巣立ちニュース

巣立ちプロジェクト2014~第3回「しっかりさんの健康づくり」横浜ブランチレポート

10月25日(土)、横浜市にあるフォーラム南太田にて第3回巣立ちセミナーが開催されました。今回のテーマは、「しっかりさんの健康づくり」でした。

秋晴れの10月最後の土曜日にたくさんの高校生が来てくれました。小田原ブランチからの振り替え高校生もおり、高校生20人、サポーター20名、合計40名と大盛況でした。

普段のセミナーは、講義形式とグループワークが7:3ぐらいの割合で、横浜ブランチは高校生が多いため、なかなかすべての高校生とサポーターが話せる機会が作れません。(時間が足りない!)
でも、今回は調理実習を通じて高校生とサポーターが会話できる時間が多くとれ、お互いの距離がぐっと近づいた、実りあるセミナーになりました。

■健康が目的で生きてるわけじゃない!でも健康でないと何も始まらない!!

午前の講師は、”少年の心を持つ男”「こう」さんが担当してくれました。
スタートは、「健康生活に必要な4つの教えを理解しよう」でした。
施設から退所すると、いろんな誘惑が待っています。一人暮らしの場合は、施設職員のように指導してくれる人がいないため、自分を律することが必要不可欠。
そのなかで、注意しようというのが今回の4つのポイント
具体的には、1.睡眠、2.医者、3. 酒・タバコ・クスリ、4.食事の4つ。

まずは、「睡眠」の大切さを学びました。
一人暮らしは忙しい。身の回りのことは自分自身がやらなければなりません。でも仕事も遊び楽しみたい!すると時間が足りない。そうすると後回しになりがちなのが寝る時間。睡眠不足になると朝起きられず、仕事や学校へ遅刻してしまう。これは絶対に避けなければいけない。「睡眠不足は、単に健康に良くないだけじゃない。若いうちは、午前10時から2時までにしっかり寝ないと成長ホルモンが十分に出ないのです。」と講師の「こう」さん。

高校生「そんなの無理だよー。10時なんかに寝れないよ」
サポーター「無理だよなー。でも、睡眠不足だと肌も荒れるよ」
高校生「それ、マジやばい。寝る」

つづいて、「2.お医者さん」について。
具体的には、お医者さんのとのかかわり方のお知らせ。大病院は安心だけど料金は高いし、時間もかかる。まずは家の近くにかかりつけ医を見つけて、そこに行こう。
「施設にいる間になるべく医者に行っておくといいです。一人暮らしは、いろいろとお金がかかるね。出来るだけ節約しよう。そうそう歯医者さんは、高いから今のうちに行っておくことを特におすすめします」

それから、「3. 酒・タバコ・クスリ。」
ここでのクスリは、病院で処方される薬ではなく、麻薬(ドラック)のお話。
昨今、脱法ハーブなどが話題になっているせいか、高校生も興味津々。大事なこととして、体に一体どういった悪影響があるのか具体例をあげて説明すると、かなり真剣に話を聞いていたようでした。

最後に「4.食事」について。
一人暮らしの場合、ファーストフードやコンビニご飯が、「簡単、便利、安い」で楽ちん。だけど栄養のことや、自分の体のことを考えるとお奨めできない。そんな時に知ってると役立つのが「チョイ足しメニュー」。バランスアップできる実例を情報共有しました。

■事務局×ボランティアサポーター=化学融合
B4Sの巣立ちセミナーは、事務局が準備する「台本」を基に進行するのですが、スポット的にサポーターが自らの実体験を語るコーナーがあります。これがいいアクセントになっており、高校生も興味津々で聞いてくれます。
今回はサポーターの体験談は2点でした。(オレンジ&はるく)

一つめは、健康の基本「睡眠で工夫していること」。
寝る前1時間前は、脳を興奮状態にしやすい携帯、パソコンの使用を控える。心配事がある場合は、とりあえず紙に書きだす(心の不安を吐き出して、すっきりさせる)。アロマを使って気持ちを落ち着かせる。(逆に眠気防止のアロマもあり。←これが、午後の調理実習のあとの眠い時間帯に絶大なる効果を発揮!)

二つめは、1日3回の楽しみ「食事で工夫していること」。
食事は「楽しく!」が基本。でも毎日、理想的な栄養バランスで食事をとることは難しいし、管理しすぎると食事が楽しくなくなっちゃう。そこでひと工夫というかバランス調整。お昼を食べ過ぎたら、夜は軽くにする。夜に食べ過ぎたら、朝と昼は少なめでなど、一日のトータルや翌日中でバランスを取るようにすること。
あと、食べる(吸収)することと同じぐらい、出すこと(排泄)を重視すること。ヨーグルト、ブルーベリー酢、青汁など、お通じを良くしておくと、からだの調子も良くなる。

■さあ、いよいよお待ちかねの、調理実習。
日本人の食の基本、ごはんと汁物でバランスの良い食べ方を知ろう!
講師の「こう」さんから「安全第一」とのメッセージが入り、各自エプロン、バンダナ、マスクをつけて、いざ調理室へ。

今回は、調理台の数が4つだったので、グループは4つ。1グループ高校生、ボランティア含め約10人。調理時間は、60分。食事と後片付けで60分。
主菜は各グループ別々で、麻婆豆腐、ハンバーグ、しょうが焼き、豚キムチ炒めを作りました。

お米は5kgを炊き上げます!

お米は5kgを炊き上げます!

まずは下準備。飲食店でアルバイトをしている高校生も多く、みごとな包丁さばきで食材のカットをカットしていきます。

役割は特に決めずにぶっちゃけ本番の調理実施なのですが、その場の状況を各自が考え、出来ることを率先して行動できていました。素晴らしい!!!
そして、料理のいいところは、自然に会話が弾むところ。
「たまねぎは、水にさらしておくと辛みが抜けてサラダでたべやすくなるよ」
「へー、そうなんだ。知らなかった。」とか、「手が空いてる時には、先に洗い物を済ませておくと、あとが楽だよ」などなど。

ねぇねぇ、何かやることない?

ねぇねぇ、何かやることない?

開始前は、「10人分の食事を準備にするには、時間が足りないかな?」と、内心不安でしたが予定時刻の12:30には、ほぼ全4グループの料理が完成しました!

主菜のほかは、汁物、サラダ、おにぎり。
汁物は、けんちん汁、ポトフ風スープを。サラダはアラカルト。おにぎりの具材は食べてみないと分からない「ロシアンルーレット」方式。僕のおにぎりの具材はウィンナーでした(笑)

■性の正しい知識を科学的に伝える
正しい知識がなければ、パートナーだけでなく、自分も傷つけてしまう恐れあり!

午後は、性教育のお勉強。コンセプトは「自分自身をたいせつにすること」。
講師は、気配りの天才「あいしゃ」が担当してくれました。

「性」の話題については、個人差が大きいため、サポーター達の事前打ち合わせで「高校生に話題を振る際には、丁寧にそして慎重に行う」と言うことを共有したうえで進行しました。
すべての高校生に誤解なく、正しく理解してほしいので出来るだけ客観的に情報を提供していきます。「このグラフを見てください。統計的には、女性は10代中盤から彼氏を欲しいなどの精神的な欲求を異性に求め始めるのに対し、男性は10代後半から生物学的な欲求が急激に高まる傾向があります。」
同時に生物学的な側面からも学びました。女の子のからだ(月経について)、男の子のからだ(欲求の変化について)。妊娠、出産のプロセスや、中絶についてなど生理学的な少し突っ込んだ話もしました。
内容的に苦手な高校生もいる可能性を配慮し、早めのインターバルで休憩をはさみました。

眠いけど、頑張ってセミナー集中します

眠いけど、頑張ってセミナー集中します

休憩後は、性感染症の予防と避妊についての話。
コンドームをつけることで防げること、ピルでは防げないことを学びました。コンドームは実際に開封してみました。もちろん触れない高校生には無理はさせず、サポーターが開封します。(ちょっと刺激が強いかなと思いましたが、知っていると知らないでは全然違うので、あえて開封するところまでやりました。)結果的には、お茶らけることなく、真面目かつ冷静にふれることができたので、「ああ、こんなものなんだな」ということは理解してもらえた感じがしました。

■他人の良いところを探す習慣を身につけよう。
そして他人から認められることで、自信をつける♪

これは、今回のセミナーに限らないことですが、参加した高校生に「今日の良かった点」を伝えます。セミナー内では「Thank you card」と呼んでいて、カードを渡す際には、声を出して相手に伝えます。普段の生活では恥ずかしくできない。でも、大事なこと。相手の目を見て感謝を伝える練習です。

秋の深まりと共に、高校生との絆の深まりが感じられた巣立ち第3回目のセミナーでした。

(担当:はるく)

モノ・お金の寄付で支援

モノ・お金の寄付で支援

ふるさと納税

私たちがしている事(初めての方はこちら)

最新のお知らせ
カテゴリ別
新着
月別

“必ず”あります。あなたにできること。

児童養護・NPO・社会貢献 各種講演依頼お申し込み

イベントカレンダーを見る

メディア紹介

出版物・レポート

メールマガジン
登録

代表 林恵子のブログ

facebookでもcheck

b4s twitter

ページトップへ