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【イベント報告】映画『少年と自転車』上映会&トークセッション

2014年11月23日(日)14:30〜、東京都千代田区にあるパソナグループ本社で、映画『少年と自転車』上映会&「子どもへの愛情を考える」トークセッションが開催されました。イベントには約100名が参加。小さなお子さんを連れたパパの姿も見られました。
座談会では、養育里親であり児童相談所ケースワーカーの白田有香里さん、少年事件・児童虐待・いじめ・学校事故など、子どもの問題に力を入れて取り組む、弁護士の馬場望さんをお迎えし、親子間の愛情や子育てについて語られました。

■映画『少年と自転車』
『少年と自転車』は、名匠ダルデンヌ監督が日本で「育児放棄された子ども」の話を聞き、生まれた物語です。もうすぐ12歳になるシリル。彼の願いは、自分を児童養護施設預けた父親を見つけだし、再び一緒に暮らすこと。ある日、シリルはサマンサという独身女性に出会い「週末だけの里親になって欲しい」。と頼みます。物語は、父親探しやシリルが巻き込まれる犯罪を静かなトーンで追いながら、二人の感情の機敏と変化を描いていきます。
息子に愛情がないわけではないけれど、自分の事に精一杯で、親としての義務を放棄する父、父親に捨てられた事がわかっても父を追いかけ続けるシリル、そんなシリルに、静かに、でも徹底的に寄り添うサマンサ。物語が進むにつれ、それぞれの変化が、家族とは何か、人と人がつながるというのはどういう事か、を、観る者に考えさせます。

 上映前の会場の様子

上映前の会場の様子

■子どもの親への愛情
上映終了後、「子どもへの愛情を考える」というテーマで座談会が行われました。登壇者は、養育里親であり児童相談所ケースワーカーの白田有香里さん、子どもの問題に力を入れて取り組む、弁護士の馬場望さん、ブリッジフォースマイル代表の林です。

子どもへの愛情、という大きなテーマですが、まずは、映画の中でも印象的だった子どもが親を思う気持ちについて、それぞれの立場から語られました。
白田さんは、小学3年生と1年生の兄弟の養育里親をされています。実親が何らかの事情で養育できない子どもを、自宅で預かり育てるのが養育里親です。子どもたちは、養育里親の家庭で生活をしますが、定期的に実親とも交流を持ちます。

白田有香里さん「実の父親に会う前は『会いたい』『会いたくない』と、子ども達の気持ちも揺れます。自分たちの生活が楽しいと『パパが一人でかわいそう。仲良くできないの?』などと言う事もあって、私たち里親と実親の間で揺れる気持ちはいつもあるのだと思います。」

馬場望さん「子どもの親への気持ちは、ケースバイケースで子どもの数だけあります。子どもたちは『親の育て方が悪い』と言われると、『自分が悪い』と言うことも多い。第三者から、自分の親が叱られるのは傷つくんです。」

林恵子さん「施設の子どもたちも『親は親だから』という気持ちが強い。子どもが自立すると親がお金をせびる例などもあるのですが、子どもは親に頼られると嬉しいと思う事もあります。」

映画の中のシリルのように、どんな親でも、子どもにとっては簡単に切り捨てられない、そんな話を聞いて、なんとも切ない表情を見せる会場の参加者もいました。

左からB4S代表の林恵子、養育里親で児童相談所ケースワーカーの白田有香里さん、弁護士の馬場望さん

左からB4S代表の林恵子、養育里親で児童相談所ケースワーカーの白田有香里さん、弁護士の馬場望さん

■「母親は50点で良い。」うなずく会場
最後に、B4S林代表から、こんな質問が登壇者と会場に投げかけられました。
林代表「私も2人の子どもの母親ですが、自分の子どもへの愛情、という話になると自信がなくなります。2人を産んですぐにB4Sを立ち上げたので、ご飯はしょっちゅう冷凍食品、周りのお母さんたちの話を聞くと、私は子どもに手をかけて育ててこなかった、と思ってしまう。」
白田さんも、里親だから素晴らしい子育てをしなくてはいけないのではないか、と思っていた時期があったそうです。でも、誰もがパーフェクトな子育てなどできません。

周りの人、社会に「無理だからよろしく。」と言って構わない。母親が出来ない事は、他の人が補完すれば良い。そんな話の中、馬場さんからNPO法人豊島子どもWAKUWAKUネットワークが運営する、子どもが1人でも入れる食堂、要町あさやけ子ども食堂の例も紹介されました。

B4S林代表の「社会も含めたいろんな人が、ちょっとずつ助けてくれれば、母親は50点で良いですよね。」の一言に、会場の多くの人がうなずきます。中にはメモを取りながら、話に耳を傾ける人もいました。

イメージ

座談会の時間はあっという間に終わり、まだまだ話し足りない、聞き足りないといった様子の会場。座談会の後は、懇親会が催され、多くの方がそのまま残り、登壇者の皆さまと話をしていました。

(担当 にゃんこ)

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