2014年9月

巣立ちプロジェクト2014~第1回「自分を発見!面接対策」千葉ブランチレポート

8月31日、千葉市中央コミュニティセンターにて第1回巣立ちセミナーが開催されました。高校生は22名、社会人サポーターが23名参加し、3年前の巣立ちセミナー卒業生のイケメン“じんじん”も特別参加してくれました。

■今年初の巣立ちセミナーがスタート!

開場直後に早くも高校生第一陣が到着! ニコニコリラックスした高校生や、初回で緊張した面持ちの高校生たちの中で、サポーターも初めて出会う高校生にドキドキでした。

千葉ブランチの若手リーダー、いまちょんから巣立ちセミナーの趣旨や全6回の内容について説明があった後は、ユーモアあふれるベテラン講師、ゆーごーにバトンタッチ。

「まずはお互いの名前を覚えましょう」ということで、ミニゲームがスタート。アヒルなどの様々なボールを同じテーブルの高校生・サポーターたちの間でパスします。投げる相手のニックネームを呼ぶルールなので、胸の名札を頼りに呼んでいたのですが、「そろそろ名札を外してもらいますからね」というゆーごーの一言に、真剣モードでニックネームを覚え合うことになりました。

打ち解けた後でミニワーク。「今日のテーマは面接対策だけど、そもそも仕事って何のためにするの?」「仕事の良いところ、良くないところは?」など、各グループで話し合いました。高校生たちからは、「家賃を払うためには働いて収入を得なければならない」「つらくて大変だけど、達成感があるはず」といった話が出ました。ゆーごーからは、「仕事を通じて社会の誰かの役に立っているからこそ、お金が手に入る。どんな仕事も社会の人たちとのつながりがある」というメッセージが伝えられました。

次に、就職活動のキーワード「求人倍率」のおさらい。昨年の倍率は高校新卒が1.56倍、一般求職者が0.51倍(正社員)でしたが、どちらの数字の方が有利なのかという質問に、高校生たちは迷わず正解していました。ゆーごーはイス取りゲームを例に出し、「100人の高校生に対して156脚のイス(就職先)が用意されているのが高校生。51脚のイスしかないのが一般の人」と話してくれて、なるほど!と思いました。正社員になるためには、高校新卒の今がチャンスのようです。

また、内定率についても説明があり、9月の面接で一発採用となる人は100人中40人程度。一つ目の会社に落ちたとしても、まだまだチャンスはあるので、あきらめないことが肝心ということでした。

■面接で話す内容は?

合格するためにはどうすればいいのか、ということについて、少し切り口を変えて考えてみることにしました。「高校の文化祭で何か出し物をすることになった時、どんな人を誘って一緒に活動したいか?」という質問に対し、高校生からは、「自分はサッカーが好きだから、趣味が合う人」「企画に共感して、やる気を持ってくれる人」など、色々な希望が出ました。実は会社も、「この人と一緒に働きたいという気持ちになれる人」「やる気があって話が合う人」を求めています。

これを踏まえた上で、今回のセミナーでは「自己PR」と「志望動機」の2つを考えることになりました。これまでどんな生き方をしてきたのかという過去を知ってもらうのが自己PR。これからどういうふうに会社で働いていきたいかという未来を伝えるのが志望動機。これらが面接のキモになります。

まずは社会人サポーターのお手本を見てみよう、ということで、もろりんとリリーが実演。2人の“高校生”の自己PRを聞いた現役高校生の感想は、「内容がバラエティーに富み、よくまとまっていた方が印象が良い」「自分が努力して取り組んできたことと、その結果がつながっていたのでよく分かった」というものでした。

いよいよ高校生にバトンが渡され、自己PRを考えるワークに。高校時代に頑張ってきたことは? その経験から学んだことは? それをどのように将来役立てることができるのか? といったことについて、サポーターと相談しながらシートにまとめていきました。

志望動機について真剣に考えていきます

志望動機について真剣に考えていきます

■無人島での仲間探し? ~就職後のサバイバル技術~

頭をフル回転させた後は、お待ちかねのランチタイム。とりこたちが厳選してくれたお弁当に舌鼓を打ちながら、ゆったりとした雰囲気で食事を取りました。

午後の部では、まずは睡魔を追い出すためのミニゲーム。「あなたは無人島に行くことになりました。ケチャップ、マヨネーズ、みそ、しょう油のうち、1つだけ持って行くとすれば、どれ?」という奇妙なお題が出て、高校生もサポーターも頭を抱えながらも、折り紙に答えをメモします。

「それでは自分と同じ物を選んだ人たちで数人のグループになってください」と言われ、会場内は仲間を求めてさまよう人々であふれました。「ケチャップの人いますかー?」「みそー、みそー」と呼びかけ合う異様な集団。ようやくグループがまとまった次の指令は、「今集まった人たちは、同じ物を選んだという共通点があります。他の共通点もたくさん見つけてください」というもの。戸惑いつつも、「髪が短い」「好きな食べ物が一緒」など、必死になれば意外と多く見つけられることに気づきました。

就職後は、会社の見知らぬ人たちの輪の中に飛び込むことになります。それでも頑張って探せば何らかの共通点は見つけられるし、それを通じて色々な人たちとも仲良くなっていけるのかもしれないな、と感じました。

■自分らしさを信じよう

心がほっこりしたところで午後のワークを開始。まずはサポーターのじゅんあとネッシーが、それぞれが考えた志望動機の例を発表してくれました。2人の志望動機を聞いた高校生からは、「自分の気持ちだけではなく、自分と会社の関係についても話す方が良いと思った」という感想が出ました。

その後は各グループで、自分がその会社を選んだ理由、会社でどのような「自分らしさ」を出すことができるか、その仕事につながる経験として何を持っているかについて、サポーターと一緒に考えました。

休憩をはさみ、社会人の経験談の発表。社内の昇格面接官を経験してきたつづくんからは、「社会人でも背伸びをしている人はすぐに分かる。面接はありのままの姿で臨めばいい」と、話題の映画のテーマソングを思い起こさせるアドバイス。いまちょんは様々な業態の仕事を経験していく中でそれぞれの業界の内容を深く学び、自分が何を大切に生きていきたいのかを考え続けてきた、と話してくれました。真剣に2人の話に聴き入る高校生たちの姿が見えました。

サポーターの経験談に熱心に耳を傾ける高校生たち

サポーターの経験談に熱心に耳を傾ける高校生たち

■いよいよ模擬面接!

模擬面接のお手本を見せてくれたサポーターは、まこっちゃんとのうちゃん。のうちゃんは良い例を演じるはずだったのですが、入れ込みすぎて3回もやり直すというハプニング発生。失敗してもやり直しはきく、という予期せぬメッセージも伝わりました。高校生からは「言葉遣いや面接態度という細かいところも印象に大きく影響することが分かった」という声が上がりました。

番外編として、特別ゲストのじんじんが実際に受けた面接の様子を実演。堂々とした姿に胸を打たれながらも、本番では「(タテマエではなく)実際のところ、どうしてうちに来たの?」という予想外の質問に戸惑ったとのこと(でも見事合格!)。「今、仕事をしていてどう?」という質問には「はじめは分からないことばかりで先輩に聞こうとしても、自分が何が分かっていないのかさえ分からなかったので何も聞けなかった」と話しつつ、「それでも質問を恐れないこと」というアドバイスもしてくれました。「本音では巣立ちセミナーはどうだった?」というゆーごーの無謀な質問には、「お金の使い方やコミュニケーションの方法など、学校では教えてくれないことを学べた。ここで得られた知識のおかげでうまくやっていけてる」という、うれしい話を聴けました。

そして、いよいよ現役高校生の模擬面接。ワークでまとめた自己PRと志望動機を頭に入れて、サポーターたちが面接官役になります。アドバイスを受けながら何度も繰り返し練習する高校生たちの熱心な姿が印象的でした。高校生からは、「学校の先生とは違った緊張感があった」「面接を通して自分の課題が見つかって良かった」という声が聞こえました。

面接官役のサポーターからマンツーマンで指導

面接官役のサポーターからマンツーマンで指導

初めてのセミナー、皆さんお疲れ様でした。遠路はるばる来てくれた高校生もいました。「初めてだけど、楽しかった」と言ってくれたことに感謝しています。今回は面接対策を通して、自分がどんな人間でどんなことを願っているのかということを見つめ直す機会にもなったように感じました。これから約半年、社会に飛び立つ前の助走期間を一緒に過ごしていければと思います。

(担当:シュナ)

【活動報告】プリモ・ジャパン「最高の夢(おもい)を最高の幸(かたち)に」

開催日時 2014年8月20日(水) 12時~17時
参加者数 中高生7名、企業側参加者数8名、B4S3名、施設職員3名
参加施設数 7施設
内容  社会人としてのマナーを知る/店舗での接客体験

今年も、中学・高校の夏休みシーズンに、「最高(プリモ)の夢(おもい)を最高(プリモ)の幸(かたち)に」を理念としてブライダルリング(婚約・結婚指輪)の企画・販売を行うプリモ・ジャパン株式会社で、5回目となるジョブプラクティスを実施しました。マナー講習や接客体験を通して、接客における心構えや仕事の楽しさ・やりがいについて、子どもたちに教えていただきました。

■和やかなランチ交流会
初めに、プリモ・ジャパンの社員の方から、映像を使って会社について説明をしていただきました。これまでプリモ・ジャパンが実施した、プロ野球始球式・映画館・水族館イルカショーなどでのプロポーズ応援企画“サプライズプロポーズ”の映像を鑑賞し、感動に包まれる中、全体での自己紹介タイムです。中高生たちは慣れない雰囲気に緊張しながらも、自分の趣味や部活、アルバイトなどについて、しっかりと自己紹介をしていました。続いて、社員のみなさんとランチ交流です。自己紹介での話題をもとに、社員のみなさんは気さくに話しかけてくれます。こうした交流の中で、中高生たちの緊張もほぐれているようでした。

プリモイントロ

社員の方の説明を真剣に聞く中高生たち


高級感漂う店舗で「マナー講座」
ランチでの交流を終えた後、「アイプリモ銀座本店」へ向かいました。店舗へ入ると、高級感漂う雰囲気に、子どもたちは再び緊張気味の様子でした。
まずは、社員の方の実演を踏まえた、マナー講座です。「第一印象は何秒で決まるでしょうか?」などの質問には、「3秒?!」「もっと長いんじゃない?」など、積極的に発言する中高生が多く、社員のみなさんも感心していました。
マナー講座の後は、社員と中高生、1対1で実践です。お辞儀のタイミングや言葉遣いなど、細かい指導をしていただき、マナーの大切さと社会人としての礼儀作法を教えていただきました。

プリモマナー講座①

店舗でマナーを学びます

プリモマナー講座②

お辞儀のタイミングも難しい!


■「人を幸せにする」接客を体験
小休憩をはさみ、いよいよ接客体験です。きらびやかなブライダルリングを前に、女の子たちの目は一層輝きます。まずは、中高生をお客様に見立て、社員の方に接客をしていただきました。「世界一かたい絆で結ばれるように、という思いがダイヤモンドには込められています」などの説明を受け、さまざまなデザインの指輪を試着させてもらっていました。
今度は接客役とお客様役を交代します。高価なダイヤモンドを前に、手が震えてしまう中高生もいましたが、みな慣れないながらも笑顔で接客をしていました。中には、社員から教わった知識をもとに接客をしていた中高生もいました。お客様の希望に応え、リング購入の誓約が成立して喜ぶ高校生の笑顔が素敵でした。

プリモ接客対応①

「どれにしよう?」素敵なリングばかりで迷います

プリモ接客対応②

緊張しながら指につけていただきます


■本音で語る、質問タイム
接客体験が終わると、社員の方々と中高生たちが輪になって座り、質問タイムです。仕事のやりがいや、仕事をしていて困った事など、仕事に関する質問が多くありました。社員の方は、「お客様から自分宛てにメッセージをいただいたことがあり、それがきっかけで自分の仕事に誇りが持てました」など、自分の体験をもとに回答をしてくださり、中高生にとってもわかりやすいものでした。
「仕事は楽しい事ばかりじゃない!」など、マイナスの面についても本音で答えてくださいました。中高生は真剣に聞き入っており、有意義な時間となったようです。

今回も貴重なお時間をいただいたプリモ・ジャパンの社員の皆様、ありがとうございました。今回のジョブプラクティスを通して、仕事に対する考え方や、接客の難しさ、お客様の一生の思い出に残るイベントに携わることができる仕事の楽しさ・やりがいなど、子どもたちはそれぞれに得たものがあったようです。
帰り際の子どもたちの表情は、キラキラと輝いていました。今日のジョブプラクティスを通して、最高(プリモ)の夢(おもい)が、子どもたちにも伝わったと思います。

【活動報告】2014年度SAPジャパン株式会社「面接対策セミナー」

開催日時 2014年8月9日(土) 10時~13時
参加者数 高校生9名、企業側参加者数13名、B4S3名
参加施設数 7施設(東京3施設、神奈川3施設、千葉1施設)
内容  面接時のマナーを知る、面接ロールプレイング、社員のみなさんとの交流ランチ

 SAPは、ドイツに本社を持ち、コンピューター・アプリケーション・ソフトウェアやサービスを通じて、全世界でさまざまな企業の支援を行うグローバルITソフトウェア企業です。その日本法人である、SAPジャパン株式会社では、昨年11月の中学生向け「面接対策セミナー」に続き、高校生向けに「面接対策セミナー」を実施していただきました。マナー講習や、面接のロールプレイングを通して、面接におけるコツや心構えなどを、子どもたちに教えていただきました。

慣れないオフィスの雰囲気に緊張!
初めに、SAP社員の方から、SAPについて簡単な説明をしていただきました。オシャレなオフィスでの慣れない雰囲気に、子どもたちは緊張を隠せない様子。それでも、サッカーを例にしたSAPの仕事紹介など、親しみやすい話題も多く、子どもたちは真剣に話を聞いていました。説明を聞いた後は、面接を担当してくださる社員の方との自己紹介タイムです。社員のみなさんは、とても気さくに話してかけてくれます。こうした会話の中で、徐々に子どもたちの緊張はほぐれているようでした。

SAPについて知ろう

SAP社員の方の説明を聞く子どもたち

 

 

 

 

 

 

 

■面接時のマナーを知ろう
自己紹介の後は、B4S講師の矢森による面接マナー講座。「実際に見た方がわかりやすい」ということで、SAP社員のみなさんにも参加してもらい、面接のいい例、悪い例を演じてもらいました。渾身の演技のおかげで、笑いあり学びありの内容でした。マナーを学んだところで、今度は高校生たちが実際に、あいさつやお辞儀の練習です。横からiPadで撮影し、お辞儀の角度を確認するなど、SAP社員の方々による様々な工夫もありました。自分のお辞儀の様子を動画で見ると、良いところ、悪いところがよくわかります。説明を聞くと「なるほど」とわかったような気になっても、実践するのは意外に難しいもの。良いマナーを実践することの難しさと大切さの両方を学びました。

マナー講習

SAP社員の方々による渾身の「良い例」「悪い例」

 

 

 

 

 

 

 

■面接ロールプレイング
次はいよいよ、面接ロールプレイングです。高校生とSAP社員の方がペアになり、ミーティングルームで面接の練習を行います。最初に、さきほど学んだマナーを復習。そして、面接で話す内容のアドバイスをしていただきます。ホワイトボードを使ってわかりやすく説明してくれる社員の方もいました。面接は、ドアを入るところから始まり、お辞儀や着席、話し方、退席まで。これを、何度も繰り返します。最初は不安そうな様子でしたが、繰り返すことで少しずつ上達していき、徐々に自信がついているようでした。
途中で、ペアを交代します。相手が代わると、再びぐっと緊張感が高まり、高校生たちの成長がよくわかります。マナーをきちんと守り、面接をスムーズにこなしている高校生も多く、話す内容を深く掘り下げてブラッシュアップしているペアもいました。2回の面接ロールプレイングを終え、「めっちゃ緊張しました」と笑って戻ってくる高校生からは、練習を終えた安堵感に加え、自信をつけた様子が感じ取れました。

面接ロールプレイング①

ホワイトボードを使ってわかりやすく説明

面接ロールプレイング②

話す内容を、2人でじっくり掘り下げます

 

 

 

 

 


■ほっと一息。社員のみなさんとの交流ランチ
面接の練習を終えた後は、社員のみなさんとのランチタイムです。面接のフィードバックを行ったり、スポーツやゲームなどの話をしたり、大人も子どもも満足した表情で交流を楽しんでいました。
ランチを食べ終えたところで、修了式を行いました。
高校生からは、「面接でのマナーに加えて、話す内容なども深められてよかったです」など、有意義な時間を過ごせたとの意見が多く聞かれました。
参加いただいた社員の方からは、「自分が面接官になることで、こちらが学ぶことも多かった」、「マナーだけではなく、もう少し話す内容も考えてあげたかった」などの声が聞かれたほか、高校生のやる気と向上心に感心したという感想もたくさん出ていました。

ランチ

ランチ中も積極的社員さんの質問

修了式

修了式では、学んだことを振り返ります

 

 

 

 


帰り際に「今日のような機会があったらまた誘ってください」と言ってくれた高校生もおり、充実したプログラムになりました。

【活動報告】アドビシステムズ「デザイナー、アーティスト体験」

開催日時 2014年8月21日(木)
参加者人数 中学生11名 高校生3名
社員のボランティア参加者数12名 B4Sスタッフ 3名 施設職員(付き添い)4名
参加施設数 9施設

テーマ:「デザイナー、アーティスト体験」〜ヒーロー、ヒロインのムービーをつくろう〜」
内容:わたしのお仕事を紹介します!— フォントを作る仕事をしている方からお話を聞こう。
ワークショップ− パソコンを操作してスライドショーを作ってみよう/出来た作品をみんなに発表し、みんなの作品も見てみよう。

アドビ システムズ  株式会社様のご協力のもと、今年5回目を迎えるジョブプラクティスを行いました。アドビ システムズは写真や映像の加工など、主にデザインやクリエイティブの現場で使われるコンピューターソフトウェアを販売するグローバル企業です。

今回のジョブプラクティスではAdobe Photoshop Elementsを使用し、スライドショーを作成しました。
まずは、会社で活躍している社員さんから、お仕事の話を聞く時間です。アドビ システムズが開発している文字(フォント)制作に携わる、社員さんが講師としてお話してくださいました。
普段どこでも目にし、当たり前にある「文字」ですが、印刷物やWEB画面上に表れるとき、その文字の種類は一つではありません。角張った印象のゴシック体、装飾の要素のある明朝体にはじまり、手書き風なものまで。何種類もの文字=フォントが、用途に合わせ使い分けられています。

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社員の方によるレクチャー

フォントについて知った後は、実際に子どもたちもノートへ文字を書いてみました。フォントを作る時のように。まず四角いブロックを書いて、その中にひとつの文字が収まるようにします。線を細くしたり、長くしたりすることで、印象がまったく変わってきます。みんな黙々とノートへ向かって鉛筆を走らせます。完成品を見た講師の方は「同じ文字を書いてみても、完成品は少しずつ違って同じものは一つもない。発想が幅広く個性的ですね。」とおっしゃっていました。

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自分好みのフォントをじっくり考えます

講義が終わったあとは、実際にパソコンに触れてスライドショーを作るワークショップです。社員さんを交え、まずは各チーム自己紹介から。チームメイトとの共通点を探す「共通点探しゲーム」。どれだけ共通点を探せるか、チーム同士競い合います。チーム内で、お互いの好きなもの(動物や好きな食べ物)見た目の共通点(帽子、眼鏡)などを質問しあいました。「ひとり違ったー!」「一緒!」という声がところどころ聞こえ、あっという間に終了。短い時間で10個以上見つかったチームもありました。
共通点探しゲームでチームメイトの事を知れた後は、ランチタイムです。昼食をとりながら、チーム名を決めたり、社員さんとお話したりしました。
ランチタイムが終わり、いよいよスライドショー作成の時間です。「あこがれのヒーロー・ヒロインと共演しよう!」というテーマに、まずは今回の講師であるアドビの社員さんが作成したサンプルムービーを見ました。全員画面をジッと見つめ、最後のオチには笑いが。

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サンプルムービーに釘づけ!

サンプルを見終わったらスライドショー作成に使うAdobe Photoshop Elementsの説明を受けながら、実際に操作してみました。スライドの写真の入れ方や動かし方などの基本的なことから、背景の透過の仕方や、画像の重ねあわせなどのハイレベルなことまで、チャレンジ。「難しい」という子もいましたが、写真が動いた時などは「すごい!」と大興奮。

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みんな熱心に説明を聞いてます

レクチャーが終わると、実際に自分たちの作品を作る時間がやってきました。絵コンテと呼ばれる下書きのようなものを先に考えます。どの画像を使うか、どんなセリフを入れるか、スライド転換の効果はどうするか、子どもたちはチームメイトと相談し合いながら真剣に画面と向き合います。「こういう流れはどうかな?」「いいね!面白いね!」といった明るい声や「ここはどうしようか」といった悩ましい声が聞こえてきます。そして気づけば終了の時間。BGMをつけて作品が完成しました。

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細部までこだわります!


いよいよ、発表の時間です。各チーム、テーマを発表してから作品を流します。人気ヒーローが登場する、起承転結のしっかりとしたかっこいい動画を作ったチームもあれば、子どもや女性に人気のかわいいキャラクターたちがたくさん登場する動画を作ったチームもありました。他にも好きなアニメのキャラクターの紹介をしたチームや修飾をこだわったチームなど、それぞれ個性的な作品を作ることができました。

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各チーム、個性的な発表タイム!

それぞれの意見やいろいろなアイディアがある中でそれをうまくまとめる難しさや大変さ、みんなで一つのものを作り上げる楽しさを学べたのではないでしょうか。時間が足りず完成しなかったというチームや、もっとやりたかったといった子もいましたが、時間を決めその中でチームメイトと相談し、集中して作品を完成させるということも重要です。

質疑応答では「実際の仕事でも今日みたいに時間の制限があるのですか」といった質問に対し、「どんな仕事にも〆切や期限といったものはあります。漫画家さんが大変なのは毎週〆切がきめられているからです」といったやりとりもありました。
今回作品を作るにあたり、アニメやゲームのキャラクターなどの画像を使いました。しかし、キャラクターの画像には作った人の著作権が、俳優や個人の写真には写っている人の肖像権があり、勝手にYouTubeなどの動画サイトにはアップロードしてはいけないというお話もありました。技術だけでなく情報モラルといったことも作品を制作するにあたり必要なことだと学びました。

参加した子どもたちは、パソコンは調べものをするときに使う程度といった子が大半でした。パソコンをよく使っているが、Photoshopを使ったのは初めてでとても楽しかったという感想や、苦手だったパソコンを少し使えるようになったという感想、さまざま聞くことができました。
誰しもできることやできないこと、好きなもの嫌いなもの、得意なこと苦手なことがあります。参加した子どもたちは使い慣れないパソコンを使い、チームで一つの作品を作ることで、自分でも知らなかった得意なこと、苦手かもしれないことをほんの少し、知れたのではないでしょうか。同時に、協力してひとつのものを作る楽しさも、伝わっていたらいいなと思います。

今回のジョブプラクティスが、新たなことへ挑戦し、世界を広げていけるようなきっかけに、少しでもなれたらと思います。

(学生インターンみしぇる)

【活動報告】アップルツリーファクトリー「今だけの姿を切り取る」

開催日時 2014年8月20日(水)
参加者数 高校生1名 企業側参加者 7名 B4Sメンバー2名
参加施設数 1施設
内容 人物写真を撮ろう
   モデルになって写真を撮られてみよう
   撮った写真をスクラップしてみよう

今回は関東と名古屋に写真館「ライフスタジオ」を、関東と名古屋に19店舗展開している株式会社アップルツリーファクトリーによるジョブプラクティスが行われました。ライフスタジオは、開始と同時に予約が埋まってしまうほどの人気写真館です。七五三や誕生日などの記念写真を、「今だけの姿を切り取る」ということを意識して撮影しています。

今回参加したのは、高校2年生男子1名でした。自己紹介を簡単に済ませプロのカメラマンの撮影を見学したら、早速カメラを持って撮影開始。
写真5

絞りの使い方やちょうどいい光度、写真を上手く撮る方法などを教わりながらモデルをしてくれた7歳と1歳の兄弟の写真を撮っていきます。もともと写真を撮ることが好きで、花や動物を撮っていたということでしたが、最初は恐る恐るカメラを持ち、ファインダー覗き込みました。しかし、何枚も撮影しているうちに撮影位置を自ら決めてみたり、上から撮ってみたり、下から撮ってみたりとするようになり、最終的には地べたに腹ばいになっての撮影も。突然「そうだ!」と言って別の場所にあったギターを小物として持ってきて撮影をすることもありました。
写真3
写真のロケーションやコンセプトなどの意見も出しながら、どんどん撮影は進んでいきます。ファインダーを覗く視線は真剣そのもので、カメラマンの方からも口々に「もうプロだね」と声がかかります。撮影終了後は、撮れた写真を確認して「縦横がしっかり撮れてる」「ぼかし方もうまい」と絶賛されていました。ライフスタジオ
子どもの撮影のあとは我々スタッフをモデルに、大人の写真の取り方を教えていただきました。女性と男性を撮る時の角度の違いや、子どものモデルと大人のモデルへの声のかけ方の違いなどを教わりながら撮影は進みます。望遠レンズをつけての撮影も行いました。距離感など、望遠レンズと普通のレンズの撮影するときの違いなども教えていただきながら、写真を撮ります。「重い」と言いながらも、とても素敵な写真ができあがりました。「女性を撮るときにモデルがカメラ目線だと目が合って、少し恥ずかしい」とはにかんでいたのもとても印象的でした。
写真2
その後、参加者の高校生がモデルとなり、カメラマンに写真を撮っていただきました。髪型もセットしてもらい、準備は万全。初めは「恥ずかしい。」と言っていた高校生も、最後は「とられる側も楽しかった」と楽しそうでした。モデルをやってくれた子どものお母さんからも「an・anみたい」と嬉しい感想をいただきました。
そして全ての撮影が終わったあとは待ちに待った昼食の時間。メニューはアップルツリーファクトリーの皆さんの手作りカレーとサラダです。午前中に撮った写真をスライドで上映しながらカレーを食べました。自分がモデルになった写真が流れると、とても恥ずかしそうな高校生は、カメラを構えていた時と違いとても素敵な笑顔を見せてくれました。
IMG_0439 (1)
昼食の後はスタジオから移動して、撮った写真をスクラップして飾る台紙づくりです。様々な紙やスタンプからどれをどのように使おうか選ぶ目は、カメラを構えていた時と同じ真剣さを帯びています。完成品はどういう形になるかを考えながら、選んだ紙を切り取ります。
高校生は、紙の模様の中の小さな蝶を切り抜き始めました。とても細かい作業でしたが、投げ出すことも失敗することもなく器用に切り抜きます。切り抜いた蝶を貼るときに「真ん中で縦に折ると立体になるよ」ということを教わり、実践。わざと紙をくしゃくしゃにすることでレトロに見えることや、紙のふちにスタンプのインクをつけることでふちがはっきりするといったことなども教えていただきながら、作業を進めていきます。最後の皇帝の日付をスタンプでおす時は、どこに何色のインクでおすかをじっくり考えていました。スタンプを押し、乾いたら記念写真スクラップの完成です。飾られた完成品を見た高校生は達成感にあふれ、「細かい作業だったけど楽しかった。完成品が飾られているのを見たら、結構いい出来でうれしい」と言っていました。
写真
子どもが好きで、写真が好きだという高校生は「子どもはやっぱりかわいいなと思いました。撮るのも撮られるのも楽しかったです。なかなかできることではなく、楽しんでできました」という感想を教えてくれました。たった数時間で急激に成長していく高校生を見て、カメラマンも我々も驚きが隠せませんでした。カメラマン体験だけでなく、モデルというとられる立場にも立ってみることで、どういったポーズがいいのか、どういった声のかけ方がわかりやすいのかを身をもって体験できたのではないでしょうか。今回のジョブプラクティスをきっかけに、好きなことや興味のあることを見つめなおし働くということを考えていってほしいです。

(担当 学生インターン みしぇる)

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