アトモニュース

【9月】 戦場ジャーナリストとバグパイプ

9月のアトモプロジェクトは、元戦場ジャーナリストで、現在バグパイプ奏者の加藤健二郎さんをお招きし、お話を伺いました。

戦場ジャーナリストというと、戦場の悲惨さを伝える使命感を持った人が多い中、加藤さんの場合は、少年時代の憧れから。「戦場に行きたい、軍事に関心がある」というのが、戦場に出る動機でした。そして、3年前、40歳を過ぎてから突然、バグパイプ奏者に転身を果たします。

そんな加藤さんの、フツウの人と違うなあと感じたことをいくつか紹介します。


1、考え、試してみて、自分なりの突破口を開くこと。

戦場に出向くための最初の一歩は、建設会社への就職。港湾工事等で紛争地に出ることがあると知ったから。その後、フランス傭兵の外国人部隊を目指すものの、視力を理由に採用されず断念。
なんとしても、戦場に行きたかった加藤さんは、ジャーナリストになってプレスカードがもらえれば、従軍カメラマンとして戦場にいけると聞くと、早速勝手に作った「ジャパンフォトプレス」社の証明書を出して、戦場ジャーナリストとしてデビューを果たしたのでした。


インド・パキスタン戦争の取材、破壊を続ける戦争は、人類の英知の無駄遣い、と感じた加藤さん。
次の仕事を探し始めて行き着いたのがバグパイプ。
有名だけど、現物をみたこと、聞いたことがない人が多い。そんな商品は、商売になる。と、商社マンの太鼓判を得て、バグパイプを始めました。ちなみに、加藤さんのそれまでの人生は、音楽とは縁遠いものだったとか。


2、周りに惑わされない、自分の信念を持つこと。


加藤さんは、戦争をテーマにしたジャーナリズムに対する純粋さよりも、戦場で使われる兵器や戦略にフォーカスした取材をしました。それは、一般的なマスメディアには取り上げられない、受け入れられない。でも、実行する側の真理、加害者側の真理は、絶対にあるだろう、きっと時代があとから付いてくると信じていました。
軍事の専門誌で取り上げられることの多かった、加藤さんのユニークな切り口は、次第に防衛庁のご意見番とか、私立探偵社とか、兵器を扱う漫画の出版社とかから、依頼が来るようになったのでした。

戦場ジャーナリスト時代、加藤さんが住んでいた部屋は、家賃28000円。家賃がフロ付きだと、大体4万円位上がります。そこで、加藤さんは、安い部屋に住むことは、年100-150日留守なのだからいいだろう、12ヶ月で約50万になる仕事と考えようと、割り切ったそうです。

バグパイプを始めたばかりの頃、40歳過ぎてからの挑戦のため、早く上達したかった加藤さんは、ストリートパフォーマンスを重視しました。普通なら上達してから人に聞かせるものでしょう。恥ずかしいし、怒られるし、プレッシャーがかかります。
でも、それは、こんな下手な自分がかっこ悪いから嫌、という自己防衛であって、それを乗り越えるためには、あえてストリートで客の前でやる。すると、手を抜かない。集中度が違うそうです。
そして、たった3年で、年間100回以上の演奏をこなす、プロのバグパイパーに転身したのでした。

 

そんな加藤さんから、アトモ参加者へのメッセージ。

人にはそれぞれ、時間がない、収入がないとか、いろんな制約があります。でも、忙しく生きている人生も、パーツ(住環境や仕事、人付き合い、お金の使い道等)を入れ替えると、新しいことができます。

そして、1点集中が威力があります。ある方向に走ろうとしたとき、エネルギー、資金、時間の投入の、バランスを崩せたもの勝ち。もし、全部求めるなら、時差、順番をつけた方がいいでしょうね。

是非、工夫してみてください。

加藤さん、ありがとうございました! 

バグパイパー加藤さん
ド迫力のバグパイプの生演奏

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