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イメージ私たちはミッションのひとつに「子どもたちを育てる施設がよりよい環境を築くために施設を支援します」と掲げています。

子どもたちを取り巻く環境を、“今よりさらに”よい状態にするために、子どもたちの最も身近な支援者であり、理解者である職員のみなさまとの協調が不可欠だと感じています。職員のみなさまの意向を尊重した上で、理想を描き、その実現に向け、一緒に頑張りたいと思っています。

私たちは、多くの施設職員の方々にお会いして、みなさまが子どもたちに並々ならない想いを抱いていらっしゃるということを実感しています。お一人おひとり、得意とするところや問題意識はさまざまですが、この想いだけは強く共通していることと拝察しております。

しかし、「組織状況」や「地域性」などによって、全ての施設が一様に優れた環境を提供できているとはいえない現状もあると思います。というのも、立地する場所によって地域に期待できる協力に温度差もあれば、施設規模や後援団体など、組織力にも違いが生じて当然だからです。また一方で、新人職員が入ってきても十分な研修を行う時間がない、または長く続けられず辞めてしまう人が多いといったことも聞いています。

そこで、私たちはそういった状況を少しでも改善していただくために、さまざまなご支援を提案させていただきます。
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活動方針
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現在日本では少子化が進んでいます。1990年に出生率が1.57となって過去最低記録を更新、政府は少子高齢化対策をスタートさせ、「こどもを生み、育てやすい環境」を整備する様々な政策を進めています。しかし、いまだ制度は十分に機能せず、効果を発揮しているとはいいがたいのが現状です。

少子化の原因は複合的な要素によりますが、結婚や子育てだけが人生ではないという結婚観・価値観が変化したこと、仕事と結婚・子育てを両立させられる社会制度が未整備であること、高学歴化によって女性が社会に進出し晩婚化が進んだこと、などがあげられます。

また、ひきこもりや自殺、子どもが親を殺すという陰惨な事件が増えてきていることも、子どもを産み育てることに不安を持つ要因になっています。 さらに、地域という子育て環境の変化も少子化の一因といえます。従来は地域のなかで、親族や隣近所が協力し合って子育てに関わってきていましたが、核家族化に伴い、地域社会における交流の場が減り、近所や親戚の子どもの面倒を見る機会もなく、家庭が孤立しているという現状があります。

このように現在の日本は、子育てに喜びや楽しみを持ち、安心して子どもを産み育てる事ができる社会とは決していえません。家族観が大きく変化する中で、「家庭を持たない」もしくは「子どもを産まない」選択をする人が増えているのです。
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B4Sの強み
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具体的なご支援をみていただくまえに、このセクションでは、当NPO法人のもつ特徴をご紹介いたします。安心してお任せいただけるか、ぜひご判断の材料にしてください。

ヒト
B4Sはさまざまな方のご協力を得て運営されています。
ここではみなさまと関わりの深いと思われる方を中心にお伝えしていきます。

  • セミナー講師
    巣立ちプロジェクトやアトモプロジェクトなどの講師には、社会人向けの研修を実務として行っている方、栄養士の資格をもつ方、金融系のお仕事をされ金銭教育も実践されている方などその道のプロ、専門家が多数います。彼らの協力を得て、子どもたちに「伝えたい」ことが「伝わる」講義を工夫しています。

  • サポーター
    受講者(高校生や退所者)と一緒にセミナーを受け、彼らの学びを隣でサポートする社会人ボランティア。現在活動しているのは60名ほどですが、ほんとうに多様なメンバーがいます。年齢でいえば、20代から30代を中心に、50代まで。職業でいえば、行政、食品、製造、情報通信、人材派遣、出版、教育などの業界で、法務、広報、営業、経理、研究・開発などの仕事に携わっています。
    後述しますが、このように背景は違っても、児童養護や子どもたちの状況について一定の理解をした上で適切な対応ができるよう、B4Sではボランティア研修というプログラムを設け、より優れたサポーターの育成に努めています。

  • アドバイザー
    プログラム内容や、アンケート調査の内容など、活動の要所要所では「東京都児童部会リービングケア委員会」のみなさまにアドバイスをいただいています。
    セミナーの一コマである性教育については、「”人間と性”教育研究協議会児童養護施設サークル」に所属する施設職員の方にプログラム作りや講義で、ご協力いただいています。


モノ

  • セミナープログラム
    B4Sではセミナーで使うコンテンツを“独自に”作成しています。施設の子どもたちのニーズにこだわろうとすると、既製品には適切なものがなかったためです。施設をでて、すぐに一人で暮らさなければいけない高校生に必要な知識は何か、生い立ちやハンディキャップなどを踏まえて大事なポイントは何か。子どもたちが自立するために特に重要と思われるトピックを抽出し、プログラムを作成してきました。
    一方、情報を「伝える」工夫も手法として確立してきました。いかに子どもたちを飽きさせないか、重要なことを持ち帰ってもらえるかを検討し、現在はグループワークや発表の場を重視する形式をとっています。
    毎回セミナーの後には、講師やサポーター全員で必ず振り返りを行い、議論をし、改善を重ねています。

  • イメージハンドブック
    セミナーだけでは伝えきれない内容を、ハンドブックにまとめて持ち帰ってもらいます。セミナーに参加できない子どもたちにも広く活用していただけるよう、イラストを多用し、わかりやすい文章にまとめています。
    また、退所してからも、何かあったときに有意義な携行本として、充実した情報を掲載しています。

  • コミュニケーションツール
    子どもたちとサポーターが交流を円滑に進めるためにさまざまな工夫をしています。セミナー中に必ずつけてもらう「ネームカード」は、ニックネームで呼び合うことで、交流を促進します。
    セミナーの終わりに使う「サンキューカード」は、お互いの努力を認め合い、感謝を伝えるメッセージカードです。 これらのツールは、限られた時間の中で、初対面の人との距離を縮めることに役立っています。


仕組み
高校生や施設職員のみなさんに安心して参加いただけるよう、また、少しでも有意義な時間を過ごしていただけるように、B4Sではその「仕組み」の整備に尽力してきました。

  • 巣立ちプロジェクト事前研修
    サポーターには、巣立ちプロジェクトに参加する前に、セミナー進行サポートの手法であるファシリテーションを学んでいただきます。子どもたちが自発的に考え、主体的にセミナーに参加できるよう、傾聴力や質問力を磨きます。

  • 巣立ちプロジェクト予習会
    サポーターの役割は、参加する高校生たちの学びを促進することです。そのため、学びを促進する方法や講義の内容を知っていることがサポーターには最低限必要となります。
    そこでB4Sでは、進行スケジュールや講義のポイントを「虎の巻」という資料にまとめたり、「虎の巻ミーティング」という場を設けて事前に予習会を行ったりしています。

  • ボランティア研修
    効果的な自立支援を行うためには、正しい知識や援助法を身につけることが必要です。特に、考えなく関わることで子どもたちの心を傷つけてしまうことは避けなければなりません。
    そのような経緯から、2008年度より「ボランティア研修」を実施しています。2010年1月からは、新たに「自立サポートスタッフ養成講座」へ、内容をリニューアルいたしました。

    「自立サポートスタッフ養成講座」は、対人援助活動を行う上で必要とされる知識、コミュニケーションスキルを身につけ、子どもたちの自立に効果的な支援を行う「自立サポートスタッフ」を養成するための講座です。当講座を修了すると、「自立サポートスタッフ」として認定されます。

    全3回の有料の講座となっておりますが、高校生や退所者と深くかかわることになるボランティアには受講を必須としています。
    (詳細についてはこちらをご覧下さい)

  • リスクマネジメント
    子どもたちを安心してお預けいただくために、予め想定できるリスクを洗い出し、それにどう対処するかを検討しております。まもなく「セキュリティポリシー」 として公開いたします。
    実際の運営においては、既にトラブルを回避するための仕組みを導入しています。

  • 自立認定制度
    B4Sでは、高校生はもちろん、退所者であっても社会人ボランティアと個別に直接連絡を取ることを禁じています。双方にとってリスクが高いと認識しているためです。
    一方で、そのままでは活動の目標として掲げている「退所後のネットワーク作り」の実現が困難であると判断し、今期より「自立認定制度」を設けました。
    これにより、退所後2年程度経過しB4Sの定めたチェック項目で一定以上の自立が認められた場合、ひとりの大人として誰とでも連絡がとれるようになりました。
 
 
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