巣立ちニュース

巣立ちプロジェクト2012~第3回は「しっかりさんの健康生活」~ in神奈川

よく晴れた秋の一日、10月27日(土)に、横浜駅から電車で数駅の所に在る「フォーラム南太田」にて、神奈川ブランチ・第三回巣立ちセミナーが開催されました。セミナー開始一時間前に集合したサポーターたちが準備を始めて間もなく、2名の高校生が到着しました。サポーターともすっかり顔馴染みになっており、「おはよう!」、「早いね!」と言葉を交わします。その後、高校生が続々と到着し、セミナー開始時間には殆どの高校生が揃っていました。

先ずはリーダーのばんぶうが挨拶をし、セミナーが始まりました。今回のセミナーは前半・後半で内容が分かれていました。前半は食生活について、講師はなだぎが担当しました。事前課題の健康チェックを見返しながら、グループ内(今回は4グループあった)で自己紹介をし、各々が日頃健康についてどの様なことを心掛けているか、話を聞きました。その後、健康生活に必要な五つの教え(食事・睡眠等)について、講義を聴いてレジュメを埋めていきます。また、ストレス解消法や飲酒の失敗談について、社会人サポーターの経験談を聴きました。ストレス解消法には、身体を動かすもの(マラソン等)や動かさないもの(映画を観て泣く、等)、考え方を変える(落ちる所まで落ちたら、後は上がるしかない!)等、様々な方法があることを知りました。
休憩を挟み、次は献立ワークを行いました。事前にサポーターが買出しを行っていた50種類もの食材・調味料を見て、主食・汁物・主菜・副菜について、何が出来るか、どんな物を作るか考えます。それが今日の昼食になるとあって、皆真剣にメニューを考えていました。「わかめご飯が出来るんじゃない?」、「サラダに豆腐を乗せたらどうかな?」等、高校生から活発にアイディアが出されました。

調理実習の様子。皆一生懸命に作っています。

自分の意見を皆に伝えつつ、皆の意見を聞きつつ、グループごとにメニューが決まると、食材を取りに行き、エプロン・バンダナ(三角巾)・マスクを着け、いよいよ調理実習開始です。「おにぎり係と豚汁係に分かれようか」と役割分担をする子、積極的にお皿を洗う子、「こうしたらいいんじゃない?」とアイディアを出す子、等、高校生各々が皆必要な役割を自主的に担っていました。サポーターもフォローはしますが、何よりも高校生の自主性が素晴らしかったです。少し予定時間をオーバーしましたが、無事全グループの調理が終わり、お待ちかねの昼食の時間となりました。キムチチャーハン、豚汁、豚キムチ等、様々な料理がテーブルに並びます。「おいしいね」、「料理って楽しいな」、等言いながら、皆嬉しそうに食べていました。皆で作って皆で食べる、という、とても良い経験が出来たと思います。また、食事の場面でも、他グループにおすそ分けをしたり、お皿を片付けたり、と高校生の積極的な姿が見られました。

素敵なご飯が出来ました!

時間が押していたことも有り、片付けの続きを男性サポーターにお願いし、高校生と女性サポーターは午後のセミナーを行う部屋へと向かいます。後半は性教育で、講師ははるかが担当しました。まず、ライフカード(人生設計)ワークを行いました。「紹介」「初デート」「結婚」等と書かれた15枚程のカードを、自分の現在の、もしくは理想のライフに当てはめて並べていくというものです。最初にサポーターが皆の前でお手本を示した後、各グループで高校生・サポーターが一人一人取り組んでいきます。恋愛に対する考え方は皆違い、他人と違っていい、ということを知りました。次は妊娠・出産について、講義を聴きました。妊娠・出産は嬉しいこと、しかし現実には「嬉しい」だけでは済まないということ、それでもやはり、命の誕生は素晴らしいこと、であると学びました。続いて、ワークを通して男女の意識の違いを知りました。二つの事例について(デートの後、男性が女性を家まで送っていくと、「お茶でも飲んで行かない?」と言われた、等)、ディスカッションを行いました。性に対する意識には、男女差・個人差があることを知りました。また、男女の身体の違いや、病気についての知識も学びました。セミナー後半は、とてもデリケートなテーマでしたが、高校生たちは真剣に向き合っていました。自分を守ること・相手を守ることの大切さを知ることが出来たのではないかと思います。最後に、講師のはるかから、「生教育」としてメッセージが贈られました。自分を大切にすること・相手を大切にすること・相手から大切にされることの素晴らしさを学ぶことが出来ました。
最後に本日の学びの振り返りをした後に、サンキューカードを交換しました。同じグループの高校生・サポーターや講師、おしゃべりの盛り上がった高校生にカードを渡し、「ありがとう」や「よかったよ」という思いを伝えていました。時間の許す限りたくさんの人に思いを伝え、最後には紙が足りなくなり、別の紙に書いて渡す程でした。食生活・調理実習・性教育・正教育と盛り沢山のセミナーを終え、高校生たちは充実した表情で帰って行きました。

午後のセミナー。真剣に聞いています。

 調理実習では、求められる役割は決して一つではないということを、高校生たちの姿から学ぶことが出来ました。料理が上手であることのみが素晴らしいのではなく、味見・洗い物・盛り付け・片付け・おすそ分け等、またここには書ききれない程の様々な役割を、高校生各々が自主的に担うことで、充実した調理実習になったと思います。
 性教育では、世の中には様々な価値観があるということ、違う考え方の人たちが一緒に生きていくということの難しさと素晴らしさを知ることが出来ました。”自己肯定”、そして”他者肯定”という意識・態度の心掛けを表す「私はOK、あなたもOK」というメッセージが心に染みました。また、高校生たちが、自分の価値観をしっかりと認識し、性の問題としっかり向き合っている、ということが印象的でした。

 施設にいることで、また今後、施設にいたということで、「どうして」と悔しい思いをすることが、幾度となくあるでしょう。ですが私は、B4Sで出会った高校生が、他人のことを考えられる優しさや、自分と向き合う強さ、周囲の人に対する礼儀正しさ等、皆それぞれ素晴らしいものを沢山持っていることを知っています。自信を持って欲しいです。辛い時や迷った時は、今まで出会った仲間や大人を頼っていいのです。苦しいときは「苦しい」と言っていいのです。助けを求めていいのです。それでも、「自分はかけがえの無い素晴らしい存在だ」ということだけは、見失わないで欲しいと思います。自分の心に正直に、自分と相手を大切に、身体と心を、命を大切に、素晴らしい未来へと羽ばたいていってください。そして、応援している大人が沢山いることを、覚えていて欲しいです。(担当/すみ)

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