一番身近な立場から子どもたちの自立を支える 施設の皆様へ

施設の皆様とともに

ブリッジフォースマイル(B4S)では、「当事者の思いを尊重する」ことを絶えず心がけています。そのためにも、子どもたちを一番近くで見ている、施設の皆様のご協力をいただきながら子どもたちを支援することが必要だと考えています。
子どもたち1人ひとりの抱える事情はさまざまで、すべてにきめ細かく対応していくのは、簡単なことではないと私たちも理解しています。だからこそ、皆様のご意見をいただきながら、協働し、子どもたちを取り巻く環境を少しでも改善するため、より良い支援のかたちを探っていきたいと思っています。

B4Sの特長: 自立支援に特化したプログラム

中学生から高校生、退所後までを継続的かつ一貫してサポート

B4Sでは、それぞれの年代の特徴やニーズに合わせた多様なプログラムを提供しています。中学生という早い時期から、将来の自立に向けたノウハウや職業観の育成を目的としたプログラムを組み立てているほか、退所後も継続して見守る仕組み作りをおこなっています。

セミナー

B4Sではセミナーで使うコンテンツを“独自に”作成しています。施設の子どもたちのニーズに適切にこたえられるものが既製品にはなかったからです。施設を出て、すぐに一人で暮らさなければいけない高校生に必要な知識は何か、生い立ちやハンディキャップなどを踏まえて大事なポイントは何か。子どもたちが自立するために特に重要と思われるトピックを抽出し、プログラムを作成してきました。

一方、情報を「伝える」工夫も確立してきました。いかに子どもたちを飽きさせないか、重要なことを持ち帰ってもらえるかを検討し、現在はグループワークや発表の場を重視する形式をとっています。

毎回セミナーの後には、講師やサポーター全員で必ず振り返りを行い、議論をし、改善を重ねています。

個別ニーズに合わせたマンツーマンサポートも

B4Sでおこなっているのは、セミナーなどの集合形式のプログラムだけではありません。特に、退所を控えた高校3年生や、仕事や生活上の悩みを抱えがちな退所者には、1人ひとりのニーズに合わせ、より深くサポートをおこなうための、マンツーマンの個別サポート(コッコサポート、自立ナビゲーター)も提供しています。

ひとり暮らしハンドブック 「巣立ちのための60のヒント~施設から社会へ羽ばたくあなたへ~」

セミナーだけでは伝えきれない内容を、ハンドブックにまとめました。セミナーに参加できない子どもたちにも広く活用していただけるよう、イラストを多用し、わかりやすい言葉を使っています。 また、退所してからも、何かあったときに有意義な携行本として、充実した情報を掲載しています。

児童養護施設の中学生、高校生、退所者、職員の方、また自立援助ホームの入居者、退所者、職員の方には、割引価格または無料で配布いたします。
詳しくはこちら

「ありがとう」「よく頑張ったね」を伝える“サンキューカード”

毎回必ず、セミナーの終わりには「サンキューカード」を贈りあいます。サポーターから1人ひとりの子どもへ、子どもからサポーターへ、参加した他の子どもたちへ、お互いの努力を認め合い、感謝を伝えるメッセージカードです。 頑張ること、そして、それを誰かが見ていてくれること。それが次の意欲や成長につながります。

B4Sの特長: 活動を支えている人たち

「人」は、私たちの持つ大きな強みの1つです。B4Sはさまざまな方のご協力を得て、幅広い分野のノウハウや経験を集結してプログラムを構成し、運営しています。

セミナー講師

退所を控えた高校3年生を対象とした1人暮らし準備セミナー「巣立ちプロジェクト」や、退所後のネットワーク作りを支援する「アトモプロジェクト」などの講師には、社会人向けの研修を実務として行っている方、栄養士の資格をもつ方、金融系の仕事をされていて金銭教育を実践している方などその道のプロ、専門家が多数参加しています。彼らの協力を得て、子どもたちに「伝えたい」ことが「伝わる」講義を工夫しています。

サポーター

受講者(高校生や退所者)と一緒にセミナーを受け、彼らの学びを隣でサポートする社会人ボランティア。現在活動しているのは200名ほどですが、多様なメンバーがいます。年齢でいえば、20代から30代を中心に、60代まで。職業でいえば、行政、食品、製造、情報通信、人材派遣、出版、教育などの業界で、法務、広報、営業、経理、研究・開発などの仕事に携わっています。

このように背景は違っても、児童養護や子どもたちの状況について一定の理解をした上で適切な対応ができるよう、B4Sではさまざまなボランティア研修プログラムを設け、より優れたサポーターの育成に努めています。

アドバイザー

プログラム内容や、アンケート調査の内容など、活動の要所要所で「東京都児童部会リービングケア委員会」のみなさまにアドバイスをいただいています。

セミナーの一コマである性教育については、「”人間と性”教育研究協議会児童養護施設サークル」に所属する施設職員の方にプログラム作りや講義で、ご協力いただきました。

安心してご参加いただくために

子どもたちや施設職員のみなさんに安心して参加いただけるよう、また、少しでも有意義な時間を過ごしていただけるように、B4Sではその仕組みの整備に尽力してきました。

巣立ちプロジェクト事前研修

サポーターには、巣立ちプロジェクトに参加する前に、セミナー進行サポートの手法であるファシリテーションを学んでいただいています。子どもたちが自発的に考え、主体的にセミナーに参加できるよう、傾聴力や質問力を磨きます。

巣立ちプロジェクト予習会

サポーターの役割は、参加する高校生たちの学びを促進することです。そのため、学びを促進する方法や講義の内容を知っていることが最低限必要となります。
そこでB4Sでは、進行スケジュールや講義のポイントを「虎の巻」という資料にまとめ、「虎の巻ミーティング」という予習の場を設けて事前に予習会を行っています。

ボランティア研修

効果的な自立支援を行うためには、正しい知識や援助法を身につけることが必要です。特に、考えなく関わることで子どもたちの心を傷つけてしまうことは避けなければなりません。
そのような経緯から、2008年度より、活動に参加する全ボランティアに「ボランティア事前研修」を実施しています。2010年1月からは、「自立サポートスタッフ養成講座」も実施しております。 「自立サポートスタッフ養成講座」は、対人援助活動を行う上で必要とされる知識、コミュニケーションスキルを身につけ、子どもたちの自立に効果的な支援を行う「自立サポートスタッフ」を養成するための講座です。当講座を修了すると、「自立サポートスタッフ」として認定されます。 全3回の有料の講座となっておりますが、高校生や退所者とマンツーマンで深くかかわったり、施設に直接赴いてセミナーをサポートしたりするボランティアには受講を義務付けています。(詳細についてはボランティア活動環境をご覧下さい)

リスクマネジメント

子どもたちを安心してお預けいただくために、あらかじめ想定できるリスクを洗い出し、それにどう対処するかを検討しております。 実際の運営においては、既にトラブルを回避するための仕組みを導入しています。 たとえば、高校生はもちろん、退所後2年間は、社会人ボランティアと個別に直接連絡を取り合うことを禁じています。双方にとってリスクが高いと認識しているためです。

また、B4Sの事務局スタッフには元施設職員も在籍しており、より専門的なサポートを実現できるよう環境を整えています。

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