ニュース・活動報告
開催日時:2018年12月2日(日) 14:00~16:30
場所:滋賀県大津市勤労福祉センター 大ホール
対象:滋賀県内社会的養護下の小4生~中1生(32名)
内容:キャリア、タワー作成ゲーム
講師:あーみー
12月、琵琶湖のほとりの滋賀県大津で、小中学生を対象にした出張セミナーが開催されました。「興味や得意なことを知る」をテーマに、ワークやゲーム中心で大もり上がりの2時間でした。
◆セミナースタート、自己紹介
まずは自己紹介。
「ニックネームは?」「好きな教科は?」「最近楽しかったことは?」上級生ばかりで緊張気味の子も、先生が見守りながら、頑張って答えていました。
「好きなのは体育」「昨日見たアニメが楽しかった」。
初対面ながら、お互い少しずつ打ち解けていきました。
◆仕事さがしワーク
17,000って何の数字でしょう?
子どもたちへの講師あーみーからの質問です。
大津市の人口?動物の種類?
正解は「世の中にある仕事の数」でした。
まだピンときていない子どもたちに、あーみーからさらに、「知っている仕事を書いてみよう!」というお題が。
チームごと様々な仕事があがり、なかにはサラリーマンと会社員という微妙なものもありましたが、短時間で80近い職種を挙げるチームもあり、先生たちもうれしそうにしていました。
◆運動会ゲーム
つづいて、運動会で自分がやりたい役割について考えました。
題して「運動会ゲーム」。
実はこれ、自分の適性から仕事を考えるRIASECという診断テストに沿ったゲームです。大ホールの壁には、飾り付け(R)、人気プログラムの調査(I)、音楽セレクト(A)、案内係(S)、リーダー(E)、しおり作成(C)と6つの役割が貼られ、子どもたちはスタートと同時に好きな役割に移動します。
繰り返すこと3回。「自分の好きの順番は?」「誰々と2回一緒だった!」。
身近なイベントを想定して、子どもたちが自分の「好き」に気づくのが狙いでした。
◆タワーづくりゲーム
お菓子やジュースを楽しみながらチームごと盛り上がったところで、最後のプログラム「タワーづくりゲーム」です。
紙でできたタワーを一番高く作れたチームが勝ちというシンプルなゲームですが、ルールが少し特徴的。各チームは、資源をもつ企業、情報をもつ企業、技術をもつ企業と強みの異なる3企業に分かれ、さらに企業内では設計者、タイムキーパー、ビルダー、コミュニケーターという役割が決められます。
企業同士はお互いの物(紙や糊)や情報(ヒント)を交換し、企業内ではメンバー同士が協力し合わないと、タワーは高くならないしくみになっています!
制限時間は30分。
指示を出す人、その横で黙々と設計図を描く人、材料をもらいに隣のチームにお邪魔する人、初対面が嘘のようにみんな協力しつつ、自分の役割をこなしてきます。あっという間の30分、結果は1mを優に超す2チームが同率優勝でした!
◆ふりかえりシート
最後にみんなでふりかえりシートを書きました。
「自分ができたと思うことは?」という質問には、「塔をイメージすること」「時間をチェックすること」「わかりやすく伝えること」とそれぞれ別々の感想が聞けました。
さらに「面白いと思ったことは?」という質問には、「材料をもらいに行ったこと」「工作ができたこと」「チームを盛り上げたこと」とこちらも様々な意見が出ました。
◆まとめ
今回のテーマは「興味や得意なことを知る」。
仕事さがしワーク、運動会ゲームを通して、世の中の仕事や自分の好きなこと、得意なことについて考え、タワーゲームでは、その「好き」や「得意」が集まると大きな成果になって表れることが分かりました。
好きや得意を考えることの大切さを子どもたちには知ってほしいと思います!
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