社会と児童養護施設をしっかりつなげる 笑顔の架け橋をつくりたい ごあいさつ

代表  林 恵子-みんながもっと笑顔になれるはず

私が「児童養護施設」と出会ったのは、子育てをしながらMBA留学を目指していた2003年冬でした。MBA留学を目指したのは、社会起業家になって社会の問題を解決する仕事をしたいと考えていたからです。英語力を磨くため、主に日本にいる外国人を対象にした研修プログラムに参加しました。それはチームごとにクライアントから与えられた課題についてビジネスプランを書くというものでした。

私のチームにクライアントから与えられた課題は「企業が児童養護施設に対して行う支援プログラムを考えてほしい」というものでした。恥ずかしながら、児童養護施設というものをほとんどイメージできなかった当時の私は、「孤児院」という理解をしてニーズ調査を開始しました。約4ヶ月間の間に7ヶ所の施設を訪問しているうちに、少しずつその実態が分かり始め、私は強い衝撃と憤りを感じました。
子どもたちの9割に親が現存していること、施設にいる6割の子どもたちは虐待を受けていたこと。
心の傷を癒される間もなく、18歳になれば自活しなければならないこと。
そして、心の弱さがある子どもたちは、困難にぶつかった時、仕事を辞め、法を犯し、自らを殺めることさえもあること。親に愛されなかった子どもたちは、自分が親になった時、子どもの愛し方が分からず虐待をしてしまうこともあること。

また、子どもたちを支える児童養護施設の現場も、悲鳴を上げていました。
1人の職員が6人の子どもを担当し休む間もなく働き、問題行動の対応に追われ、疲弊し退職してしまう職員が少なくないことを知ったのです。
さらに、企業が申し出る支援と、施設が受けたい支援の間に隔たりがありました。また、同じ公的資金で運営されていても、施設間で子どもが受けられるサービスに隔たりがあることにも気がつきました。
つまり、企業の善意は施設にうまく届いていないうえ、どの施設に入ったかで、子どものその後の人生が大きく変わってしまうということです。

子どもたちは、大人の都合で施設にやってきます。

その子どもたちが、笑顔で、夢を持って「普通に」生活できる環境を作ってあげることは、社会全体の責任だと私は思います。企業や地域社会と、施設をしっかりとつなげることができたら、子どもたちはもちろん、職員も、支援者も、みんながもっと笑顔になれるはずなのに。

私には何ができるだろう…。
居ても立ってもいられなくなった2004年冬、私はついにNPOを立ち上げました。でも、私だけでは全く力不足です。多くの人のご協力が必要です。

どうぞ、子どもたちが笑顔で暮らせるために、あなたの力を貸してください。

NPO法人 ブリッジフォースマイル
代表 林 恵子

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