリーであることによって1人1人に合わせたきめ細かい支援を行うことができます。

 

Q)B4Sへの支援を決めたきっかけは何ですか?

 

A) 会館の一部を貸し出していて、その利用者に 横浜port for(ポートフォー) の方がいらっしゃり、その方とお話をさせていただいたのがきっかけです。

 

Q)インターンを実施するうえで、大変なことや工夫していることはありますか?

 

A) インターン生が自分の課題を意識して解決できるように、開始時の目標の確認や終了時の振り返りをしています。レポートなど書くべきものが多い学生さんが多いですが、実習の時間が書くための材料探しになるのはもったいないと思います。開始・終了時に目標や一日の活動について振り返る時間を設けることで、目の前のお客さん・カフェの雰囲気を見て、感じることに集中できるようになり自分の課題をより意識して解決できる環境作りに取り組んでいます。

そして何よりも「成功体験を積んでほしい」と願っています。インターンに来られた学生さんが次の一歩を出しやすくするために、ここでつまずいたと思ってほしくはありません。ここで「できた」「褒められた」「うれしい」ということを体験して自信につなげてもらうため、できたことはすぐに言うように意識しています。自己評価が低い傾向にある学生さんに対し、できていることをしっかりいうことによって、「自分と周りとの評価には差があって、自分はちゃんとできているんだ」、ということを知ってほしいです。また、同様の理由から、注意やアドバイスをするときも、否定的な言い方をしないように気を付けています。

 

Q)これまでのインターンで印象に残っているエピソードは何ですか。

 

A) インターンに来ていた学生さんが、毎回カフェで働いていた仕事の顔から、事後面談でB4Sさんや施設の職員さんと会って年相応の顔になるのを見るのが楽しみです。みなさんON/OFFがしっかりしているのが印象的です。

 

Q)支援活動のどのようなところに意義を感じていますか。

 

A) 一方的に支援をしているような気持ちはなく、双方で得られるものがあると感じています。毎回新しい発見が自分達や相手にある、インターンをされる学生さんは自分の意志で仕事に来るため、みなさん真面目に取り組んでくださり、その様子を見て、自分達も自分自身について振り返ることができる、また当事者がいい刺激を受けて、気づきが職員一人一人の中に生まれていることに支援活動の意義を感じています。

 

Q)支援活動により、事業や社員に何か変化はありましたか。

 

A) 会員1人1人が児童養護施設や就労支援などについて自分達で勉強したり、本を貸し合ったりするなど、これらの問題を自分の身近なものとして見返すきっかけになっていると同時に、社会福祉において自分達の興味の幅が広がり、様々な社会福祉が土台の部分はつながっているという理解につながっています。

 

以前、当事者(支援を受けている精神障害を抱えた女性)がインターン生の言葉に傷ついたことがあったのですが、逆にそれが良いきっかけとなり、本人の中でそれについて考え、それに対する今後の対応を考えることができました。

 

Q)児童養護施設を出て、社会に旅立つ子どもたちへのメッセージを一言お願いします。

 

A) 一見、普通に学生と比べると選択肢が狭いような環境にあるけれど、B4Sさんのような仲介役が入ることで広がりが生まれると思います。例えば普通の学校より、就労体験が充実していて、毎回の体験での気づきがあるのはすごくいいことで他の人では味わえないことです。私達も微力ながら力になれたらと思っています。

 

Q)最後にBridge for Smile への要望や期待はありますか。

 

A) だいぶ良くしていただいていて、休みの度にインターン生が来るのを会員一同楽しみしています。これからもどうぞよろしくお願いします。

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